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皇女様が来たⅡ

 今日は、皇女様が来ます。ウキウキしてます。

 早く来ないかな?


 昼食後、暫くしたら皇女様がいらっしゃいました。

 船長と女性の護衛が一緒でした。

 お父さんと一緒に出迎えました。

 応接室に入って、先ずは皇女様のこれからの事を聞きます。

 「皇女様、ようこそいらっしゃいました。歓迎させていただきます」

 「領主殿、堅くならずに以前の様にして下さい」

 「はい。これからの予定等を教えていただ来たい」

 「それは、貿易とかも含めてですか?」

 「そうですね。私は、この縁を大事にしたいと思っています。出来れば友好を深めたいと」

 「私もそう思っています。セリカさんとも友人になれましたから」

 お父さんと皇女様が話し合っています。

 話の内容としては。

○皇女様の学園の入学

○王都とホーデン領に大使館等の開設

○エンジプト王国との友好

○将来的には国交を持つこと

○貿易の推進

 等を話しています。

 「王城には、昨日の内に宰相宛に早馬を送っていますので、1週間後位で着くと思います」

 「感謝致します」

 「後は、セリカに変わります。何かあれば伝えて下さい」

 「分かりました」

 お父さんは、退出していきました。

 「それでは、此処からは私が皇女様のお相手をさせていただきます」

 「セリカさん、いつも通りにして」

 「はい。先ずは魔導具を見て欲しいです」

 皇女様を連れてキッチンのコンロから見てもらい、食材倉庫にある精米機、キックボードを見せてから応接室に戻りドライヤーとヘアアイロンを見せました。

 「いっぱい作りましたね、興味深い物がありました。精米機とコンロは良いですね、直ぐにでも欲しいです」

 「精米機は、皇女様用に1台確保してます。

 籾摺りはまだ開発中です。

 コンロは出来たばかりで、試験中なんです。

 ドライヤーとヘアアイロン、キックボードは、皇女様の分は確保してます。ただ今回から有料になってしまうのですが」

 「それは構いません。炊飯器を2台とポーションを5本もいただきましたから。

 国に帰ってから炊飯器を皇王に見せたら喜んでいました。出来れば輸入したいと言っていました」

 「ありがとうございます。嬉しいです。」

 「後、白米を食べていただいたら、美味しさにビックリしていました

 魔法の事も報告したのですが、最初は信じてもらえず大変でした。今では積極的に魔法師を増やす方向になっています」

 「良かったです。船では、元室長に教わったのですか」

 「そうです。丁寧に教えてくれました。

 イメージの事を言ったら、ビックリしていました」

 少し話してから、お姉ちゃんを呼びました。


 「初めまして、セリカの姉のカリーナです」

 「初めまして、シフォン・スバルです」

 「初めまして、フソウ・ヒシミツ連合皇国 第4皇女 ミラージュです。宜しくお願いしますね」

 皇女様とお姉ちゃん達が話始めました。

 私は、キッチンに行ってお菓子とお茶を取りに行きました。


 お茶とお菓子を出しました。

 「セリカ、今日の円盤焼きは何?」

 「餡子と白いクリームだよ、カリーナお姉ちゃん」

 「お祭りのクレープに使ったクリームですか?」

 「そうです、皇女様。食べてみて下さい」

 船長さんには骨せんを勧めた。

 護衛にも円盤焼きを渡した。

 お菓子を食べながら話をしていましたが、私が段々とイジられ役になっていきました。

 皇女様も笑っているから、まぁいいや。

 3人が仲良くなってくれれば。


 夕方になり皇女様は帰って行った。

 忙しい様だ。

 久し振りに皇女様と話が出来たのは嬉しかった。


 「カリーナお姉ちゃん、皇女様はどうでしたか?」

 「あんなに気さくな方だと思わなかったけど、仲良くなれそうだわ。

 セリカと仲良くなれるのは、良くわかるわ」

 「どう言う事?」

 「わかります。方向性が違いますけど、似てますよね2人共」シフォンお姉ちゃんが言って来た。

 「?」

 私と皇女様は、話は合うけど似てるのかなぁ。

 まぁいいか。


 借りた家に戻った皇女様は。

 「準備はどうかしら」

 「大丈夫です。いつでも出発出来ます」

 「明後日に此処を出発します。明日はゆっくり休んで。それで、叔父様は本当にいいのですか?」

 「良いんだよ。国にいてもつまらんしな。ここは、あの坊主がクオン殿と上手くやれば良い。

 お前と遊んでいた方が面白い」

 「ちゃんと仕事してくださいよ。弟は心配だけど」

 「わかってるよ。船は兄貴に任せてある」

 船長は皇女の母方の親戚である。

 皇女の弟は、1つ下の第5王子であった。経験を積ませるため今回ホーデン領にやって来た。貿易が主であるが魔法に関する情報収集もある。

 フソウ国は大陸での魔法立国への第一歩を踏み出す。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
あ、やっばり話を持っていくのは宰相なんですね。外交官?的な部署を作らないと過労で倒れそうですね。あと、皇女様の外伝が読みたいです。第5王子様も気になるし
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