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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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面接をしよう

 本日は、昨日の見本市でポーションを売っていた女性の面接です。

 名前を聞き忘れました。

 彼女の魔法とスキルを見るともったい無いですよ。

 今頃、王都の研究所では、困っているのでは、無いのでしょうか。

 まぁしったこちゃ無いですよ。


 さて面接を開始しましょう。

 何故かお祖父様も出席です。

「さて面接を始めます、まず名前と自己紹介をお願いします」

「はい、パレット・キズスと言います。

 キズス伯爵家の次女です、

 王都にある魔法薬師研究所に勤めていましたが事情により退職致しました」

「研究所での仕事は、どの様な事ですか」

「私の主な仕事は、騎士団用のポーションや医療用ポーションを作っていました。

 上級迄のポーションは作れます」

「研究所では、副所長でしたがどの様な事をしましたか」

「事務作業するための名目です」

「実は、見本市で、お会いした時に鑑定させていただきました。

 冤罪で解雇さてた事も分かっています。

 しかし、あなたの魔法適性とスキルを見たときに、これはもったいない、私のやりたい事を手伝って貰いたいと思い声をかけました」

「私のスキルは、なんでしょうか?」

「全部を見た訳ではありませんが、薬師と錬金術です」

「私、錬金術を持っているのですか?」

「ありますよ。お父さん、彼女にはあれを教えても良いと思います、但し本人のみ使用で」

「わかった、セリカの思うようにやりなさい」

「ありがとございます」

「パレットさん。ステータスオープンといってください」

「ステータスオープン」

「目の前に画面が出ていますね」

「はい」

 私は、ステータス画面の説明をした。

 彼女には確認してもらった。

「どうですか、この事は誰にも言ってはいけません家族にもです。

 これはホーデン家とスバル家の秘密です。

 今回はあなたの能力をちゃんと知って貰い領地を豊かにするために教えました。

 あなたの仕事は私の家庭教師、それと空いている時間に研究開発をしてもらいます」

「はい、研究開発とはどの様な物ですか」

「そうですね、簡単に言うと女性用化粧品ですね、最初は手の荒れを防ぐクリームとかですね」

「女性用化粧品ですね。面白そうですね」

「お父さん、合格でいいですか」

「セリカが、必要なら合格だ」

「お祖父様、何かありますか」

「キズス伯爵家なら、わしの領地から2つ北にある領地じゃ、仲も悪くは無いからのぉ、わしから伯爵家に声をかけておこう」

「お祖父様ありがとう、この借りはそのうち大きく返します」

「期待しておるぞ」

「はい」

「パレット嬢、今は宿暮らしか」

「はい」

「では部屋を用意するから荷物を取って来なさい。

 セリカ、サツキと一緒に行って来なさい。

 キャンセル料がいるなら払って来なさい」

「はい、お父さんありがとう」

 私は、パレットさんと退出した。

「なにやら、面白そうなこと始まりそうじゃのー」

「コックも入れたばかりですから、セリカも色々と始めそうです」

 お父さんとお祖父様が、色々と話をしていた。


 その頃、王都の魔法薬師研究所では、

「おい!どうなっている、騎士団からまた返品だぞ」

「所長、医療ポーション返品です」 

「あの5人呼び出せ」

 しばらくして5人の男が所長室に来た。

「なんですか所長」

「騎士団用と医療用のポーションを作っているのは、おまえ達だよな」

「そうですそれで」

「全て返品されて契約も打ち切られた。

 ここ一ヶ月1本も納品されてない、どういう事だ。

 成分、効能全て基準に達していない、出来損ないのポーションだ、どう言う事か説明して貰おう」

「・・・・・・・」誰も何も言わない

 所長は、測定具を準備した。

「お前たち、此処に手を置け早くしろ」

 5人はしぶしぶ手をおいた。情報が書いてある紙が出て来た。所長はそれを見て。

「お前たちはレベル2と3だったのか、入所の基準に無いじゃないか、何が「俺たちは優秀だ、あの女は、ダメだ」だ、パレットの足元にも及ばないじゃないか。

 お前たちを逮捕させて貰おう、経歴詐称、詐欺の罪で、お前たちの家には損害賠償させてもらう」

 所長の合図で警備兵と騎士団が入って来た。

 5人はそのまま逮捕され牢屋に入れらてた。

 彼らはコネや七光での入所であった。

 彼らの親が抗議に来たが全てを話すと、引き下がり 損害賠償を受け入れるのであった。

 研究所の入所の基準や方法が厳格化しました。


 ホーデン領では、

「パレットさん、無事に合格おめでとうございます。

 まずは、基礎からお願いしますね、でもその前に研究用の施設を作らないといけないですね。

 研究実験室、資料室、倉庫、応接室、事務作業部屋、2階は、パレットさんの居住スペースですね。

 お父さんに許可をもらわないと、屋敷と渡り廊下で繋げないと」

「サツキさん、セリカさんはいつもこんな感じなのですか」

「そうですね、いつも楽しそうにしてます、色々とやってみたいことがあるらしいです。

 それにお嬢様は、料理が得意でとても美味しいですよ。確か20以上レシピ登録してます。

 見本市でも盛り上げようと、自ら屋台を出して参加してます。大盛況で午前中で売り切れました」

「凄いですね、王都でも最近ホーデン領の料理が流行っています。

 コロッケとポテトサラダが好きですね」

「あれは、じゃが芋が大豊作で処理に困った時に、お嬢様が考えた物です。

 お嬢様の料理はとても美味しいですよ。

 時々新作が出ますから」

「とても楽しみです」

「2人共何してるんですか、戻りますよ」

 屋敷に戻り、夜はパレットさんの歓迎会をやりました。

 

 

 


 

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