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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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フソウ国満喫中

 鉄道の講習が終わり、何をしようかと考えていると皇女様が来て、外に食べに行きましょうと言ったので一緒に行く事にしました。

「行く所は決まっているのですか?」と聞くと「お楽しみに」と言われました。

 そう言われるとワクワクしますよね。

 皇女様のお目当てのお店の前に来て、馬車を降りて店を見ると{カレーと焼きうどん}の看板が出ていた。

 店の中に入り、個室に案内されて席に着くと皇女様が言って来ました。

「此処は以前セリカさんが帰った後に私の趣味で作ったのですよ。と言っても1年程経ってからですけど。

 美味しいカレーとBBQで作ってもらった焼きうどんを皆に食べてもらおうと思って」

「そう言えば焼きうどんを流行らせると言っていましたね」

「そうなんだけど、カレーの方は良く出ているのだけど焼きうどんの方は余り出ないのよ。

 どうすれば良いのか意見が欲しいの」

「メニューを見せてもらっても良いですか?」

「店長メニューを持って来てー」

 店の奥から店長が来てメニューを持って来てくれた。

 受け取ったメニューを見るとカレーの方は定番のメニューの他にご飯の量が選べたり、のせる具、辛さが選べる様になっていた。まるで前世の何処かのカレー屋の様になっていた。

 焼きうどんを見るとカレー味と醤油味の2種類のみであった。

 店長に焼きうどんの具を聞くと同じ具を使っているそうだ。

「そうですね、味を増やす方法と具を変える方法、後はお好み焼きをのせるのも有りかな?

 味は味噌味、塩味、ソース味、ケチャップ味で具は鶏肉やホルモン、ベーコン、海鮮でも行けそうですね。

 提供の仕方だとカレーと焼きうどんの半分の量のセットにするとか、2、3種の焼きうどん食べ比べのセット等ですかね」

「アイデアがいっぱい出ましたね。店長どうですか?」

「はい、嬉しいのですがソース味とケチャップ味、ホルモン、お好み焼きと言うのがわかりません」

「じゃぁ作りましょうか? 材料はあるので、厨房を貸して下さい」

(確か牛のホルモンも入っていたような気がする)

「はい、お願いします」

 店長に案内されて厨房に行き、リュックから必要な材料をテーブルの上に出しました。

 小皿を借りてソースとケチャップを出して、店長に味見をしてもらいました。

「黒い方は複雑な味ですが美味しいです。赤い方はトマトの味で酸味が有りますけどこれも美味しいです」

 店長の感想を聞いてから先ず2種類の焼きうどんを作り、皇女様と店長に試食してもらい、試食してもらっている間にホルモンを使った味噌味とお好み焼きを作り、これも試食してもらいました。

            ・

「セリカさん、全部美味しいです。お好み焼きはホーデン領のお祭の時とは違うのですが、これも良いです。うどんの食感が面白いです」

 皇女様は上機嫌だ。

「全て美味しかったです。直ぐにでもメニューに取り入れたいですが、ソースとケチャップはどこで手に入るのでしょうか?」

 店長が聞いて来たので「私の国で作っている調味料です」と答えた。

「殿下、直ぐに輸入して下さい。お願いします」

 店長が皇女様にお願いしていた。

 取り敢えずは私の持っていたのを分けてあげたら大喜びだったので自分で試作するのだろう。

 試食後も話しをしてから皇城宮に戻りました。

 馬車で戻る途中で「何処か行きたい所はありますか?」と聞かれたので「温泉に行きたい」と言いました。

「良いですね〜。皇都から出て近い所に行きましょうか」

 直ぐに予定を決めて、明後日から1泊です。


        ー・ー・ー・ー・ー

 温泉に行く日になりました。私は昨夜からワクワクして落ち着きがない状態でした。

 ホーデン領には温泉が無いので此処ぞとばかりに楽しみにしています。領内にあるかな?

「セリカさんそろそろ行きますよ~」

 皇女様に呼ばれて馬車に行くとケターダさん姉妹とエマーダさんがいました。

 勿論侍女さんや護衛(女性)も一緒です。

 昨日皇女様がケターダ(姉)と話しをした時に言ってしまったらしく、その話を妹にしてからエマーダさんを呼んだと言うことだ。

 まぁ大勢の方が楽しいからね!

 馬車に揺られて2時間半で温泉地に着き、馬車を降りると、そこにはなんと見事な和風建築の旅館がありました。

 皇族が行くからこうなるよね。もうちょっと鄙びた処だと思ってたよ。

「着きましたよ。中に行きましょう」

 皇女様を先頭に5人+侍女さん、護衛さん(女性)で中に入って行きました。

 中も立派な造りになっていて前世だったら国宝か重要文化財になるのではないかと思われる。

「ほえ~」と思わず言ってしまった。

「セリカさん、面白い驚き方をしますね」

 皇女様がクスクス笑っている。

 他の皆も手で口を押さえたり、肩を震わせていた。

 そんなに可笑しかったな?

 女将さんに部屋に案内されると5人で1部屋だったのですが、部屋が広い。もしかして皇室御用達の旅館なのかと思ってしまう。

「さあ温泉に行きましょう」

 皇女様が言ってきたので用意をして温泉に入りに行きました。

 浴場に来たので扉を開けて中に入ると中は広く檜の香りがします。此処の浴場は直したばかりと先程女将さんが言っていた。

 温泉は源泉かけ流しでお湯は青くなっていた。

 もしかして美肌の湯かな?

 先ず身体を洗ってから湯船に浸かります。

 思わず「はぁ〜」と言ってしまった。まぁ中身は40を超えてるからね。

 でも久し振りの温泉は気持ち良いね。

「セリカさん、露天風呂の方に行きませんか?」

 皇女様がこちらに来て誘って来ましたが、私は皇女様があまりにも綺麗なので見入ってしまった。

「どうしました?」

「女神様が降臨した」

「何を言っているのですか、行きますよ」

「は~い」

 返事をして皇女様の後ろについて行きました。

 露天風呂に来ると内湯程大きくありませんがゆったりと入れそうです。

 お湯に浸かりほっこりしていると、ケターダ姉妹とエマーダさんもこちらに来たようです。


「昼間からのこの解放感がたまりません」

 そう言うと皇女様も言ってきた。

「本当ですよね。とても気分が良いです。

 嫌な事があっても忘れそうです」

 

 のんびりしすぎて長湯になりそうですが、私達は淑女ですから水鉄砲で暴れたりしませんよ。

 あ~極楽極楽。





ご覧いただきありがとうございます。

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