表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/165

研究室を作ろう

 朝食後、執務室でお父さんに見取図を見てもらっています。

「この大きさは大丈夫なのかい。川の時の様にダウンしないかい」

「多分大丈夫です。不味いと思ったら止めます」

「わかった。無理はするな。それと渡り廊下だが、ダイニングに近いこの辺りならいいよ」

「建てるとしたら、この辺りならでいいですか」

 簡易的に、描いた屋敷の絵を見て場所を指す。

「あぁ此処だったらいいな」

「わかりました。これから作ってきます」

 執務室を出た私は、パレットさんを誘って外に出た。そして建てる場所に来た。

「急に誘ってごめんなさい。これから研究室を作るので見てもらいたかったのです」

「わかりました。今は時間が空いているので大丈夫です」

「此処に立てます。雨が降っても、屋敷と行き来できる様に渡り廊下を作ります。

 先に研究室の方から始めます」

(先ずは、見取図からイメージして、そして各部屋のイメージをする)

「ヨシ!! クラフト」

 土魔法で建物がどんどんと出来上がって行く、2階迄できあがり、地面と一体化させる。

 そして、魔法を止める。

「出来た」

(魔力は、35%の使用だから大丈夫)

「凄いです。あっという間に、建物が立ちました。ビックリです」

「次は、渡り廊下ですね」

(これも、繋げるところをイメージ、廊下の形も、イメージして。

「クラフト」

(研究所側と屋敷側の両端は建物に一体化、地面との一体化)

「廊下も出来た」

 魔法を止める。

「こんなに直ぐに出来るなんて、夢を見ているようです」

「あらもうできたの、早いわね。少し休憩しなさい」お母さんが、ルーナさんと一緒に来た。

「あっお母さん」

「ちょっと様子を見に来ただけよ」

「休憩所作りますね。「クラフト」」 

 簡易的な東屋を作った。

「本当に直ぐ作るわね。ルーナ、お茶をお願い。」

「はい。直ぐに」

「セリカ、もう終わりなの?」

「いえ、あとは渡り廊下がつながっているとこに扉を付けるだけです」

「じゃぁそんなにはかからないのね」

「はい」

「それで、どのくらい魔力を使ったの?」

「45%ですね。扉を作っても+10%ぐらいですね」

「そう、無理しないでね」

「はい。お父さんとも約束しました」

「セリカさんは、どのくらいの魔力があるのですか、この間も海に橋を作りましたから」

「そうね、この子は相当あるわよ。それよりも橋を作ったってどう言うことかしら」

「はい。先日リンダさんの所に行った時、気分転換で浜辺に行きました。

 海の中を見たかったので50m程橋を作りました。

 その時にステラお姉ちゃんにあげた珊瑚を見つけました」

「あの時の綺麗な珊瑚ね。パレッタにしたら、綺麗よね。今度、皆で行きましょうね」

「はい」(これ、絶対断れ無いやつだよ)

 しばらく、話をしました。

 ルーナさん、お茶ありがとう。


 さて、続きをやりましょう。

 研究室側から入り、渡り廊下の前にいます。

 まだ、貫通はしてません。

 そして、お母さんもついて来ました。

「ここが、渡り廊下の所です。廊下側に開く扉を付けます」

(扉のイメージして、デザインのイメージをして)

「モデリング」

 壁が扉に変わりました。

「あら簡単に変わったわ。無属性って凄いのね」

 お母さんが、驚いている。

「屋敷側に行きますね」

「ねぇ。セリカ。このガラスも土魔法なの?」

「はい。そうです。強化もかけてありますので、簡単には割れません。ガラスも土の成分らしいです。

 詳しい事は分からないです」

「そうなのね」

「では、こちらも扉にします」

(こちらも同じイメージで)

「モデリング」

 同じ様に、壁が扉に変わる。

「これで終わりです。

 パレットさん、お披露目が終わったら引っ越しです。先にちょっとだけ見に行きましょう」

「はい」

 研究室の方へ戻った。3人で1通り見ました。

 2階の自室を見て、パレットさんは、嬉しそうでした。さて、お父さんに報告です。

 只今、お父さんに報告中です。

 お母さんも一緒です。

「お父さん、無事に終わりました。後程お父さんに確認をお願いします」

「では、昼食後にお披露目としようか」

「はい。お願いします」

 私は、執務室から出ました。

「ルシーダどうだった」

「セリカだけど、55%の魔力を使ったそうよ。途中で、休憩を取らせたから大丈夫ね。

 研究室の方は、とても良く出来てたわ。

 作りもしっかりしていたわ。

 建物自体に結構な魔力が入っているわ」

「そうか、ありがとう。川の件以来ちょっと心配なのだよ」

「それは、私も一緒よ。でも、ダイナと約束したから無理しないと言っていたわ」

「そうか。それなら良かった。昼食迄休憩しよう」しばらく、夫婦で話をした。


 昼食後、研究室のお披露目がありました。

 参加は、お父さん、お母さん、私、パレットさん、メイドのサラさんです。

 屋敷の渡り廊下側からスタートです。

 渡って研究室側に入り最初の部屋が、実験室になっています。一応4人迄が動ける様になってます。

 奥には倉庫です。次の部屋が、資料室です。

 これから必要な本や研究した資料の保管等です。

 3つ目が事務作業の部屋で、机が4台と棚を置ける広さです。

 4っ目が、応接間となっています。

 そして2階は、パレットさんの部屋になっています。パレットさんにメイドや秘書が必要になった場合のために、横に部屋を用意しました。

「以上が研究室の説明です。御質問ありますか」

「特には無いな。執務室で続きをしよう」

 全員で、執務室に行きました。


 執務室に全員が、入りお父さんが、話をしました。

「とりあえず、セリカ、ご苦労様。

 それとパレット嬢、これから家庭教師と研究に入る訳だが、今までセリカが忙しかったので、日程などの話が出来ていない状態なので、2人で話して欲しい。

 これが今年の研究室の予算だ。

 セリカのレシピやらでお金が入ってきている。

 潤沢では無いが、これで必要な物を買ったり注文したりして欲しい。

 商人が必要な場合は、私に言いなさい。

 それとメイドが必要なら、実家から来てもらっても良い。時間がある時は、こちらの手伝いもして欲しい。こちらで用意しても良い。考えて欲しい」

「わかりました。予算はお預かりします。

 メイドに関しては、お時間をください。

 実家の方に確認させてください」

「明日から頼む」

 お父さんの話が、終わり解散となりました。

 明日も、頑張るぞ。

 

 

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
毎話楽しく読ませていただいてます、意地悪な人が出てこないのは読んでて安心です。 ご都合主義は好きなのですが、研究所を造るのがあっさり過ぎて… ハコモノとはいえ「窓やトイレなんかも同時に?」と謎が深まり…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ