閑話 ルバス家
ルバス辺境伯ことドミンゴ・ルバスが自分の領地の屋敷に戻って来た。
「戻ったのじゃ」
並んだ執事、メイドが、
「お帰りなさいませ」頭を下げている。
うむ。皆留守をありがとうじゃ」
奥から家族が出て来た。
「お帰りなさい。あなた」レオーネ辺境伯夫人
「父上、お帰りなさい」レックス次期辺境伯
「お義父様、お帰りなさい」レックスの妻 トレジア
「お祖父様、お帰りなさい」レックスの長男 プレオ
「お祖父様、お帰りなさい」レックスの長女 シフォン
「今、帰ったのじゃ」
屋敷に入って行った。
◆
家族全員が、リビングに集まった。
執事、メイドは全員、ドミンゴの命令により退出している。
「父上、今回はどうでしたか?」レックスが言った。
「楽しかった。充実した旅じゃった。のうステラ」
「はい、楽しかったです。セリカちゃんに、これお土産で貰いました」珊瑚を、見せた。
「あら、綺麗ね何かしら」
「珊瑚と言うのお祖母様」
「珊瑚はこれだけなの?」
「他に綺麗なのが無かったって言ってたよ。お母様」
「それはどこに生えているのですか」
「海の中だって。お姉様」
「セリカさんが潜って取ったののかしら?」
「魔法で取ったって言ってたよ。お母様」
「そうじゃよ。セリカは、無属性魔法の持ち主じゃ。物を引き寄せる魔法を使っておった。
他にも目に見えない透明の盾やフォークを5本空中に浮かせ自在に動かしておったのじゃ。
それにこんな物も作りおったのじゃ」
バッグをテーブルの上の置く。
そして、中身を出して行く。
新鮮な魚介類がいっぱい出て来た。
「父上、これはまさか」
「そうじゃ、マジックバッグで、時間停止付きじゃ。セリカが生のマグロを食べて欲しいと言って、これに入れてくれた。
これは此処だけの秘密じゃ。いいかの」
「父上、セリカは4歳ですよね。本当に出来るのですか」
「本当じゃ。ちゃんとこの目で見ておる。
ステラも盾とフォークの奴を見ている」
「はい、盾のは触りました。透明な壁があって不思議でした。それとスプーンの移動とフォークが、飛んでいるのを見ました」
ステラが言った。
「どうじゃまだ信じぬか。ステラもこう言っている。
レックス、お主ウォーターボール何個迄制御出来る?」
「8個です」
「セリカは20個じゃ。それに今は全ての大きさが、違うのを5個で、練習中だそうだ。
それに、先日川の土手工事で200mやったそうじゃ。決壊したらしい、まあ小川に本流の水が、逆流したのが原因らしいが、その時に補強した土手じゃが、ダイナの最大火力で傷1つもつかなかったそうじゃ」
「信じられない」
「まぁ良い。それでセリカのやっていた練習方法を教わって来た。
ステラは、聞いてから毎晩行っておる。
出来ればプレオとシフォンにもやって欲しい。
ステラは、今はどんな感じじゃ」
「魔力の移動は、だいぶスムーズになりました。
循環は、途中で引っかかる感じがあります」
ドミンゴは、セリカのやっていた練習方法を教えた。
「それとこれから言う事はスバル家とホーデン家のみの秘密じゃ。
先ず、ステータスオープンと言って欲しい。」
「ステータスオープン」
全員が、言った。
目の前の画面にステラ以外が、驚いている。
ドミンゴは、ステータス画面の説明した。
「どうじゃ。これで自分の状態が分かるであろう。
同じ魔法で、あってもスキルによって使い方が変わるかもしれないのじゃ」
「お祖父様、魔力量が増えてます。それと私にも無属性が付きました。セリカちゃんと同じだ」
ステラは、凄く喜んでいる。
「あのぉお祖父様、私にも、無属性があります」
長女のシフォンが言って来た。
「そうか、姉妹で無属性があったのか。いいことじゃ。ではシフォン、わしの手の上にある物を自分の手の上に引き寄せる想像するのじゃ。それが、固まったら、アポーツと言うのじゃ」
「アポーツ」自分の手の上に物が移動して来た。
「もしかして、成功ですか?」
「そうじゃ、成功じゃ。良くやったのう」
「はい、ビックリしてます。
お祖父様の説明が良かったのです」
「お姉様凄いです。私も直ぐに追いつきます」
「シフォンは、セリカと同じことが出来るのですか」
レックスは、聞いて来た
「わしが知っておるのは、属性が火水土無、スキルが鑑定と付与と薬師だけじゃ。
まだあるかも知れん。それに魔力量が違いすぎる。
シフォンは歳相応だが、セリカは両親よりも多い。毎日毎晩の訓練の賜物だな。
ステラも数日の訓練で魔力量が、増えたと言っておる。焦らずに地道にやるしか無いのぉ」
「分かりました。焦り過ぎました」
レックスが言った。
「魔法の話はもういいじゃろ。
それでじゃ、便利用品が開発されてのぉ。1週間後に納品される。今回は、キッチン用品じゃ。
こればかりは、コックに、使ってもらわないと分からないのじゃ。
次は、魔導具の導入じゃ。ただ、これも便利用品の域を出ないが、生活を豊かにも出来るのじゃ」
「それは、どんな魔導具ですか、父上」
「湯を沸かす魔導具じゃ」
「湯を沸かすって、キッチンに行けばいいじゃ無いですか」
「ではレックス、メイドに頼んで、キッチン迄行って、帰って時間はどれくらいかかる?」
「いえ、分かりません」
「多分じゃが、10分以上かかるじゃろ。
例えば、お湯が一定の温度で保温されたらどうじゃ、ほんの1分程で終わる事じゃ。
その差で、他の事が出来るのじゃ。まぁ、その辺をどう考えるかは、人それぞれじゃ。
で、その魔導具を2台頼んで来た。
リビングと執務室で検証する。
それと最後じゃが、将来的に、砂糖を作ろうと思う」
「砂糖ですか。なぜ?」
「実はある植物から砂糖が取れる事が分かったのじゃ。それで、その植物を探してもらっておる。
まだその段階じゃ。今は輸入品で高いが、安くなればもっと普及する。
ステラの好きな円盤焼きやクレープがいっぱい食べれるぞ」
「ヤッター嬉しい。スイーツが、食べれるの」
「ステラ。そんなに美味しいの?」
「はい、円盤焼きは、フワフワしたパンのような甘い生地で、中にオレンジの甘酸っぱいジャムが入っていたの。とっても美味しかった」
「食べたいわ」女性陣から声が、あがった。
「すまん。忘れとったわ。
セリカが、薬師の勉強をするために家庭教師を雇った。元王立魔法薬師研究所の職員じゃ。
将来的には、女性用化粧品を出すそうだ」
「それは、いつですか」女性陣が、聞いて来た。
「まだ、始まってもおらんのじゃ。それは分からないのじゃ。
とりあえず、話は終わりじゃ。
夕飯迄、自由にするのじゃ」
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