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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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昨日の続きをしよう

 おはようございます。寝すぎてしまいました。

 ルバス家は朝に帰ったそうです。お姉ちゃん達に挨拶出来なっかったのが残念です。

 着替えてリビングにいきましょう。


「おはよう」挨拶をしながらリビングに入った。

「セリカ大丈夫?」お母さんが心配そうに聞いて来た。

「大丈夫だよ元気元気!!」

「よかったわ」

「ルバス家は帰ったみたいだね」

「朝帰ったわ。シフォンちゃんとステラちゃんには、セリカの気持ちは伝えてあるわ」

「ありがとうお母さん」

 お母さんに抱きついた。

「いいのよ」

「お父さんは執務室ですか?」

「そうよ。何かあるの?」

「リンダさんの事で報告しないと」

 リビングを出て執務室へ。

 コンコンとノックする。

「セリカです。宜しいでしょうか」

「いいよ入っておいで」

 執務室に入った。そして椅子に座った。

「どうした?」

「昨日リンダさんに聞いて来たのですが、魔導具の生産はいっぱいいっぱいだそうです。

 リンダさんの知り合いが、何人かこちらに来たいそうです。

 ただこれは確定した話ではありません。

 リンダさんの下請けになるのか一緒にやるかも確定していません。

 もし領営の工房を作ったら、入ってもらえるかを聞きましたら条件次第と言っておりました。

 それでこちらに来そうな人達も条件次第だろうと言っていました。

 条件の内容迄は聞いていません」

「わかったありがとう。

 よくそこまで話をしたな。あとはクオンとの話だな」

「お父さんが動きやすい様にしただけです」

「話を聞いているのと、いないでは考えが変わるからありがたい」

「それならよかったです」

「それで義父上の事だが、これからどうするのだ?」

「辺境伯様の事は何もしませんよ。

 邪魔をすれば退かすだけです。

 シフォンお姉ちゃんとステラお姉ちゃんとは仲良くしたいですが」

「魔導具や便利道具をルバス家に渡すことはどうなんだ?」

「別に買っていただけるのなら何も言いません。

 領の発展の為ですから」

「レシピはどうなんだ」

「ルバス家に関してはお父さん任せます。

 私から渡す事も教える事も無いです」

「そうか、下がっていいよ」

 失礼します」

 執務室を出てキッチンへ行く

「ユーナさんこんにちは」

「海藻の続きか?」

「そう。乾燥の続きをやるよ」

「魔法での乾燥じゃダメなのか?」

「日に当てた方が美味しくなるの」

「そうなのか」

「多分。比べてみようかな?」

「それ面白そうだな」

「じゃぁやってみるよ」

 海藻を持って勝手口から外へ出る。

 昨日の様にシートを敷き海藻を並べる。

(まずは乾燥の方法を考えないと。

 昆布の長さのより長い楕円にして、長辺方向での風魔法で循環させる。

 下からファイヤーボールを2個で温度を上げて様子を見よう)

 サイキックスで昆布を浮かせ、風魔法と火魔法を発動し暫く放置する。

 20分後

「そろそろかな?」

 1度昆布を出し確認する

「良さそうだね「解除」」全ての魔法が終了する。

 乾燥した昆布をわかる様にして袋に入れる。

「自然乾燥の方はどうかな?」

 シートの上の昆布を触ってみる。

「こっちはまだだね。天草はどうかな?」

 天草の乾燥具合を確認する。

「これはもう少しかな?」

 シートの空いているところに座りそのまま寝転んだ。

「ぽかぽかして暖かいなー」

 そしてそのまま寝てしまった。


「お嬢、起きろー」

「んー」

「起きたかぁー」

 ユーナさんが起こしてくれた。

 私は体を起こした。

「ん、起きたよ。ありがとう」

「そろそろ夕方になるぞ」

「本当だ! 仕舞わないと」

 乾燥具合を見ると両方とも良さそうだ。

 乾燥した昆布と天草を袋に入れてシートを片付ける。海藻の入った袋をユーナさんに預かってもらいリビングに向かう。

 リビングに入るとお姉ちゃんズがいた。

「セリカおかえりー。もしかして寝てたの?」

 カリーナお姉ちゃんに聞かれた。

「海藻を干していて、その横で寝転んだらそのまま寝ちゃった」

「セリカ最近忙しかったから疲れているんだよ」

 コロナお姉ちゃんが言ってきた。

「髪ボサボサだよ」

 カリーナお姉ちゃんが笑いながら言ってきた。

 夕食迄3人で話をしていた。

 その頃、本日の宿泊の宿に着いたルバス家は

「あなた、セリカの事をどうするの?」

「わからんのじゃ、なぜこうなったのか」

「お祖父様、セリカさんはちゃんと味を見て欲しかったのでは、それにおろしと醤油でしたか?

 あれはお肉でも使えそうです。

 調味料の使い方もあったのではないですか?」

 シフォンが考えながら言った。

「今考えればそうじゃ。目先の豪華さだけを見ておった」

「セリカちゃん美味しそうに食べてたよね。

 ニコニコしてた」

「それでどうするのですか、このままセリカと会えないなんて嫌ですよ」

「暫く時間を空けるしかなかろう。

 そして何かあれば助けるぐらいしかできん」

「そうですね。ルシーダとは連絡を取っておきます」

「2人にも悪い事をしたのぉ。せっかく魔法を教えてもらっておったのに」

「叔母様と話をしたので大丈夫です」

「そうか」

 食事が終わる迄、話をしていた。

 セリカ達は夕食をしていた。

「セリカ、海藻は何に使うの?」

 お母さんに聞かれた。

「昆布は出汁と煮物で、ワカメがスープの具やサラダ、天草が甘味ですね」

「セリカ直ぐ作りなさい」お母さんの圧が凄い。

「順番に作るよ。まだ何も決めて無いから」

「わかったわでも早くね」

「わかりました」

 最近お母さんの甘味好きに拍車がかかったようだ。

 何を作ろうかな。

 


 


 


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