学園に帰る前に新しい魔法を
もうすぐ学園に戻らないといけないので、やれる事をやってしまいましょう。
1隻目を移動した翌日に2隻目を移動させてからマストの撤去をして、関係者しか入れない様に壁を作りました。久々に魔力量を目一杯使いましたよ。
船の足場とかはリンダさんにお任せする事にします。
海に戻す時は要相談にしてお父さんの方に連絡を入れて欲しいと言っておきました。
船はこれで一旦待ちですね。
次にお米の精米と調味料ですが、ソースとケチャップ、お酢はクオンさんの商会に注文して、他は食料倉庫から補充してデミソースだけ作りました。
お米の精米は一俵分を。
そして久し振りの市場に行ってマグロの刺身用を柵で購入してからエビ屋に行きフライ用とエビチリ用を買ってとりあえす終わりです。
食料は全て時間停止のマジックバッグに。
これで終了だね。屋敷に帰りましょう。
◆
屋敷に戻ってからお父さんがいる執務室に行き、相談しました。お母さんも一緒です。
「船の事ですが、浜に上げた2隻をスクリュー式に改造するのですが、海に戻す時にお父さんの所に連絡をする様にしたのですが鉄道で帰ってきても6日半かかりますのでどうしようかと思って。
それで考えたのですが、瞬時に移動出来る魔法を開発しようかと考えています」
「そんな事が出来るのかい?」
「前世で読んだ物語にその様な物がありました。[転移]とか[ゲート]と呼ばれるものです。
それが出来れば学園が終わった後に来て、作業が終わったら帰ると言うのができます」
「それは何処でも行けるのかい?」
「魔法の使用者が今迄に行った所だけで、尚且つその場所がイメージ出来る所だけです。
例えば此処からツルツルになる温泉に行きたいと思って旅館の風景をイメージすれば行ける様になると言う事です」
「セリカ、直ぐにやりなさい。これで何時でも行けるわ」
お母さんが食いついて来た。
「ただ問題があって、おおっぴらに出来無い事です。この事が広まると色々とありそうです」
「そうだね問題があるね」
「それで王都で部屋を借りたいと思っています。そうすれば王都から屋敷に繋がりますから。但し最初は一方通行になりますけど」
「今の言い方だと行き来が出来ると言う事だよね」
「例えば独立した扉に付与をすれば可能かもしれません」
「その魔法を使う条件はなんだい?」
「スキルに空間魔法が有れば出来ると思っています」
「初めて聞く魔法の名称だね。セリカはそれがあるんだね」
「はい」
「じゃぁ出来る様になったら、また考えよう。やる前に言ってくれて良かったよ。部屋に戻って良いよ」
私は部屋に戻った。
部屋に残った2人は話し始めた。
「セリカの魔法は凄いな。それに前世の物語も」
「そうね、以前は属性魔法は聞いたけどスキル迄は聞いてなかったわ。でもマジックバッグが作れる人は空間魔法の適正が有ると思っても良いのよね」
「そうかもしれない。スキルは公開されないから」
「出来る迄待ちましょう」
「そうだな。カリーナとコロナにも言っておいた方が良いな。頭の痛い問題だ」
話しが終わりダイナは執務を始め、ルシーダはリビングに戻った。
部屋に戻った私は移動魔法の事を考えていた。
「[転移]だと私の魔力量だと何処まで行けるのかな?
[ゲート]の方が魔力量が少なくなりそうだし。先にこちらからやってみるかな?」
此処から船の有る浜を思い浮かべてから「[ゲート]」と言うと目の前に扉1つ分だが浜と繋がった。
「出来ちゃったよ。お父さんに言わないと。その前に浜に行ってみよう」
ゲートをくぐって浜に出てみるとリンダさんの工房の人が船を見ていた。
見つかると不味いので直ぐに部屋に戻りました。
夕食後にお父さんに話すとお母さんとお姉ちゃん達も来ました。
お父さん曰く、家族全員知っていた方が良いと言っていた。
それで実際に浜に繋げた。
お姉ちゃん達はびっくりして固まっていた。
お母さんは「半信半疑だったけど実際にやってもらうと凄いわね。やっぱり温泉に繋げてもらわないと」と言って、ゲートから顔を出して浜の方を見ている。
お父さんは「ん~~」と言って考えて込んでいる。
「セリカ、少し考えさせてくれ、それまでは使用禁止で頼む」
「わかりました」
ー・ー・ー・ー・ー
学園に帰る日になりました。
[ゲート]の件は王都で小さい家を買ってそこから使う様に限定され、使用にはお父さんの許可が必要となりました。但し危険な事や緊急時は私の判断で使って良いと言われました。
取り敢えずは卒業迄はこの様にすると言っていた。
コロナお姉ちゃんと一緒に探しに行こうっと。
◆
駅まで行くと皇女様と学園生がいた。
私達は他の学園生よりも1日早く来て欲しいと早馬で連絡が来ていた。
コロナお姉ちゃんとステラお姉ちゃんも私達と戻るそうです。
さて久し振りの学園はどうなっているのかな?
ちょっと楽しみです。
ご覧いただきありがとうございました。




