川を見に行くことになりました 4日目
おはようございます。
昨日は、土手の工事で魔力を使いすぎてダウンしました。
でもうまくいったそうです良かった。
◆
「お母さん、おはよう」
リビングに居たお母さんに、挨拶をした。
「セリカ、おはよう大丈夫なの」
「うん大丈夫、それで魔力量が5%増えてた。
一気に使うと増え易いのかなぁ」
「えっそんなに増えたの。不思議ね。
まぁ増えたことは良いことだから喜びなさい」
「はい、じゃあ朝食の用意しますね」
「セリカ、用意は出来ているからいいわよ」
「えっ。誰が作ったのですか?」
「私とサツキで作ったわ。簡単に出来る物だけど」
「お母さんが作ったんですか、嬉しい」
思わず抱きついてしまいました。
「あら、可愛いこと言ってくれるわね」
「私は、いつだって可愛いですよ」
「そうね」2人で、笑いあった。
朝食の後はお父さん、お母さんと打ち合わせです。
「セリカ、もう大丈夫なんだよね」
「はい、大丈夫です。魔力量も5%増えました。HP、MP共に100%です」
「そのHP、MPとはなんだい?」
「HPというのは生命力ですね。
ケガや切られたりすると減って行きます。
0は死亡ですね。
昨日の私は残りが多分40%ぐらいだと思います。
MPは総魔力量ですね。
どれぐらいの魔力が、残っているのかを%で表した物です。
昨日の私は、残りが、20%ぐらいだと思います。
0になると、回復に時間がかかります。
ステータスの画面の上の方に出ます」
2人は、確認し始めた。
「HP、MPについてはわかった。
それで昨日の事だが、どうしてそんなに魔力量を使ったんだ」
「はい、土手を同じ形にしてから、小川が流れる穴を開け、杭を10本、長さ10mにしました。
そして地面との一体化をしました」
「小川はしょうがないとしても、杭を10本、長さ10mは必要ないと思うが」
「杭の理由は、3つあります。
まず1つ目ですが動的な衝撃と静的な衝撃があります。
動的な衝撃ですが、お父さんが魔法で撃った物です。
静的な衝撃ですが、増水した時にかかる力です。
水が引くまでずっとかかる力です。
水がずっと土手を押していると思って下さい。
2つ目ですが伏流水です。
川の下に小さい川が数箇所あると思って下さい。
どの辺りに通っているかい分からないので長めにしてます。
とても綺麗で美味しい水です。
3っ目ですが地面が柔らかいと言う事です」
「そう言う理由があったのか、その知識は前世のものか」
「そうです」
「本日、昨日の上流側を行い、一旦領主邸に帰る。
また後日作業を行う。
セリカ、本当に大丈夫なんだな」
「大丈夫です」
「昼食後に作業を行う。よろしく頼む」
「はい」
◆
昼食後、昨日と同じ土手に来ました。そして上流側に移動して強化して行きます。
(土手の形は同じ、トンネル無し、昨日土手と一体化、地面との一体化、杭は10本で、並列片側5本、イメージを固めて)
「クラフト」
(魔力がゴッソリ持ってかれる。でも昨日より楽だ)
「出来ました。ふう」
お母さんが、飛んできた。
「セリカ大丈夫? おかしいとこ無い?」
「大丈夫、でも魔力が2/3持ってかれた」
「無事で良かったわ」
無事に作業が終わった。
お父さんは、村長や役所の人達と話をしている。
話が終わった後は、皆に挨拶をして借りている家に戻った。
◆
「お母さん、夕食の買い物してきて良いですか」
「いいわよ、サツキと護衛を連れてってね」
「「私達も行きたい」」お姉ちゃんズ
アッサリと許可が降りた。
三姉妹とサツキさん、護衛2名で外出です。
「セリカどこ行くの。」カリーナお姉ちゃん。
「何があるかな?」コロナお姉ちゃん
「村で一軒の商店」
商店に着きました。
「女将さん。こんにちは」
「あらいらっしゃい。この前来た子ね。今日は大勢で来たのね」
「お姉ちゃん達と一緒に来ました」
「三姉妹ね、仲が良いわね。それで何にする」
「お肉何がありますか」
「今日はオークが入っているわよ」
「油があるところを10kg骨は入りません。卵が40個、ミルクが3リットルで野菜を少し」
「はい。分かりました。野菜はこの前と同じ所」
私は野菜を見てます。
キャベツと人参とブロッコリーでいいか。
野菜を女将の所へ持って行きました。
「お姉ちゃん達、買うものあるのー?」
「無いよ」
「女将さんこれだけ下さい」
「今日もいっぱい買ってくれたから、ちょっとだけおまけするわね」
「ありがとう女将さん。はいお金」
「ありがとね、またいらっしゃい」
商店を出て、帰りました。
◆
戻ってからキッチンに行きました。護衛さんは荷物を置いて戻りました。
メニューを考えましょう。とんかつ、千切りキャベツ、ポテサラ、じゃが芋とブロッコリー、人参は、茹でよう。
あとデザートでプリンを作りましょう。
「サツキさん、じゃが芋20個と人参を茹でといて」
「はい」
私は、卵を20個割り、かき混ぜ、ミルク、砂糖を入れて、もう一度かき混ぜます。
カップを12個用意してもらって、入れていきます。よし蒸そう。
サツキさんに蒸す用意をしてもらってる間に、カラメルを作ります。
蒸しあがったので、カラメルをかけて冷やします。
木箱があったので、魔法で氷を出して冷やします。
茹でたじゃが芋は6個をのぞいて、サツキさんに潰してもらった。
マヨとトマトソースは準備済み。
人参を切って、グラッセに。
キャベツは千切りに。
メインに行きましょう。
お肉を3cm厚で切って衣を付けて揚げます。
おっとブロッコリーを茹で忘れた。
すぐに茹でましょう。
全て揚げ上がりました。
ブロッコリーもok、ポテサラok、潰してないじゃが芋を4等分しておきます。
「護衛の人呼んできて」
護衛の人が来て、夕食を持っていった。
ちゃんとプリンも渡したよ。
お皿に盛り付けて、かつにトマトソースをかけてマヨは人参以外の野菜にかけておきます。
完成です。
「夕食です」皆を呼んだ。
「いただきます」久し振りのとんかつ、美味しいよぉ。とんかつ大好評でした。
また作れと催促がありました。
特にコロナお姉ちゃんが。
最後に、プリンを出しました。
「美味しい。こんなデザート食べたこと無いよ」
カリーナお姉ちゃんが大興奮。
「甘さが上品ね。お茶会でも出せそうね」お母さん。
「おかわり」コロナお姉ちゃん。
「私もー」カリーナお姉ちゃん
「材料がありません」
「「えー」」お姉ちゃんズが、うるさいです。
今日も賑やかな夕食でした。
ご覧いただきありがとうございます。




