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1.ハトさん

「こんにちは、今日からこの学校に通うことになりました。ハトです」

淡々とそう言い切った彼女は、ペコリと頭を下げた。……ハト。名字か名前かわからない。もしかして、波止場のハトだったりして?だとしたら珍しいよね。先生に促されて、ハトさんはぼくのとなりに座った。……え、隣!?この学校に転校生が来るのは一年ぶりだ。(ちなみに、その時の転校生はぼく)はたして、どんな子なんだろうか。早速、趣味の人間観察を始めた。

結果、一週間かけて分かったことは大きく五つ。

·出身地ー栃木県

·あまり感情は表に出さない

·自分から話しかけたりはしない

·本好きっぽい

·転校初日でも平常心

まあ、いわゆる不思議ちゃんというところだろう。実際にこういう人に会うのは初めてだ。でも、謎に人気がある。話してみたら結構真面目キャラで、何の変哲もないのに会話が続いた。みんなとしては、よく分かんないけど話したくなる、そんな位置付けだろう。

ぼくは席替えは好きな方だ。今まで何の関わりもなかった人が『実は○○だった』なんてことがあって面白い。ただ……、しばらくはハトさんの近くのままでいいかな、と思った。

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