プロローグ
一章
時は四月。俺、神戸ハルキ(高校二年)はとても良い気分で目覚めた。鳥のさえずりさえも聞こえる気がする。
そんな俺の1日が今日も始まった。
「おにいちゃ~~ん♪♪。」
「ほーい。」
おっと。妹からの呼び出しだ。あいつは起こらせると怖いからななどと思い俺は駆け足で妹のもとへと向かう。
ドアを開け、右に曲がり階段を通りすぎ到着~と行き慣れたルートだ。
ん。なんで俺がこんなにもテンションアゲアゲマックス状態かって?それは俺の誕生日だからだ!そして妹からの呼び出し。これでテンションがあがらないはすがない。たとえるなら強敵をぶっ倒した仮●ライダーが悲しい顔をしているみたいな感じだ。
な。おかしいだろ?
ところで俺は妹のドアまで来た。
去年はひどいめにあったから今年は真面目に祝ってくれるはずだ。
俺はドアを恐る恐る開けた。すると耳元で『パーン』という凄まじい音が鳴った。そうぞう以上に大きい。
俺は耳を押さえながらも前に視線を向ける。すると、そこにはどでかいクラッカーをもって大爆笑している妹がいた。
「おおげさ~w」
「こ、こいつ去年とおなじかよ…。」
すると妹は耳栓をとった。
こいつ耳栓してやがった。クソ。お兄ちゃん悲しいよ。
「ごめん。お兄ちゃん。今日誕生日だからいままで経験したことないことをさせてあげたかったの。でもクラッカー高かったからお金ちょうだい。」
「はらえるか!」
「はぁ。冗談だよ。」
いや絶対冗談じゃありませんでしたよね。
ところでプレゼントは?と思い俺が手をパンパンたたいていると、妹は
「誕生日おめでとう」
と少し照れながら俺に少し小さな誕生日プレゼントを渡した。
そして
「朝ごはん遅れちゃうよ。」
と走っていった。
俺はプレゼントをポケットにいれて妹の後をおった。




