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勇者たちの鎮魂歌  作者: 砂場遊美
第3章魔王討伐編(過去)
141/209

コキュートスへの進軍4

「高度低下、作戦開始までおよそ30秒。29…28…」


艦内の勇者達の顔つきが変わる。皆多少の違いはあれど、歴戦の強者の面持ちだ。先ほどアーサーから聞いた作戦まであと30秒を切った。

飛空艇が傾き、地上へと近づく。


―まず私以外の面々を錬金術師の魔法陣で直接地上へ転送してもらう。私はアヴァロンを全開で発動し続けて飛空艇を守り切る。―


「25…24…」


―君たちは不意を突いて敵陣中央へ奇襲をかける。なあに、魔法陣で転送されるだけだ。複雑な手順はいらない。―


「20…19…」


―そして各自付近の敵を殲滅。私はアヴァロンを発動したまま着陸し、地上組と合流する。―


「15…14…」


―私が合流するまでの間、アヴァロンの余韻ともいえる効果だけで保ってもらわねばならぬ。―


「12…11…」


―だがこれも心配は無用。着陸後、私も機体を護衛しつつ敵を殲滅する。―


「8…7…」


―あとはアヴァロンを維持し、コキュートスを進軍する。―


「6…5…」


―作戦開始までのカウントダウンはシモーヌに頼む。正確なカウントは得意だろう?カウントゼロと同時に錬金術師が私以外の5名を転送。錬金術師よ、失敗は許されぬ。―


「4…」


―各自装備、コンディション、ステータスを調整し万全の状態で臨め!―


「3…」


―さて…では始めるとしようか。―


「2…」


―もう後戻りはできんぞ―


「1…」


―我々に勝利を…!―


「0!!作戦開始!!」


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