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これからの予定

 お昼を食べてからキッチンで、ユーナさん達と話をしていました。

「ユーナさん、お米の味どうでした?」

「美味しかったよ。腹持ちも良さそうだ」

「シンディさんは?」

「美味しかったです。おかずと一緒に食べると味が膨らむと言うかお互いに美味しくなります」

「本当だよねー。醤油はどうだった?」

「あれは良かった。生魚の良さが引き立った」

「そうなんですよ。今までのソースだと物足りなくなりそうです」

「醤油は焼き物や煮物にも合うよ。

 唐揚げの味が良くなるよ」

「万能だな。料理の幅が広がるようだ」

「楽しみですね。此処に来て良かった」

 お父さんが来た。

「セリカ、いるかい?」

「は~い」

「チョット応接室迄来てくれ」

「わかりました。今日はありがとう。じゃあ行くね」キッチンを出て、応接室に行く途中カリーナお姉ちゃんに捕まりました。

「セリカ、私の分は無いのぉ?」

「何をですか?」

「髪飾り?サツキが着けてるやつ」

「あぁ。簪ですか。1人1個だったので。

 それにサツキさんのお団子に似合いそうだったのであげました」

「そう言う時は私に頂戴」

(これうざ絡みだ何とか逃げよう)

「はい、今度からそうします(棒)」

「本当にじゃあいいわ」

 お姉ちゃんが去って行った。

(最近、カリーナお姉ちゃんのおしゃれ小物、コロナお姉ちゃんの食べ物のうざ絡みが多くなって来た。

 めんどくさい。まぁいいや)

 応接間に向かった。

「セリカです」

「いいよ」

 応接室に入った。クオンさんがいた。

「遅かったね」

「ちょっとカリーナお姉ちゃんに捕まりまして」

「カリーナか。なんで捕まったのかな?」

「簪の件で私の分はと言われました」

「そうか後で叱っておくか。まぁ座れ。」

「はい」

 お父さんの隣に座った。

「クオンを呼んだのはフソウ国の事だ」

「実は昨日皇女様からポンプが欲しいと要望があった。

 台数は不明だが扱っている商人を紹介して欲しいと言われた。

 それでクオンに来て貰った。

 クオンからは何かあるか」

「私の方は出来れば貿易をしてみたいと思っております。

 今でしたら最初の海上貿易が出来ます。

 それに別の大陸と言うのが魅力的です」

「そうすると港の整備が必要になるな。

 セリカはどう思う」

「港の整備もそうですが、倉庫や拠点となる建物、港の警備、将来の拡張性も考えないといけないですね。

 今回は私が桟橋を作ります。

 その間に皇女様には船の点検をしてもらえば良いと思います。

 新しい港は役所の人で考えてもらいましょう。

 お父さんを含めて。私とクオンさんは助言で。

 どちらにしても皇女様との顔合わせが必要になるのですから。

 先にそちらを済まして来たほうが良いと思いますよ。私は、船の移動を考えないとですから」

「そうだったな。とりあえず道筋ができたから後は貿易まで出来るかだな」

「そうですね、出来れば1度行ってみたいですね。

 そのフソウ国に」

「はい。私も行きたいです」

「セリカは却下。まだ早い」

「ブーブーブー」

「せめて、皇女様位の歳になったら考える」

「ブーブーブー」

「ブーブー言ってもダメ。とりあえずセリカはいいよ。

 後積み荷で欲しい物があれば言いなさい。

 その辺はクオンと一緒に話を纏める」

「わかりました。では失礼します」

 応接室を出て倉庫に行きました。

「何か重そうな物はないかな?」

 ゴソゴソ、ゴソゴソ、ゴソゴソ

「この前の壺でやるか」

(この壺何kgかな?30kgでやってみるか。

 重さ1/30でセット)

「ウエイト セイビング」

 魔法を発動した。

「良し。持ってみよう」

 壺に手をかけ、持ってみる。

「ん~えっ。軽。頭の上に迄上がるよ」

 一度下ろした。液体はどうなるのかな?

 壺に魔法で水を入れた。

「今度は、1/70で」

「ウエイト セイビング」魔法を発動。

「もう、1度持ってみよう」

 壺に手をかけて持ち上げた。これも軽い。

「よし出来た。お父さんに報告だー」

 壺を倉庫に片付けてから応接室に行った。

「セリカです。いいですか?」

「いいよ」

 応接室に入った。

 居たのは、クオンさんでは無く、カリーナお姉ちゃんだった。

「セリカ、どうした」

「軽量化の魔法が成功したので、報告をしに来ました」

「そうか良くやった。どう言う予定にする」

「はい、先ず浜に台座を作ります。

 そして、船に軽量化の魔法を使い最後に船を移動します。

 ただ船の重量がわからないので目算と鑑定を使ってやります。

 1日目が台座の製作と目算、鑑定。

 2日目が軽量化と移動、台座の調整です。

 魔力量の確認をしながら行います」

「わかった。明日皇女様に確認してくる。

 日程は明日伝える。下がっていいよ」

「はい、失礼します」

 そのまま、自室に戻った。

 自室に戻り、積み荷のリストを確認していると、

 コンコンとドアのノックが聞こえた。

「はーい。どうぞ」

 ドアが開いたらカリーナお姉ちゃんが入って来た。

「カリーナお姉ちゃん、どうしました?」

「セリカ、ごめんなさい」

 さっきの事、お父さんに怒られたんだ。

「いいですよ。怒ってませんから」

「もう少し、自重します」

「わかりました。もう普通にしていいですよ」

「わかった。何してたの?」

「皇女様に貰った積み荷のリストを見てたの」

「一緒に見てもいい?」

「いいですよ。こっちにお姉ちゃんが好きそうなのがのってるよ」

「ほんとにー」

「簪とか櫛とかのってるよ」

「サツキがしてたやつね。あれ凄く可愛かった」

「いろんなのがあったよ」

「セリカは何を見てるの」

「調味料とか食材を見てる」

「食料品なんてコロナみたい」

「コロナお姉ちゃんは、できてる物を食べるだけで  作らないでしょ。

 それに食べれれば何でも良いみたいだし」

 バァン、いきなりドアが開いた。

 「呼んだ?」

 コロナお姉ちゃんが、突入してきた。

 「今、言った口はこれかぁ」私をくすぐり始めた。

 「アハハハお姉ちゃん止めて。アハハハ」

 今日も騒がしい1日でした。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

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おねえちゃんへ。 あなたのいもうとは、『仕事』をしているのですよ? あなたより7つも年下なのに。 仕事や仕入れに繋がるあれやこれやの物品を、今までのちょっとした小物同様、貰えて当たり前と強請るのは如…
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