川を見に行くことになりました 2日目
おはようございます。
川の下見に来て2日目となります。
周りは小麦畑が広がる綺麗な景色で、気持ちが良く清々しい朝です。
お天道様、今日も1日良い日であります様に。
朝食の準備をします。
たまごサンド2種、たまごサラダと厚焼卵です。
厚焼ベーコンとトマトスープも作りました。
手抜きとは言わせ無いよ。
厚焼卵が大好評でした。
◆
朝食の後、集合して決壊した場所に歩いて来ました。お母さんとお姉ちゃんズは、魔法の訓練をするそうです。ルーナさんと護衛2名は、お母さんの方に付いてます。
「ここが決壊の場所だセリカどう見る」
「まず決壊の始まりがここだけなのか、また近くの場所なのか毎回変わるのかによって変わると思います。
2つ目、川が蛇行してますので土手に圧力がかり、土手が決壊したと思います」
「決壊はこの場所だけだ」
「見える範囲で考えますね。
土手の強化はここから上流と下流にすればいいと思います。
それとあそこの小川は移動した方がいいと思います」
「どうして小川を移動しなければならないのかい」
「本流が増水した場合水量が増えます。
そうすると小川と本流とでは水量に差が出て、小川の水が合流出来なくなり、水が逃げ場をなくして溢れます。
そして今度は本流の水が小川に流れ込み、その時に土手が崩壊して決壊すると考えます」
「村長どうだ、決壊する時はこの様になるのか」
「はいそうです。決壊前はまず小川で水が溢れて、その後土手が崩れ決壊します」
「そうか、セリカの言う通りになったなった」
「お父さん、とりあえず原因がわかったので対策を考えた方がいいのでは?」
「そうだな。昼食後から対策の話し合いをしよう」
一旦、休憩となりました。
昼食は、村のお母さん方が作ってくれました。
美味しかったよ。
「セリカ、午後の打ち合わせは出なくても良いよ。
自由にしてなさい。
どうしてもと言う時は知恵を貸して欲しい」
「はい、分かりました」
午後は暇になってしまった。
「お母さん、午後は暇になったから村の散策に行ってもいいですか」
「いいわよ。サツキと護衛を1人連れて行きなさい」
「はい」
少し休んだ後はサツキさん、護衛を連れて散策に出ました。
「セリカお嬢様、昨日と今朝の食事美味しかったです。ありがとうございます」
護衛の人が言ってきた。
「いいのいいの 私達の護衛をしているのだから気にしないで」
「はい。ありがとうございます」
「それでお嬢様、どちらに行かれるんですか」
「全然決めてないよ。
商店があればそこで買い物かな」
村の中心に向かってしばらく歩くと、一軒のお店があったので入ってみよた。
「こんにちは」
「いらっしゃい。あら可愛いお客様ね」
「ここは何を売っているのですか」
「食料品や生活品などだね。村の商店はここだけだから」
「鳥肉はありますか」
「今日は、うさぎの肉が入ってるよ」
「2羽下さい。出来ればお肉と骨を分けて欲しいす。
野菜はありますか」
「野菜はそっちの棚にあるから見て頂戴。
お肉の解体はいいけど、骨は処分してもいいかい」
「骨も持って帰ります。野菜見てきますね」
野菜を見に行き、コンソメ用を買います。
「女将さん、卵とミルクありますか。」
「あるよ、何個いる? ミルクもあるよ」
「30個で、ミルクが4リットル。野菜がこれだけ」
「いっぱい買ってくれるね、ありがとう。
チョットだけおまけしてあげる」
「女将さんありがとう。はいお金」
「ありがとう、また来てね」
「はい、また来ます」
商店を後にして、戻りました。
「ただいま戻りました」
「お帰りなさい」お母さんが、返事した。
「セリカばっかり出かけてずるい」
カリーナお姉ちゃんが言った。
「ズルイ、ズルイ、ズルイ」コロナお姉ちゃん
「なんですか、この駄々っ子ちゃんは?
夕食の材料を買いに行っただけですよ。」
お母さんが笑っている。駄々っ子ちゃんがはまったようだ。
「夕食がいらないならいいですが」
「「いります」」お姉ちゃんズが、ハモった。
◆
パンを焼く窯を作りましょう。
もちろんピザも焼ける様に。
それと骨を茹でといてもらおう。
「サツキさん、骨を洗ったら茹でといて下さい」
「分かりました」
外に出て少し離れた所で「クラフト」と唱えると、窯が出来ました。一度温めよう。
薪を入れてファイヤーボールを一回出す。
やっぱ魔法は便利だね。
「セリカは器用ね」
後ろにお母さんとお姉ちゃんズがいた。ビックリしたよ。
「これは何?」
お母さんが何を作ったのか聞いて来た。
「パンやピザを焼く窯」
「じゃあ、焼きたてが食べれるの?」
お母さんがニコニコして聞いて来た。
「そうですよ」
「「ヤッター」」お姉ちゃんズ
「どうしたんですか」
「夕食の手伝いをしようかと思って」
お母さんが言った
「ありがとうございます。
パンの素をお願いしますます。
チョット用意しますから、手を洗って待っててください」
ボウルに材料を入れて説明する。
「耳たぶの硬さになったら教えてください。
サツキさんどんな感じ?」
「はい。茹で上がりそうです」
「じゃあ、お湯捨てちゃって」
コンソメ用の野菜を用意する。
もう一度鍋に水を張り、骨と野菜を入れる。
「サツキさん、沸騰したら教えて」
「はい」
◆
私は一旦外に出た。
アイテムボックスから木板を2枚出し、1枚はファイヤーで焦がして黒っぽくする。
2枚の板を並べ、イメージをして、「モデリング」と詠唱。
リバーシを作りました。
簡易的にだけど、それを持って家に入って行った。
「セリカ、チョット見てもらえる?」
お母さんに、呼ばれので行った。
「大丈夫ですね、一先ずこのままで、次やるのは間が空くのでコレで遊んでいてください。
それと手を洗って来てください」
手洗いから帰って来て。
「これは、リバーシと言う玩具です」
遊び方を説明した。
「面白そうね。カリーナやりましょう」
お母さんが、乗って来た。
「サツキさん、チョット休憩しよう」
「はい」
しばらく、リバーシをやってるお母さん達を観ながら休憩した。
◆
さてやりますか。
「サツキさん、じゃが芋10個程茹でといて」
「はい。何を作るんですか」
「これはポテサラ用、私はマヨとトマトソースを作るよ」
調理に入った。
マヨとトマトソースができて、パンの生地をある程度の大きさに切ってからまた寝かした。
「お嬢様、茹で上がりました」
「冷めてから粗めで潰しといてください」
コンソメは、どうかな。
「うん美味しい。鳥とはまた違っていい。
サツキさん、チョット飲んで見て」
「ん、これもいいですね鳥とは風味が違って」
「成功して良かったよ、マヨが出来てるから潰し終わったら混ぜ解いて」
コンソメを別の鍋に濾して、ホワイトソースを作ります。
「サツキさん、野菜切ってシチュー用で」
「確か、少し大きめでしたね」
「そう、この緑のは入れるのは待ってて。
他のは切ったら入れていいから」
「はい」
私は、お肉を切って鍋に入れた。
ホワイトソースもできて混ぜたからあとは、煮込むだけ。ブロッコリーも入れたし。
ピザの用意もできたしさて焼こうかな。
「サツキさん、運ぶの手伝って」
「はいピザですね。これ好きです」
「私も大好き。これ焼き上がれば用意が終わり」
ピザを焼き始めた。
「おっ、いい匂いがするな。」
お父さんが、帰って来た。
「お父さんお帰りなさい、大変でしたね。」
「ありがとうセリカ、大丈夫だよ。」
「もうすぐ夕食ができるから。」
「わかった、中で待たせてもらうよ。」
お父さんは、中に入って行った。
「サツキさん。もうすぐ焼き上がるから護衛2人呼んできて」
「はい、呼んできます」
護衛さんが来て、ピザとシチュー、ポテサラを渡してから、家族とメイドさんの分をテーブルに並べた。
楽しい夕食が始まりました。
ご覧いただきありがとうございます。




