川を見に行くことになりました 4日目
おはようございます。昨日は、土手の工事で、魔力を使いすぎて、ダウンしました。でもうまくいったそうです。良かった。
「お母さん、おはよう。」リビングに居たお母さんに、挨拶をした。
「セリカ、おはよう。大丈夫なの。」
「うん。大丈夫。それで、魔力量が、5%増えてた。一気に使うと、増え易いのかなぁ。」
「えっ。そんなに増えたの。不思議ね。まぁ、増えたことは、良いことだから、喜びなさい。」
「はい。じゃあ、朝食の用意しますね。」
「セリカ、用意は、出来ているから、いいわよ。」
「えっ。誰が、作ったのですか?」
「私とサツキで、作ったわ。簡単に出来る物だけど。」
「お母さんが、作ったんですか。嬉しい。」
思わず、抱きついてしまいました。
「あら、可愛いこと言ってくれるわね。」
「私は、いつだって、可愛いですよ。」
「そうね。」2人で、笑いあった。
朝食の後は、お父さん、お母さんと打ち合わせです。
「セリカ、もう大丈夫なんだよね。」
「はい、大丈夫です。魔力量も5%増えました。HP、MP共に100%です。」
「その、HP、MPとは、なんだい?」
「HPというのは、生命力ですね。ケガや切られたりすると減って行きます。0は死亡ですね。昨日の私は、残りが、多分、40%ぐらいだと思います。
MPは、総魔力量ですね。どれぐらいの魔力が、残っているのかを%で表した物です。昨日の私は、残りが、20%ぐらいだと思います。0になると、回復に時間がかかります。ステータスの画面の上の方に出ます。」2人は、確認し始めた。
「HP、MPについては、わかった。それで、昨日の事だが、どうして、そんなに、魔力量を使ったんだ。」
「はい、まず、土手を同じ形にしてから、小川が流れる穴を開け、杭を10本、長さ10mにしました。そして地面との一体化をしました。」
「小川は、しょうがないとしても、杭を10本、長さ10mは、必要ないと思うが。」
「杭の理由は、3つあります。
まず1つ目ですが、動的な衝撃と静的な衝撃があります。動的ですが、お父さんが、魔法で撃った物です。静的な衝撃ですが、増水した時にかかる力です。水が、引くまでずっとかかる力です。水が、ずっと土手を押していると思って下さい。
2つ目ですが、伏流水です。川下に小さい川が数箇所あると思って下さい。どの辺りに通っているかい分からないので、長めにしてます。とても綺麗で、美味しいです。
3っ目ですが、地面が、柔らかいと言う事です。」
「そう言う理由が、あったのか。その知識は、前世のものか。」
「そうです。」
「では、本日、昨日の上流側を行い、一旦領主邸に帰る。また後日、作業を行う。セリカ、本当に、大丈夫なんだな。」
「大丈夫です。」
「昼食後に、作業を行う。よろしく頼む。」
「はい」
昼食後、昨日と同じ土手に来ました。そして、上流側に移動して強化して行きます。
(土手の形は、同じ、トンネル無し、昨日土手と一体化、地面との一体化、杭は10本で、並列片側5本、イメージを固めて。)
「クラフト」
(魔力が、ゴッソリ持ってかれる。でも、昨日より楽だ。)
「出来ました。ふう。」
お母さんが、飛んできた。
「セリカ、大丈夫? おかしいとこ無い?」
「大丈夫。でも、魔力が2/3持ってかれた。」
「無事で、良かったわ。」
無事に、作業が、終わった。お父さんは、村長や役所の人達と話をしている。話が、終わった後は、皆に挨拶をして、借りている家に戻った。
「お母さん、夕食の買い物してきて良いですか。」
「いいわよ。サツキと護衛を連れてってね。」
「「私達も行きたい。」」お姉ちゃんズ
アッサリと許可が、降りた。
三姉妹とサツキさん、護衛2名で外出です。
「セリカ、どこ行くの。」カリーナお姉ちゃん。
「何が、あるかな?」コロナお姉ちゃん
「村で、一軒の商店」
商店に着きました。
「女将さん。こんにちは。」
「あら、いらっしゃい。この前、来た子ね。今日は、大勢で、来たのね。」
「お姉ちゃん達と一緒に、来ました。」
「三姉妹ね、仲が良いわね。それで、何にする。」
「お肉、何が、ありますか。」
「今日は、オークが、入っているわよ。」
「油があるところを10kg、骨は、入りません。卵が、40個、ミルクが3リットルで、野菜を少し。」
「はい。分かりました。野菜は、この前と同じ所。」
私は、野菜を見てます。キャベツと人参とブロッコリーでいいか。野菜を女将の所へ持って行きました。
「お姉ちゃん達、買うものあるのー?」
「無いよ。」
「女将さん、これだけ。」
「今日もいっぱい買ってくれたからちょっとだけ、おまけするわね。」
「ありがとう。女将さん。はい、お金。」
「ありがとね、またいらっしゃい。」
商店を出て、帰りました。
戻ってから、キッチンに行きました。護衛さんは、荷物を置いて戻りました。
では、メニューを考えましょう。とんかつ、千切りキャベツ、ポテサラ、じゃが芋とブロッコリー、人参は、茹でよう。あと、デザートで、プリンを作りましょう。
「サツキさん、じゃが芋20個と人参を茹でといて。」
「はい。」
私は、卵を20個割り、かき混ぜ、ミルク、砂糖を入れて、もう一度かき混ぜます。カップを12個用意してもらって、入れて、いきます。よし、蒸そう。
サツキさんに蒸す、用意をしてもらってる間に、カラメルを作ります。
蒸しあがったので、カラメルをかけて冷やします。
木箱があったので、魔法で氷をを入れて、冷やします。
茹でたじゃが芋は、6個をのぞいて、サツキさんに潰してもらった。
マヨとトマトソースは準備済み
人参を切って、グラッセに。
キャベツは千切りに。
メインに行きましょう。お肉を3cm厚で切って衣を付けて 揚げます。おっとブロッコリーを茹で忘れた。すぐに茹でましょう。全て揚げ上がりました。
ブロッコリーもok、ポテサラok、潰してないじゃが芋を4等分しておきます。
「護衛の人呼んできて。」
護衛の人が来て、夕食を持っていった。ちゃんとプリンも渡したよ。
お皿に盛り付けて、かつにトマトソースをかけてマヨは、人参以外の野菜にかけておきます。
完成です。
「夕食です。」皆を呼んだ。
「いただきます。」久し振りのとんかつ、美味しいよぉ。とんかつ、大好評でした。また作れと催促が、ありました。特にコロナお姉ちゃんが。
最後に、プリンを出しました。
「美味しい。こんなデザート食べたこと無いよ」カリーナお姉ちゃんが、大興奮。
「甘さが、上品ね。お茶会でも出せそうね。」お母さん。
「おかわり。」コロナお姉ちゃん。
「私もー。」カリーナお姉ちゃん
「ありません。材料が。」
「「えー。」」お姉ちゃんズが、うるさいです。
今日も賑やかな夕食でした。
ご覧いただきありがとうございます。