波乱の予感
真っ青な空に、彩りを添えるように白く輝く桜。
いつの時代も人々の心にその美しさを残す。
見る者によって美しくもあり、また、怪しげな妖艶の輝きを放つ桜。その白銀のような輝きは、まるで黄泉の世界へ誘うように人々を引き付けるのである……。
晴れ渡った空が、にわかに曇り始めた九月。
静岡県御殿場市にある、富士の裾野に広がる広大な東富士演習所で、恒例の富士総合火力演習が始まった。
総合火力演習は、陸上自衛隊の装備と実弾を使用した戦闘行動が展開される、国内最大のイベントである。
砲弾の炸裂音に噴煙、戦車や装甲車のキャタピラーの音、攻撃ヘリの爆音が響き渡り、普段は静かな富士の裾野が一変する。
この演習に、木更津駐屯地にある第一ヘリコプター団・第一輸送ヘリコプター群・第一〇七飛行隊所属の大型ヘリコプターCH‐47JA (チヌーク)二機が参加していた。
一号機、陸上自衛隊第二普通科連隊二等陸尉・吉田秀樹飛行隊長、副操縦士の片山三等陸尉、池田准陸尉、田中一等陸曹、三木二等陸曹、福田二等陸曹、大平二等陸曹、鈴木三等陸曹、竹下三等陸曹、宇野三等陸曹、宮沢三等陸曹、橋本三等陸曹の屈強な制服組の十二人の隊員と、二号機、二等陸尉・伊藤大輔飛行隊長、副操縦士の山県三等陸尉、桂一等陸曹、寺内二等陸曹、田中二等陸曹、岸二等陸曹、佐藤三等陸曹の官僚組の色濃い七人の隊員が参加していた。
演習が始まって間もなく、衝撃的なニュースが伝えられた。
『京都・奈良を中心に、マグニチュード7.5の地震が発生! 地震防災派遣として災害状況を把握すべく、至急現地に向かえたし!』
「――地震」
「マグニチュード7.5だと!」
二人の隊長の脳裏に、あの忌まわしい阪神淡路大震災の記憶が瞬時に浮かんだ。
二機のCH‐47JAはすぐさま西に機首を向け全速力で被災地に向かう。
「聞いたか伊藤、一人でも多く被災者を救い、自衛隊の存在を知らしめるんだ!」
勢い良く吉田二等陸尉が声を掛けるが、
「俺達の任務は、震災の状況を確認、把握することだ。いくら大災害であっても、俺達自衛隊は、都道府県知事からの要請がなければ、何一つ行動が出来ないんだぞ。分かっているのか! それに、お前の乗る武装型キャリバーCHは、戦闘色が強過ぎる」
冷静に伊籐二等陸尉が答える。
文民統制の原則から、都道府県知事等の要請がなければ絶対に災害派遣行動は出来ない。独断専行容認はクーデターを認めることにつながるからである。
「お前はいつもそうだ、組織の中でしか行動が出来ない。組織に忠実過ぎるんだよ。目の前で人が死に掛けているのに、救いの手も差し伸べず、何もせずに黙って見ていろと言うのか」
吉田の問いに、すかさず伊藤が言い返す。
「そんなことは分かっている! それが今の自衛隊の決まりなんだから」
「そんな窮屈な決まり、俺達で変えればいいんだ! 同じ人間、同じ日本人が死に掛けているのに、手を差し伸べて何が悪い。悪いのは、自衛隊を縛る法律だ」
「俺達の役目は救助活動だけではない、生活物資の輸送や、医療品の輸送だってあるんだぞ」
「日本を守る自衛隊は、国民を救ってこそ価値があるんだ」
吐き捨てるように、吉田は日頃の不満をぶちまけた。
組織に忠実で、地道に努力するタイプの伊藤に対して、吉田は組織にとらわれない自由な行動を理想とした、我が道を貫くタイプであった。
性格の違う二人の隊長に指揮された部隊が、先を争うように被災地へ向かう。
吉田の暴走を阻止しょうと、伊藤は吉田隊の前に割り込んだ。
「そんなに飛ばすと、燃料がもたないぞ。それに、風雨が激しくなってきている。身の安全を守るなら、今すぐ戻るか?」
「この雨の中、救助を待っている人がいる。早く被害の情報を知らせて、的確な救助をしなければならないんだ。今更、戻れるか!」
「人の心配をするより、自分の心配をしたらどうだ。外をよく見ろ、目の前の雲は積乱雲、いつ雷に打たれるか分からないぞ。救助しに行って、俺達が救助されては洒落にならんからな」
荒れ狂う雷雨の中へ、二機のチヌークは導かれるように入って行った。
暴風雨の中、京都・奈良の県境に差し掛かった時、一瞬、光の中に入った。
二機のチヌークが青色の光に包まれた直後、強い衝撃を受けた――。
地震の直前に起こる石英の発光の中で落雷の直撃を受けたのだった。
プラズマが発生し、雷に誘発される形でエネルギーが増幅される。
二つの力が相乗効果を生み、巨大なエネルギーとなって二機のチヌークに襲い掛かった。
二機のチヌークは時空を超えた――。
そこは、無重力状態のような、感覚の無い世界だった。
暗黒の異空間に漂う中、一点の光のから放たれる得体の知れないエネルギーが体を吸い寄せていた。
「な、なんだ、この憎悪に満ちた憎しみは……俺に救いを求めているのか? この感覚は……」
微かな意識の中、吉田が呟く。
何も無い、ただ意識だけが存在する、そんな空間? の中で怨念に導かれるように……。
『朕の力に……』
微かな声が吉田に聞こえた。
やがて、隅々の感覚が戻った。と同時に、全身に痛みが伝わる。
血が止まっている時に起きる痺れのような痛みで、止まっていた血が全身に流れて行く鼓動を感じた。
そして、吉田秀樹は目覚めた。
視界が明るくなる。
コックピットの窓からは、眼下に琵琶湖らしい湖が見えた。
「あれは、琵琶湖…」
彼が見たものはまぎれもなく琵琶湖だった。
墜落して行くチヌークを起こそうと、吉田は操縦桿を引き上るが、何故か出力が出ない。
「こ、これは――」
電子機器が寸断されていて、全ての計器が停止している。
燃料の供給も断たれ、制御不能に陥っていたのだ。
墜落を阻止しょうと、吉田は踏ん張り、必死で機体を立て直そうとするも、チヌークは落ちて行く。
琵琶湖の形状から、ゆっくりと南下し奈良方面に向かって行くのが分かった。
そしてついに、森の中へと突っ込んで行った。
『ズ、ガガガガ、ガーー』
強い衝撃が機体を襲う。
その衝撃で、再び吉田の意識は消えた……。
やがて、吉田は目覚めた。
チヌーク内の隊員達は意識を失ったままだった。
「しっかりしろ! 大丈夫か? 片山三尉、エンジ(吉田隊随一のメカニック、技術屋であるエンジニアから取ったあだ名の池田准尉)、田中一曹、三木二曹、福田二曹、大平二曹、一休(住職の息子で付いたあだ名の鈴木三曹)、竹下三曹、宇野三曹、宮沢三曹、橋本三曹」
吉田は一人一人の名を呼びながら起していく。
「ここは一体、何処なんだ?」
隊員達は目を覚まし、辺りを見渡した。
当然、GPSが利かず、場所が分からない。チヌークの窓から外を見渡すと、うっそうと茂った林が機体を取り囲むように密集していて、落雷の衝撃によってチヌークが森の中に墜落したことが分かった。
すぐさま外に出て、機体の点検を行う。
二機のローターブレードの一部が破損していて、飛べる状態ではなかった。
次いで、武器の点検も行った。
強力な武器だけに、一つでも紛失し悪用されれば取り返しの付かない重大な事件に発展する恐れがある。
01式軽対戦車誘導弾は、赤外線画像誘導方式を用いたハイテク兵器だが、電子部品の焼き付きで作動しない。落雷の影響で全ての電子機器は使用不能となっていた。
「ど、どうしょう、一瞬で、高価な兵器を…」
池田准陸尉が頭を押さえた。
「そんなことより、救助しに行った本人が遭難したんじゃ…」
言い掛けた、巨漢の田中二等陸曹を遮るように、
「ほんと、洒落にならないですよね」
片山三尉が、吉田が言った言葉を口にして、吉田の方を見た。
「……」
吉田は黙ったまま。
「隊長? 別に、俺達が弁償するんじゃないですから…」
――いや、何か嫌な胸騒ぎがする。
辺りの様子が違っていることに吉田は気付いた。
「何かが違う、俺達を狙っているような、殺気立った感覚……」
その感覚は、死線を潜り抜けるほどの訓練によって身に付いた能力だった。
「危ない! 伏せろ」
言いながら隊員達の頭を押さえる。
その直後、無数の矢が飛んで来た。
「――なんで矢が」
「軍事オタクの仕業? ふざけやがって!」
気の荒い橋本三等陸曹が声を荒げて言った。
何がなんだか分からず混乱する隊員達をよそに、吉田は機銃を握り身構えた。
「たっ、隊長! 何をするんですか。銃を構えては危険です。処分になります、止めて下さい!」
この矢がいたずらによるものだと思い込んでいる片山が吉田の暴走を止めようとした。
「ふざけやがって! なんでこんなことをするんだ。俺達は助けに来たんだぞ、それなのに、こんな手洗い歓迎は許されるものではない!」
怒りを抑えらず、吐き出すように片山が言うが、
「いいや、威嚇のための矢尻だ。俺達を試しているとしか思えん」
吉田が答えた。
「俺達を試している? 何故そんなことをするんですか。彼らは、救いを求めているのではないのですか。はるばる助けに来て、こんな目に遭うなんて……」
落ち込む片山が呟くように言うと、
「何が起こっているのか分からんが、その答えはあの林の向こうにある」
林の方を見詰めながら吉田は言った。
そして、吉田は素早く機銃を構えると、矢の飛んで来た方に向かって撃った。
『バババッバッバー』
銃弾が木々に炸裂し無数の葉が舞った。
しばらくの静寂の後、ザワザワと音を立てながら何かが近付いて来る。
それは獣などではなく、無数の人間の足音だった。
物音は吉田達の前で止まる。
目の前には数十人の、大鎧を着た武士らしい者達が立っていた。
「お前達は誰だ、何故こんな手荒い真似をする。俺達は震災の被災者を助けに来たんだぞ」
「被災者を助けに、来た……、何を言っているのか分かりません。貴方方のその身なり、見たことのない服装。婆沙羅ですか?」
集団の中の若者が答えた。
彼がリーダーのようである。
「バサラ? 何を言っているのか、さっぱり分からん。お前達こそ、なんでそんな格好でいるんだ。祭りでもあるのか?」
吉田が言うと、若者のそばに居た男が、
「何が祭りだ、馬鹿にしているのか!」
と叫びながら腰の刀を抜き、脅しではなく本当に襲い掛かって来た。
「待て!」
と、その若者が彼を制した。
「私は、楠木正行。そして、弟の正時。私達は、河内に侵攻する高師直軍を迎え撃つために、帝に最後の別れの挨拶に来たのです」
「俺は陸上自衛隊・木更津所属で吉田秀樹と言い、この者達は俺の部下だ。率直に聞く。今、令和なん年? いや、西暦なん年だ?」
「レイワ? セイレキ?……、今は正平三年、後村上帝の御世です」
「ショウヘイ? だと……」
隊員達はお互いの顔を見合せた。
吉田はこの時、それまで疑問に思っていたことが確信へと変わった。
隊員達は言葉を失いその場に立ち尽くす。
そして、その沈黙を破るように池田が言った。
「ここは、令和ではないのか……自分達は過去の世界にタイムスリップしたというのか……」
「楠木正行、後村上帝……だとしたら、六百年以上前の南北朝。室町時代の前の……そんな馬鹿なことが……ある筈がない」
歴史に詳しい福田二等陸曹が言った。
「例えそうだとしたらなら、一体どうやったら現代に帰れるんだ。家族とは、一生会えないのか?」
隊員達は頭の中で整理しきれず、両手で頭を押さえながらその場でうずくまった。
正行もキョトンとした目で隊員達の話を聞いている。
その中でただ一人、吉田だけは冷静だった。
「お前達の攻撃には殺気が無かった。明らかに俺達を試していたのが分かった。何故だ」
「それは私とて同じです。あの攻撃は我々を狙っていなかった。それ故、敵ではないと安心して貴方方に近付いたのです」
「そうか、お互い様だったって訳だな」
「未来から来た? にわかに信じ難いのですが……貴方の目を見ていると、嘘を言っているようには思えないから不思議です。では、貴方の言う通り、未来から来たのなら私達の、朝廷の未来も分かるのですね。ならばこの先、朝廷はどうなるのですか? 私は死ぬ運命ですが、どうかお聞かせ下さい」
すがるように正行が聞いた。
吉田は言葉に詰まった。自らの命を投げうってまで護ろうとする南朝が衰退し、消滅することが分かっているだけに言えなかった。
「それは分からない。歴史は変わる。今はそれだけしか言えない」
「歴史が変わるのなら、それは貴方方の力によって変えられるのでは?」
チヌークの墜落する様を間近で見ていた楠木正行。
側面に描かれている日の丸が地上に落ちるのをその目で見ていた正行は、吉田が先帝(後醍醐天皇)の生まれ変わりのように思え、天上から降臨した神のように映っていた。
「赤外線の無反動砲、01式軽対戦車誘導弾にGPSも使えない。ハイテク兵器はこの時代、無用の長物だな。使えるのは、旧式84ミリ無反動砲カールグスタフ、伊藤の持っている物と同じやつ。あと、89式小銃(重量3キロと軽量なうえ三点制限点射にも切り替え可能、一度引き金を引くと三発連射する機能などが特徴)に、暗視ゴーグル(星明りでも200メートル先の人員が判別出来る)などがあるが……」
「それらが未来の武器、ですか。鎧は、鎧は着ないのですか?」
「この迷彩戦闘服は森の中で一体化出来、山岳戦での戦いに向いている。試しに、俺の胸目掛けて矢を打って見ろ」
正行は言われた通り弓を持って構えると、力一杯に弓を引き、恐る恐る吉田の胸に向けて矢を放った。
『ビューン』
防弾チョッキに鉄幅ヘルメットに守られた吉田の体に、放たれた矢が弾かれる。
「――す、凄い……」
強力な武器と鉄壁な防御、正行の目には吉田が軍神に見えた。
「私達に力を貸してくれませんか? 私は死に行く運命ですが、どうか貴方方の強力な武器で朝廷をお護り下さい」
「いや、俺達は歴史を変えてはならない……力を貸す訳にはいかないんだ。すまない、力になれなくて」
予想通りの返事が返って来た。
それは、滅び行く彼らにとって当然の答えだった。
しばしの沈黙の後、正行が重い口を開いた。
「……いいえ、人にはそれぞれ立場があります。やがて、ここには足利軍が攻め寄せて来るでしょう。一刻も早くここから離れ、安全な場所に避難して下さい」
そう説明した正行は、吉田達に一礼すると振り返り、安在所に向かった。
「端正かつ気品ある顔立ち、まさに貴公子と呼ぶにふさわしい武士だな。現代なら、人気俳優として騒がれていただろうに……こんな所で朽ち果てると思うと、何かもったいないない気がしますね」
そう片山が言って吉田を見やった。
吉田は、去り行く正行の後姿を消えるまで見詰めた。
そんな寂しそうな眼差しで見詰める吉田に、福田が声を掛ける。
「あの若者は、この先の戦いで討死します。有名な四条畷の戦いで。何よりあの顔は死を覚悟した顔付き、死に行くと決めているのでしょう。先の住吉浜にて足利方を打ち破った際に、溺れる敵兵を助け、手当てし衣服を与えて敵陣へ送り帰した。不利にも関わらずに。また、敵の大将が自分の逝去後、観林寺にある楠木正行の墓の傍らで眠らせてもらいたいと遺言したほどの逸材です。このまま死なせては惜しい。何より、南朝にとっては居なくてならない存在なのだから」
「あんな若者が、しかも日本の中で争っている。自由を謳歌する現代の若者達と違って、夢も無く、死と隣り合わせの世界に生きて行かなくてはならないなんて……。平和な時代に生きていた我々には信じられないし、考えられないですね」
しみじみと片山が言った。
「平和と言っても、日本にいるから分からないんだ。世界は暴発寸前、一度、紛争が起きれば被害は甚大。長く続いたこの時代の小規模な争いが、当り前の光景なのかもしれんな」
吉田が言うと、
「でも、俺達は歴史に関与してはいけないのでは? それに、負ける南朝に付いてはこの先、生きて行けませんよ」
片山が強く言った。
このままで良いのか? 俺達がこの時代に来た目的はなんだ? ただの偶然? いいや、目的があってこの時代に連れて来られたんだ。
吉田は自身に問い掛ける。
そして、ある結論に達した時、声に出して言った。
「異空間にさ迷う俺達を、この世界に引き寄せた。それに応えなければならんだろう」
「俺達を助けた? 南朝の者が助けたと言うのですか、誰です」
「南朝の主、薄れ行く意識の中で聞こえたんだ、あの声の主は、恐らく……」
「ちょ、ちょと、待って下さい! そのせいで俺達は、こんな、訳の分からない世界に連れて来られ、ずっと生きて行かなければならないんですよ」
憤る片山に吉田が言う。
「だがな、あのまま異空間でさ迷い続けていたならば、俺達は生きていられなかったんじゃないのか。ずっと異空間にさ迷っていた筈だ。歴史では南朝が衰退するが、俺は目の前のことだけを信じる。歴史の史実など一切関係ない。それに……それに、歴史が変わるなら、俺達の手で変えられるのなら、立派な世界にしてみたい」
「俺達の手で?」
「ああ、俺達の手で歴史を変えるんだ。足利が勝っても歴史は変わらない。だが、弱者である南朝が勝てば歴史は変わる。俺達が何故この世界に居るのか分からないが、俺達は戦う運命にあったのかもしれん。考えても見ろ、この鍛え抜かれた強靭な肉体と、この時代には無い武器や豊富な弾薬。戦うべくしてこの時代に送り込まれて来たんだろう。そもそも、我々がこの時代に来た時点で、すでに歴史は変わっているんじゃないのか……まあ、俺達が手を下し天下が覆ったとしても、川の流れるように、天下の情勢は落ち着く所に落ち着くものだ」
「情勢は、落ち着く所に落ち着く、か……」
片山が呟く。
「俺は南朝に味方するが、お前達は?」
吉田の問い掛けに、
「隊長がそう言うのであれば、俺は従います」「俺も戦う」「世界を変えるんだ!」
隊員達は口々に言って賛同した。
皆の意見が一つになった。
吉田は隊員達を前にして、南朝、楠木正行に見方することを宣言する。
そして、彼らは安在所に向かう楠木正行を追った。
残酷なシーンがありますが、描写力が無いので(笑)安心して読めると思います。歴史は好きなのですが、詳しくありません。出来る限り史実を参考にしているので、当時の歴史観が伝われば良いな、と思います。
毎週土曜日、仕事終わり、遅いに投稿になります。