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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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233/270

フソウ国を家族でⅡ

 温泉を出てロビーでウダウダしてます。

 暫くするとカゼットさんとリンダさん、ユーナさん、ルーナさんが来ました。

 温泉に行くのかな?

「今から温泉に行くの?」

「ああそうだ、奥様はもう入っているのか?」

 ユーナさんが言って来た。

「来て直ぐに連れてかれたよ。途中で逃げて来た」

「よく逃げれたな」

「どうにか逃げたよ、そうだカゼットさん隣国の港町でフルーツを買ったのだけど戻ったらお店に行くから使えるかを見て欲しいの。その時はアンリさんも一緒に」

「わかりました。結構な種類があるのですか?」

「あるよ。屋敷で出すと全部食べられちゃうから。

 でも上手く行けば輸入品目になるよ。

 船に冷蔵庫を積める様にしないといけないのか。

 リンダさん、荷馬車サイズの冷蔵庫を作れる用意をしといて。冷蔵と冷凍の切り替えが出来ればなお良いよ。後は船に積む方法だね。それはまた考えるよ」

「荷馬車サイズの冷蔵庫ですね。切り替えは出来ると思います。先ず1台分を用意します」

 リンダさんが返答して来た。

「はい、お願いします。取り敢えずの話は終わったかな?」

 私が皆と話していると女将さんが来た。

「男爵様、突然なのですがあの遊具を2台作ってもらえませんか? 人気が出過ぎて待ち時間が長くなってお客様より改善して欲しいと言われて」

「良いですよ、2台ですね」

「セリカお嬢様、ちょっと待って下さい」

 カゼットさんが話しに入って来た。

「遊具と言うのは何ですか?」

「彼処にあるエアーホッケーと言う2人で遊べる遊具。今は空いているようだね」

「本日と明日の昼前迄は男爵様の貸切にしております」

「そうなの、悪いことをしちゃったね」

「いえいえ、男爵様にはゆったりとお過ごしいただければと思います」

「女将さんありがとう。此の後に2台作りますよ」

「お嬢様、そう言うのは家を通して下さい」

「そうなの? ホーデン領じゃないからいいかな〜と」

「駄目です。お嬢様のやらかした物は全て通してもらいます」

 カゼットさんの目が金貨になってるよ。

「女将さん後で返事しますね」

「わかりました。お願いします」

 女将さんは戻って行った。

 その後にカゼットさんをホッケー台に連れて行き、使い方を教えた。

「私が土魔法で作っただけだから元手は0だよ。

 前回は宿泊費を割引してもらった。今回もそれでいいような気がする。貸切にしてもらっているし。

 木工細工で作るとある程度の値はつくと思うけど」

 後ろでカーンと音がするから見ると、ユーナさんとリンダさんが遊び始めていた。

「これ面白いな」

 ユーナさんが言うとリンダさんも同意していた。

「それでどうするの?」

 カゼットさんに聞くと。

「今回はお嬢様の言う通りで良いです。その代わりに今後は家の専売にしますよ。1台魔法で作ってもらってから木工屋に持ち込んで作ってもらいます」

「それでいいよ。戻ったらギルドに出す資料を作るよ」

 話が纏ったので女将さんのところに行き今回も宿泊費の割引で話がついた。

 作る2台は今ある横に置いて欲しいと言われたので、作り終えたら運んで行う。

 ロビーから外に出てホッケー台を2台作り、[サイキックス]で運んでいるとホッケー台の周りには人だかりになっていた。

「あっセリカが来た」

 コロナお姉ちゃんに呼ばれた。ホッケーはユーナさんとリンダさんがまだやっていた。


 ホッケー台を指定場所に降ろして並べているとお母さんが来た。

「これは何かな? セリカ」

「エアーホッケー台です。先日来た時に温泉から出た後に暇だったので、遊べる物を作ってみました」

「これもそうなの?」

「そうですよ」

「それじゃぁセリカ、私とやりましょう」

「折角温泉に入ったのに汗かきますよ」

「また温泉に入ればもっとツルツルになるじゃない」

「いえいえ、汗かいた時点で元に戻ってますよ」

「この口はそう言う事を言うのね」

 またほっぺを摘まれた。

 カリーナお姉ちゃんに「また余分な事を」と言われた。

 しょうがないので相手をする事にした。

「私が勝ったら何をしてもらおうかな?」

 お母さんが言って来たので私も言い返した。

「私が勝ったら暫く甘味無しで」

「それは無理」

「では1年でどうでしょう」

「何で伸びてるの!!」

「では3年で」

「せめて明日中にして」

「わかりましたよ、ではそれで。お母さんから打っていいですよ」

 ゲームが開始され、お母さんが打って来たので打ち返し壁を使いポケットにINさせました。

「良し、先ず1点」

 またお母さんから打って来たので打ち返してそこからラリーが続きましたが、お母さんが失敗して自分のポケットにINさせました。

「これで2点」

 ゲーム再開してまたラリーが続いて、お母さんが打ち返しミスで私の陣地で止まった。

 チャンスと思い、思いっきり打つとストレートでINしました。

「3点」

            ・

            ・

「ヨッシャー、ストレートで7点先取した〜。私の勝ちですよお母さん」

「嘘でしょ、私の甘味が〜。セリカ3本勝負よ」

「では私は後1回勝てば良いのですね。良いでしょう」

 2回戦目が始まったのですが、またストレート勝ちしました。

「私の勝ちです。約束は守ってもらいますよ」

「セリカ、5本勝負よ」

「嫌です。此処で勝ち逃げさせてもらいます。それでは」

 そう言ってロビーから退散した。

「私の甘味が〜」

 と聞こえたが知らん顔して玄関に行き外に出た。

 外に出て散策すると何軒か旅館とか銭湯様な所があったのでその1つに入ってみました。

「此処の温泉は乳白色なんだ」

 他の所はどうなのか気になり始めた。

 次の所に行くと透明でした。

 その次は透明でブクブク泡が出ていた。

 これ以上は湯あたりしまいそうなので最後に入ったのは赤っぽい色をしていた。

「これ温泉巡りしたら楽しそうだよね~。女将さんに相談してみようかな? 断わられたのが2軒あったけどまぁしょうがないよね」

 旅館に戻り女将さんに相談したら、面白そうだと言ってくれて、直ぐに他の温泉場に行ってしまった。

 一応皇女様にもメールをしておこう。


         ーーーーーーー

 セリカさんからメールが来ていたので開いてみると温泉の事が書いてあった。

「相変わらず面白い事を思いつきますね。私も見習わないといけませんね。お母様にも言っておきましょう」


         ーーーーーーー

 ロビーに戻るとまだホッケー台の所には人集りになっていた。

「セリカちゃんが帰って来たよ〜」

 ステラお姉ちゃんが大きく声で言った。

「セリカ〜どこ行っていたの〜」

 コロナお姉ちゃんが聞いて来た。

「此の辺りを散策していたら温泉がいっぱいあって他の所にも入って来た。4ヶ所かな」

「他にもあるんだ」

「女将さんに温泉巡りを提案して来たよ。そうすれば此の辺りも賑やかになりそうだよね。

 それでホッケーはどうなったの?」

「途中でお父さんとお母さんの対戦になってお母さんが勝った」

「コロナお姉ちゃんはやったの?」

 コロナはカリーナ、シフォン、ステラ、トレジアの5人で総当たり戦をやり、カリーナが最下位になったと言った。

「カリーナお姉ちゃんがビッケになったんだ」

「でも全部接戦だったけどね。珍しくお姉ちゃんがへこんでた」

 お姉ちゃん達と話しているとお母さんが来た。

「セリカ、他にも温泉があるの? 行くわよ」

「へっ」

 そのまま腕を引っ張られてお母さんに連れて行かれ他の温泉を案内する事になった。

 何故こんな事になったんだ。

 お母さんが1番元気だよ。

 私はさっき入ったので近くのお店でお菓子を買って食べていた。

 私はそれよりお昼が食べたいよ。



ご覧いただきありがとうございます。

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