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摩訶不思議の国のアリスちゃん

作者: 狐火@

緑があたり一面にあるこの森の奥の小さな小屋にお爺さんと少女が住んでいました。


2人はとても本が好きでお爺さんは執筆をし、少女はそれを真似るかのように物語を書いていました。


さて、今日はどんな物語が産まれるのやら・・・






ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ねぇ、お爺さん!新しく本を書いたわ!」


「ほほぅ、どれワシが読んでもいいかの?」


「もちろんよ!」


少女は元気に肯定するとお爺さんに自分が書いた本を渡す。


「ふむ、では読むとしようか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー






むかし むかし といってもそれほど昔じゃない話


アリスという少女が森の奥深くの小屋にお爺さんと一緒に暮らしていました


ある雪の降る日、アリスはウソダドンドコドーン!!の練習を


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



「あの、スマンがワシついていけな」


しかしお爺さんは少女にいいから読んで!と急かされ続きを読む


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



アリスはウソダドンドコドーン!!の練習をしていると不思議なウサギが現れました。


「やっべ、寝坊した。あと何分だよ。ってこんな時間じゃん!」


ヤバイ、どうしよ、と何やらいそいでる様子なのでアリスが訪ねました。


「ねぇ、ウサギさんどうしたの?」


その質問にウサギが答えます


「見てわからないの?急いでるんでもういいですか?」


といってウサギは去っていきました。


アリスも気になったのでついて行ってみることにしました。


あとを付けるととある木の根元へ、何の穴だろうとアリスが覗いているとあらたいへん!足をすべらせて落ちてしまいました。




「あれ、ここは?」


気が付くとアリスは深い森の中でした。下手に動いては遭難してしまうような、そんな森です。しかし、そんな森に声が聞こえてきました。



「あ、あの、どどどどどうしてここに?」


凄くカミカミな質問でしたがアリスは答えます


「ウサギさんおって穴落ちました。私はアリス。あなたは誰?」


すると声は


「えっえっと、その、チシャ猫って言う猫ですねはい。」


それに対しアリスは


「チシャ猫さんここはどこ?」


と問いかけます。チシャ猫


「森」


「でしょね」


アリスは即答します。そりゃ、どこからどう見ても森だし


「あ、あぁ、そうそう!あっちでお茶会やってるからおいき。」


「あ、そろそろ城行くんでいいです」


「アッハイ」


哀れチシャ猫君!君の


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「いや、スマン、なかなかカオス過ぎんかの?」


流石にお爺さんもこのキャラ崩壊はどうかと講義するが


「お爺さんダメだよ!これぐらいないと!現代の子はこれぐらいカオスじゃないと笑い取れないんだよ!」


お爺さんはそ、そうかと流しページを先に進める。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー



なんやかんやあってアリスは赤の女王のお城へやって来ました。



すると入口にトランプの兵士がいるので話してみることにしました


「あの」


「あ、ごめん。今ポーカーやってるから勝手に入っていいよ」


「ありがとう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



「もうワシ突っ込むぞ!兵士仕事しろよ!完全に税金ドロボーじゃないか!」


「その反応いいよ!お爺さん!」


そんなにツッコムのなら読むのやめたらイイじゃんと思うがお爺さんはページめくる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


お城の王の間、ここにはハートの女王がいます。ですが今は



「あ、ごめん。今モ〇ハンやってるんだよね。テキトーにけん上げるからジャバウォックよろしく」


「えぇ・・・」


流石にアリスも引きます。しかしジャバウォックを倒すと元の世界に帰れるらしい。やったねアリス!仲間


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おい、やめろ」


「お爺さん知ってたんだね」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんなこんなでアリスはジャバウォックがいる部屋に到着した


「あなたがジャバウォック?」


そんな声が空洞を小玉すると


「はいはーいちょっと待ってー」


と少女、いや幼女の声がこだましてきた


「あのジャバウォック退治に来たんですけど」


「あ、はいはい。了解。剣貸してー」


と慣れた手つきで女王から貰った剣を要求してくる


「あ、はい。どうぞ」


そんな勢いで剣を渡してしまったが幼女はいきなり剣を自分に向けちょびっと切った


「ぐわーやーらーれーたー」


やったね!アリス!これで世界の平和は守られた!


ーーーーーーーーーーーーーーーーー




「うーむツッコミどころあり過ぎるわい」


「えー!いいと思ったのになぁ。せっかく体験してきたのに」


「え?」



お爺さんはそんな小屋の窓から外に目を向けると急かされるように去っていくうさぎを見て笑みを浮かべた。

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