登場人物紹介《挿絵あり》
『キフィナス奮闘編~メリス不在編』終了時点で登場したキャラクター紹介。
ステータス・保有スキルについても記載しています。
これ読んでること前提で本編を書いてるわけじゃないので読み飛ばしても大丈夫です。
■キフィナス
年齢17歳、灰の髪をした中肉中背の青年。
辺境の廃村からタイレル王国に移った移民。
痛いのと怖いのが嫌い。
生来は──王国にたどり着く以前はもっと素直な性格だったが、今までの人生経験からひねくれていて、自分の評価を下げる言動を平然と行うことができる。
彼は本質的には善良だが、善意が必ず報われるものではないこともよく知っている。
そのため、自分から行動するときはだいたい何かしらの言い訳や前置きをする。それは誰かを助ける時すら変わらない。
いつも柔和な笑顔を浮かべ、たとえ子ども相手にも敬語を欠かさない。彼の敬語は敬意からくるものではなく、保身からくるものがほとんどである。
本当に気を許せる相手以外には、ほとんど敬語を崩さない。
人型の相手との立ち回りを(比較的)得意としているが、反面、非人型の相手はとても苦手である。人体の急所は木の棒であっても痛打を浴びせられるが、動物となるとそうもいかないのだ。
【ステータス】及び【保有スキル】なし。
■メリス《挿絵あり》
(作画:あたご)
キフィナスと同郷の最強無敵チート冒険者。
金色の髪と眼をした、発育の悪い美少女。小さく華奢なシルエットは、顔の造型と相まって、見るものに人形のような印象を与える。
キフィナスのことを家族だと思い、心から大事に想っている。
溢れる力を宿すよりもずっと以前からスキンシップ過多だった。キフィナスへの接し方はずっと昔から変わらない。
彼女の価値判断の中心には常にキフィナスがある。
たとえば、彼女が名前を覚える基準は、そいつがキフィナスと関係が深いか否かの1点であるように。
【ステータス】
適応度:65535
STR:65535
DEX:65535
VIT:65535
AGI:65535
INT:65535
MND:65535
【保有スキル】
《天稟の肉体》《天上無双》《天下無双》《大力無双》《強力》《剛力》《怪力》《ちからもち》《豪腕》《巨神の腕》《破壊神の腕》《狂獣》《殺戮加速》《概念付与【すべて】》《プロテクション【すべて】》《エンチャント【すべて】》...
他多数。メリスに持っていないスキルは存在しない。
■ステラ・ディ・ラ・ロールレア《挿絵あり》
デロル迷宮伯の次期当主。14歳。澄んだ赤髪赤眼の美少女。
貴族位の名前の構造としては、ステラ・ディ・ラ・ロールレアとなる。
ロールレア家は、タイレル王国建国歴500年以来の歴史を持つ。
現ロールレア家には男児がおらず、長姉であるステラが継ぐことになる予定である。
性格は直情的。妹に比べて短慮なところがある。
《魔眼》を備えており、直接目にした物体を(目視した箇所ではなく)燃やすことができる。
趣味として錬金術を嗜んでおり、当主の責というよりは自分の関心からダンジョン内の貴重な物品を回収している。
ただしその態度は、研究者というより、綺麗なものを拾ってくるカラスに近い。
【ステータス】
適応度:2
STR:11
DEX:16
VIT:8
AGI:14
INT:74
MND:83
【保有スキル】
《魔術Lv2》《焦熱の魔眼》《統治》《カリスマ》
■シア・ラ・ロールレア《挿絵あり》
ステラの双子の妹。深い青髪青瞳の美少女。
当主継承権は姉にあると認識しており、自分の立ち位置を姉の補佐と置いている。
自分の姉を敬愛しており、その関係は良好である。
性格は慎重。姉に比べて臆病なところがある。
彼女の《魔眼》は目にした箇所を凍らせる。空中に巨大な氷塊を作り、それを足場にすることも可能である。
キフィナスへの態度は反感から始まったが、贈り物の提案を自分から言い出す程度には好感度が上昇している。
【ステータス】
適応度:2
STR:8
DEX:11
VIT:16
AGI:14
INT:83
MND:74
【保有スキル】
《魔術Lv2》《青蓮の魔眼》《統治》《カリスマ》
■カナン
浮浪者の少年。11歳。
物心ついたときからの路上生活者。裏路地のコミュニティでも下っ端で、相手の顔色を見ることはそこで覚えた。
タチの悪い冒険者崩れに捕まり、小器用さからパシリに使われていた。
それなりに便利扱いされてはいたようだが、彼もまた最終的には、牢の中の子供たちと同じく奴隷商に売られる運命だった。
現在、牢にいた子どもたち含め宿屋《翠竜の憩い亭》に宿泊中。
彼の自由は──人生は、これから始まる。
【ステータス】
適応度:0
STR:2
DEX:5
VIT:3
AGI:7
INT:5
MND:4
【保有スキル】
《環境適応(弱)》
■セツナ《挿絵あり》
辻斬りが原因で指名手配されているBランク冒険者。21歳。
黒髪に深いヘーゼルの目で巫女服を着ている。見た目だけなら清廉な女剣士。
故郷では《刀巫女》として崇められていたが出奔し、タイレル王国に滞在している。
冒険者のため戸籍は付与されているが、不法入国からなし崩しに戸籍を取得した経緯を持つ。
現在使っている刀は、ダンジョンにて産出されるも、遣い手がいなかった曰く付きの武器《千鳥》である。
しかし達人は道具を選ばない。やろうと思えば、鞘のない幅広の西洋剣ですら繊細にして苛烈な抜刀術を披露してみせるだろう。
キフィナスには故郷から持ち出した先祖代々受け継いできた呪いの刀《一族郎党皆殺し丸》を破壊されたという因縁があった。
しかし、もはや折られたこと自体に悪感情はない。最近はケンカふっかけるためのいい口実だと思っている。
はっきり言って人格的には最悪の部類に入る。
【ステータス】
適応度:42
STR:36
DEX:230
VIT:20
AGI:248
INT:4
MND:32
社会に対する貢献とかカスなのでランクはBに留まっているが、その実力は王国内の冒険者でもトップクラスである。
【保有スキル】
《神速》《心眼》《剣術Lv5》《抜刀術》《概念付与【切断】》
■アネット・マオーリア《挿絵あり》
代々近衛騎士を輩出してきたマオーリア特別騎士家の次女。茶色の髪に碧眼の19歳。
背は小さいが、二次性徴はしっかり終えている体つきをしている。つまり希望はない。制服に着られている。
一族の中では才能に欠けるが、努力を怠ったことも、それが原因で腐ったこともない。
ロールレア家との関係も浅くなく、幼い頃にはよくアネットが姉妹と遊んであげていた。
『何事にも全力で取り組むこと』がモットー。よく叫び、よく驚き、よく笑う。
人間ができている。
【ステータス】
適応度:17
STR:25
DEX:12
VIT:32
AGI:21
INT:25
MND:34
【保有スキル】
《槍術Lv3》《魔術Lv2》《エンチャント【雷】》《料理》《整理術》
街の人々
一般的に、《適応》していない人間のステータスは、5-20の範囲に収まる程度。適応することによって数字が増加していく。
逆に言えば適応していなくても──この世界では訓練を受けていない同じ人間であっても──身体能力に大きな差が生まれる。
■レベッカ・ギルツマン
冒険者ギルドの受付嬢のひとり。くすんだ栗色の髪に焦げ茶色の瞳。
荒くれ者に対応するための戦闘能力を備えている。
非常に愛想のいい対応で男女問わず冒険者から好かれているが、キフィナスにだけは態度が別。
当然であった。
■クロイシャ・ヴェネス
夜のような黒髪に青ざめたような白い肌、赤い瞳の男装の麗人。
《貧者の灯火》のオーナーで、前途ある冒険者への融資を行っている。
利率は良心的であり、返済の意志があるのなら事情を考慮してくれもする。
しかし、堕落した相手への取り立ては苛烈である。迷宮都市の冒険者たちは、彼女に金の無心をすることはあっても、絶対に踏み倒そうとは考えない。
■インディーカ・ギーベ
藍色の髪をした宿屋の娘。キフィナスにとてもよく懐いている。
まだ幼いが家事や家計管理を行えるしっかり者。
耳年増な部分がある。
■スメラダ・ギーベ
鮮やかな緑の髪をした宿屋の主。豊満な体型でおおらかな性格。
料理は絶品であるがコストのことを一切考えない。キフィナス一行が来るまではただ貯蓄を崩し続ける赤字経営だった。
パトロンを囲うことができて、毎日好きなだけ採算を度外視した料理を作れるようになって幸せにしている。




