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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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海を見に行こう

 只今温度調整付きのポットの仕様書を作っております。朝食後から始めました。

(水の容量が、1.2リットル、温度の切り替えが、100度と85度の2種類、85度で保温、保温あり無しの切り替え、空焚き防止付き)

「機能的にはこんなものかな」

(持ち手の上側に、スタートスイッチを付ける。

 スタートスイッチを押すと、湯沸かしを始める。

 湯沸かしが終わるとスイッチが切れる。

 湯沸かし中、保温中の動作をしている時は、ランプ等により分かるようにする。

 沸騰後の場合は、85度まで下がり、保温状態になったら分かる様にする。

 水が入っていない時にスタートスイッチを押しても動作しない様にする)

「後は水の補給とお手入れだね」

(水の補給、掃除等は上部より行う。蓋は固定の場合は開閉できる様にする。

 開口部の大きさは、掃除用ブラシより大きい事、中の状態が確認できること)

「こんなところかな。そうだリビングで使うから」

(今回はリビングで使う事を想定していますので、デザインは落ち着いた感じでお願いします)

「できた。お父さんに見てもらおう」

 自室を出た。

 お父さんはリビングで、お祖父様たちと話をしていた。

「お父さん、仕様書ができたので見て貰えますか?」

「いいよ。見せてごらん」

 お父さんに渡した。

「いいね。わかり易くなっているね。下に描いてあるデザインもいい。リビングに合いそうだ」

「どれ、わしにも見せておくれ」

 お父さんからお祖父様に。

「ほう。わかり易くてよいのぉ。絵があるから想像しやすい」

 お祖父様に褒められた。

「お祖父様、私にも見せてください」

 ステラお姉ちゃんがねだって来た。

「可愛いデザインだぁ。早く来ないかな」

「お父さん、これからリンダさんに渡して来ます。

 昼食は外で食べて来ますので、パレットさんを連れて行ってもいいですか?」

「パレット嬢に用事が無ければいいよ。

 サツキと護衛を1人連れて行きなさい」

「はい」

 ステラお姉ちゃんから仕様書を受け取り、リビングを出てサツキさん、パレットさん、護衛に連絡して30分後に出発です。

 予定通り出発です。馬車になったので護衛が2名となりました。

「私も一緒で宜しかったのですか?」

「いいの。せっかく王都から来たならリフレッシュしないと。海も有るし」

「そうですね。まだ近くで海を見て無いです」

「じゃぁ昼食が終わったら行こうか」

「はい」

 リンダさんの工房に、付いたようです。

 馬車から降りて。

 コンコンと扉を叩いた。

「はい」

 扉が開いた。

「お嬢様どうしました」

「仕様書を持って来ましたので確認してください」

「お嬢様早いなぁ。確認するので中に入ってください」

 私達は中に入り仕様書を渡し確認してもらう。

           ・    

「んー確認しました。これで大丈夫です。

 後日見積もりと納期の返答いたします」

「わかりました。じゃあリンダさん、宜しくお願いします」

 と言って工房を出た。

 もうすぐお昼になりそうだ。

「護衛さん、女将さんの食堂に行って。交代で食事をしてね。お金はこっちで払うから」

「「ありがとうございます」」

 食堂に着きました。

「女将さん、こんにちは」

「あらいらっしゃい。セリカお嬢様」

「3人と護衛さんが交代で。個室じゃなくてもいいです」

「こっちのテーブル2つで」

 私はいつもの刺身セット。

 パレットさんとサツキさんはアジのフライセットを注文。

「お嬢様はいつも刺身ですよね? なぜですか?」

 サツキさんが聞いてきた。

「やっぱり新鮮だから港町でしか食べれない。サツキさんこそタルタルソースのばかりだよね」

「見られてましたか。マヨ好きとしては外せません」

「マヨってなんですか」

 パレットさんが、聞いてきた。

「マヨネーズと言う調味料で、このポテトサラダにも使っているんです」

私は答えた。

「私、ポテトサラダが好きなんですよ」

「女性陣は、ポテサラ好きな人多いよね。お母さんやステラお姉ちゃんも言ってたし。

 タルタルソースもマヨに卵と玉ねぎ、ピクルスで、酸味を加えるだけなんです」

 パレットさんは、タルタルソースだけを口にした。

「ん、本当ですね。でもこれだけだと味が濃いです」

「ソースだから。フライとかと一緒に食べる物だから」

 今度はアジフライと一緒に食べた。

「美味しいです。中がフワフワでソースとも合います。魚が美味しいと思ったのは初めてです」

 そんな話をしながら食事しました。

 食事の後は、近くの浜辺に来ました。

 ここは遠浅で波が静かで、波の音が心地よいです。

「ん~~気持ちいい!波の音はいいね。落ち着くよ」

「海風が気持ちいいです」

 パレットさんが、喜んでいます。

「もう少し海の中まで行ってみない?」

「海の中に入るのですか?」

「違うよ。海の上に道を作るから50メートルくらい」

「行ってみたいです」

 パレットさんがのってきた。

 じゃあやりましょう。イメージを固めて

「[クラフト]」

 一瞬で幅1.5メートル、長さ50メートルの桟橋できた。

「行ってみよう」

 3人で桟橋を歩きました。

「お嬢様の魔法は凄いですね。橋を作っちゃうなんて」

「本当ですね。でも海の中が良く見えます。綺麗な魚も泳いでます。

 王都にいたらこの様な経験出来ません。感動です。

 此処に来て良かった」

 私は何か面白い物が無いか探していた。

「あっ綺麗なサンゴ。どうやって捕ろうかな。確か[アポーツ]」

 来た。手の中に飛んできた。

 他に無いかまた探し始めた。

 あそこで跳ねているのマグロっぽいよ。

 マグロの周りの海の水を使おう。

「[ウォーターボール]」

 よし捕まえた。

 そのまま浜辺まで持って行って凍らそう。

「そろそろ、戻ろうよ」

 2人に声をかけた。

 浜辺まで戻り、[ウォーターボール]を引き寄せ、魔法を解除して直ぐに。

「[フリーズ]」

 マグロが一瞬で凍った。上手くいったようだ。

「お嬢様、どうしたのですかコレ」

「見えたから捕まえてみた」

「セリカさん凄い事するわね」

 パレットさんが驚いている。

 サツキさんに護衛を呼んで来てもらい、運んでもらった。

 桟橋の魔法を解除したよ。だから元通り。

 馬車に乗り帰宅した。


 キッチンの裏口から入る。

「ユーナさん、コレ捌いて」

 護衛に運んでもらった。ありがとう。

「珍しい方から来るなぁ。なんだー」

「マグロ。いたから捕まえた」

「捕まえたって言ってもデカいだろう。

 とりあえず捌くか。

 お嬢、領主様のところに行った後にまた来てくれ。

シンディ手伝ってくれ」

 私はお父さんのところに行きました。

 お父さんはリビングにいました。

「只今戻りました」

「お帰り。まず魔導具の報告を聞こう」

「リンダさんに仕様書を渡して、後日連絡がきます」

「後報告する事は」

「マグロを捕獲しました。ユーナさんに捌いてもらってます」

「へっ捕獲。どうやって?」

「海の水を使って[ウォーターボール]で捕まえて、そのまま浜辺まで運び、解除した後[フリーズ]させました。運搬は護衛さんにやって貰いました」

「わかった。じゃぁ護衛の方にも分けた方がいいな。ルーナ、兵舎の料理人を呼んで来てくれ」

「はい」

 ルーナさんは、出て行った。

 お祖父様が来た。

「ダイナすごかったぞ。あんなデカい魚初めてじゃ。ステラが興奮しておった」

「じゃぁ私も見てくるかな。」

 お父さんが出て行った。

「セリカ、ありがとうな。面白いものを見させてもらったのじゃ。おぬしがいると面白いのぉ」

「喜んでいただき、ありがとうございます。コックに呼ばれているので行きますね。」

「わかったのじゃ。美味しいのを楽しみにしてるのじゃ」

 私はキッチンに行った。

「ユーナさん来たよ」

「おお来たか。やっと捌き終わったよ。まだ取るとこあるか」

「頭の脳天の部分と頬の部分、あと骨についているお肉」

「頭はやるから骨の方は、シンディとやってくれ。あとメニューも」

「わかったよ。考えておきます」

 スプーンを持って骨周りの肉を取りました。

 ある程度取って、終了です。

「やっと、終わった」

「ユーナさん、シンディさん、ありがとう」

「まぁいいよ楽しかったから。こんなデカいの初めてだったよ」

「私も楽しかったです」

「そう言ってもらえて良かったよ」

「それで骨をどうする? 鳥みたいにするか」

「味付けが塩だけになるけどいいかな」

「後のメニューは何にする」

「刺身にオリーブオイルと柑橘の果汁、ステーキ 塩胡椒のみ、フライ、竜田揚げ、すき身のハンバーグ」

「竜田揚げは、片栗粉だったよな。ハンバーグどうやる」

「すき身に塩胡椒して成形して片栗粉付けて焼いてトマトソースをかける」

「じゃやるか。そうだ兵舎の料理人に1/4程渡したぞ」

「はい。お父さんから聞いてます」

「じゃあ始めよう」

 ユーナさんの声で、スタートです。

 

 

 


 


 

 

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