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彫り師デスの素敵なタトゥー  作者: ペンネーム募集中
4/4

気になっちゃいました

とりあえず書き出しだけ今は


「龍子ー?きいてるー?」




 昨日の出来事から一日経ち、今は高校の放課後。

 今日の私は授業に集中出来なかった。昨日の事が気になりすぎて寝れてすらいない。




 実在した彫り師デスさん


 とその友人であり、見守り役の警官ヤスキチさん、


 そして依頼人の西崎さん・・・




 西崎さんの話はとても筋が通っていたと思ったが、何かひっかかる。


 ただ保険金を稼ぐために死のタトゥーを彫るというのも、それに簡単に応じていたデスさん。


 ヤスキチさんの話では、そんな簡単には死のタトゥーは彫らないのではなかったのか。


 そして・・・デスさんは何が見えていたのか。




「龍子ー。スマホ鳴ってるよー。送り主はヤスキチさん?あんたまさか援こ」


「違うわよバカァ!!!!バカ友美!!!」



 友美が変なことを言いそうになり、慌てて我に返り遮った。


 その話題で周りの男子の視線を集めてしまったではないか。隣の新田君なんか光の速さで財布と股間に手をかけてるぞ・・・



 ヤスキチさんから『西崎の彫りが終わった。授業が終わってるなら見に来るか?』と連絡があった。


『見に行きます!』とかえして、すぐに帰り支度を始める。


「龍子?もう帰るの?」


「友美ごめん。用事出来た!また明日ね!」


 私は友美の言葉を待たず足早に教室から飛び出した。




「龍子、どうしたんだろ」


「友美さん、龍子さんって、その」


「あなたもホント龍子の事好きよねー、新田くん。龍子のどこがそんなに好きなのよ。発達途中のDカップ?」


「そ、そんな直球な性欲じゃないよ!?・・・ん!?発達途中でDカップ!?」




 新田くんはその情報にとっさに金を友美に手渡し、崩れ落ちた。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






 デスの作業場に着いた龍子は落胆した。


 というのも、肝心の西崎さんがもう帰ってしまっていたからだ。




「ごめんな龍子くん!西崎は急ぎの用事があるからと足早に帰ってしまってな。丁度入れ違いになってしまった!」

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