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待ちに待った納入

 今日は朝からウキウキのテンションMAXの私です。

 皇族様から買った食材の納入です。

 早くこないかなぁ。

 待つこと1時間。

「お嬢様、カゼット様がお見えです」

「はーい。行くよー」

 サツキさんに呼ばれ、スキップしながら玄関へと向かった。

「カゼットさん、おはよう」

「お嬢様、おはようございます。

 先日はありがとうございます。

 あの甘味とても美味しかったです。

 従業員にも評判が良かったので、早く売りましょう」

「早い早い、それはお父さんが帰って来てから」

「分かりました」シュンとした。

「それより納入をしよう。倉庫は作ってあるから」

「はい。始めましょう」

 近く迄馬車に来てもらい、重量がある物は私がサイキックスで運ぶ。

「調味料が1階で米と香辛料は地下に入れるよ。

 他のは一旦、1階に置いといて」

 米を積んだ馬車から来た。

 スロープの巾の関係で、2俵づつ運んだ。

 次に調味料が来た。大きい瓶だよ。どうやって船から下ろしたんだろう?

 これは、1瓶で運んだ。少し間を開けて人が通りやすい様に置いた。倉庫のサイズがギリギリだったよ。

 今度は、豆と鰹節節だった。サイキックスで3回で終わった。

 最後は香辛料だった。これは魔法を使わずに、商会の人に手伝ってもらって、地下に置いてもらった。

「終わったー!!カゼットさんありがとう」

「こちらこそ、ありがとうございます。

 それではまたお願いします」

 納品書を私に渡して、帰って行った。

「香辛料から始めよかな。カレー用を分かる様にしないと」

 土魔法で、5段の棚を作った。

「下から2段目にカレー用にして、3段目を粉わさびに粉からしと中華系、4段目がハーブでその他が5段目にしよう」

 香辛料をラベルが見える様に棚に入れていく。4段目と5段目は届かないので踏み台を作り棚に入れていく。

 棚の横に鰹節の置き場を作り入れていく。

「それは何ですか?」不意に声をかけられた。

「うわっ! ビックリした」シンディさんだった。

「済みません。脅かせたみたいですね」

「いいよ、集中してて気が付かなかっただけ。

 これは鰹節。魚を加工したもので、これも出汁になるの」

「出汁も色々あるんですね?」

「サバや小魚とかあって、風味が違って美味しいよ。

 とりあえず王道の3つが揃ったよ」

「しいたけと昆布と鰹節ですね」

「そう。鰹節を削る道具を作らないと」

「そのままでは使え無いのですか?」

「これを薄く削って使うんだよ。美味しいよ」

「物凄く気になります」

「道具が出来る迄待ってて」

「はい。こっちの棚は何ですか?」

「こっちは香辛料で用途別にしてあるの。

 下から2段目がとある料理の香辛料、3段目が和物中華系、4段目がハーブ、5段目がその他にしてあるの。

 ただ私が分かる様にしてるだけ」

「とある料理が気になります」

「レシピを書いてからだね。

 それで地下はお米と豆類を置いてあって1階は調味料を置いてる」

「どうして地下にしたんですか?」

「温度が低いのと一定してるから保存にいいの」

「そうなんですね」

「さて、お腹が空いたから戻ろうかな。昼食は何?」

「魚が来たので刺身とお米とワカメの味噌スープです」

「粉わさびを持って行こっと」

 昼食の刺身をご飯の上にのせて、わさび醤油をかけて食べてたら、皆が真似し始め大好評であった。

 一方王都では、国王と室長の家族が話し合いをしていた。

 宰相から詳しく説明された。

「そんな、父上が」

 息子が一言つぶやいた。

 妻の方は泣き崩れている。

「今回の事は本人のみが行なっており、家族は一切関係してない。

 ただ候爵から男爵に降爵で、領地は半減になる。

 家名を変えても良い。

 お主は仕事の評判も良い、王城でも替えが効かないと聞いておる。受け入れて欲しい。

 本来ならば、断罪であった所をホーデン家の交渉で命だけはある。船が来た際は会う事も出来る」

「降爵に関しては受け入れます。家名に関しては時間をいただき一族で話たいです」

「分かった。返事を待とう」

 まだ話し合いは続く。

 ホーデン領のセリカは。

 自室で削り節器の仕様書をイラスト付きとカレー、ドレッシングのレシピを書いていた。

「削り節器の方は、これでヨシ! カレーは基本の3つでやってみるかな。やり方は

○野菜と肉は肉じゃがと一緒

○野菜と肉を炒める

○おろしのにんにく、しょうが

クミン、コリアンダー、ターメリックを入れてさらに炒める

○トマトのさいの目切り、鳥コンソメ水、砂糖、塩を入れる

○煮込む(時々混ぜる)中火から途中で弱火

○とろみがついたら完成です」

 カレーのレシピが出来た。

「次はドレッシングだね簡単なのにしよう

①簡単醤油ドレッシング

○お酢、醤油、砂糖を混ぜる

○オリーブオイルを少しづつ混ぜる

○混ぜ終わったら完成

②玉ねぎのドレッシング

○玉ねぎをすりおろす

○すりおろした玉ねぎをキツネ色になるまで炒める

○みりんを入れて少し煮る

○醤油、お酢、砂糖、オリーブオイル、塩胡椒を入れて混ぜる。完成です。

 キッチンに行ってドレッシングを作ろうっと」

 キッチンへ行ってシンディさんと作った。

 

 

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