表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/168

出店依頼

 あっという間に夏が終わり秋となりました。

 収穫の秋です。

 もうすぐ豊漁、豊穣祭りです。

 美味しいものがいっぱいです楽しみです。

 午前中は、浜辺に行きヤシの実を取りに行きました。

 ヤシの実オイルで保持力があるのか実験です。

 お祭りが終わったら実験です。

 とりあえずアイテムボックスに収納です。

 10個あればいいかな。


 屋敷に戻り、昼食後お父さんに呼ばれました。

「セリカ、祭りでは屋台を出すのかい?」

「いえ、その予定は無いのですが」

「実は、見本市の時のセリカの屋台が評判が良くて、また出店してほしいと要望が出ているのだがどうだろうか?」

「少し考えさせてください」

「わかった。返事は早めに欲しい」

「はい。失礼します」

 私は、執務室を出てキッチンへ行った。

「ユーナさん。今いいですか?」

 キッチンの中に入って行った。

「お嬢、いいよ。どうした?」

「実は・・・・・。」

           。・

 お父さんとの話を伝えた。

「で、お嬢はどうしたいんだ」

「やりたいが70%で残りが食材次第かな」

「食材は何があるかなぁ。お嬢また甘味をやるんだろ?」

「そうなるよね」

「シンディ、食材は何がある?」

「かぼちゃ、さつまいも、ぶどう、栗、柿、みかん、桃ですかね」

「だ、そうだ」

「ん~。ぶどうと桃はジャムとシロップ煮かな。

 かぼちゃは蒸した後、潰してコロッケ、

 栗はペーストにしようかな。

 さつまいもはコロッケと壺焼きかな?」

「明日の朝食後の片付けが、終わったらやろうか」

「うん、そうだね。朝食後に来るよ。

 今からレシピを書こうかな。

 相談にのってくれてありがとう」

 キッチンから出て、屋台をやる事をお父さんに伝えた。後、倉庫にある壺を借りる事も伝えた。そして、自室に戻った。

 セリカが出て行ったキッチンでは、

「お嬢様、よくあれだけ案が出ますね?」

「本当だよな。どこで知るのだろうか?

 不思議だよなぁ」

「でも、久し振りの新作ですね」

「そうだな。楽しみだ」

 2人は、笑いながら、話をしていた。


 明けて、朝食後、少ししてからキッチンへ

「ユーナさん、来たよ」

「おぉ来たか。何からやる?」

「かぼちゃとさつまいもを蒸して貰えますか。

 それとぶどうと桃のジャムをお願いします。

 栗は、もうちょっと考えさせて。

 簡単にレシピを書いてきた」

 ユーナに、レシピを渡す。

「相変わらずわかり易いなぁ。

 シンディ、レシピを見て残りの材料を出しといてくれ」

「はい」

 私は、玉ねぎの微塵切りと鳥肉のミンチを作り、塩胡椒で味付けをして炒めた。

 ユーナさんとシンディさんは、ジャムとシロップ煮を作っていた。

 暫くして、

「お嬢、蒸し上がったぞ」

「両方とも、皮を取って潰してください。

 かぼちゃの方は、少しミルクを入れて」

「わかった」

 ユーナさんとシンディーさんが、潰し始めた。

 その間に白いクリームとクレープ生地を作りましょう。

           ・

           ・

「潰し終わったぞ」

「両方に、炒めたひき肉を混ぜといて。混ぜたら成形して衣を付けて揚げといて」

 私はクレープの生地を10枚程焼きましょう。

           ・

 焼き終わったので、ジャムとシロップ煮を貰って、クレープを作り始めた。

「お嬢、揚がったぞ」

「ちょっと待って、クレープが作り終わるから」

 ぶどうと桃のクレープを作った。

 そして試食へ。先ずコロッケから

「まぁ、こんなもんかな」

「両方とも、甘いな。面白い」

「かぼちゃが、こんなに甘くなるなんて不思議です」

「クレープは、どうかな」

 2つを食べ比べた。

「うんいいね。これだったら」

「そうだな。クレープはこのままでいいな」

「2種類のクレープはいいですね。

 シロップ煮がいいアクセントになってます」

「じゃぁこれはOKだね。昼食後に壺焼きを作るよ」

「コロッケは昼食用だな。後塩気があるのを1品あればいいな」

 昼食に出したコロッケは、女性陣から大好評でした。

 昼食後[サイキックス]を使って、キッチンの勝手口迄壺を運ぶ。

 邪魔にならないところの置いた。

 壺の底に墨を入れ火を点ける。[モデリング]で、金具を作りセットする。

 金具にさつまいもを入れたら、隙間を開けて蓋をする。後は焼けるまで待つだけです。

「お嬢、手伝うことあるか?」

 ユーナさんから、声がかかった。

「大丈夫だよ。もうちょっとで焼けそうだよ」

「わかった。片付けが終わったら行くよ」

「は~い」

 暫くしたらユーナさんとシンディーさんが来た。

「そろそろいいかな」

 手袋を着けて1本取り出して、2つに割る。

「甘い匂いがする。蜜も出てる」

 ふうふうしながら食べると。

「甘い、ここまで甘くなるとは思わなかった」

 2人に手袋を渡した後、1本取り出して2つに割ってから渡した。

「甘くて、美味しい」

「こんなにも、甘いお芋は初めてです。

 それに蜜も出るのですね」

 2人にも大好評でした。

 食べた感想を話していると両親、お姉ちゃんズ、メイドさん達、パレットさんとメグさんまでもがやって来た。

「セリカ、また何か作ったの?」

 コロナお姉ちゃんが、言って来た。

「さつまいもの壺焼きだよ」

「私達にも頂戴」

「あまり無いから半分づつね」

「えー」

 コロナお姉ちゃんが言った。

「コロナお姉ちゃん、さつまいもを食べ過ぎるとおならがいっぱい出るよ。

 お昼の時、さつまいものコロッケをたくさん食べてたよね」

「嘘だよねぇ?」

「本当だよ」

「じゃぁ我慢する」

 その後は皆でワイワイしながら楽しく食べました。

 屋台で売る物が決まりました。

 

 

 

 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ