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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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ポンプと料理のお披露目

 クオンさんとの話し合いをしてから1週間。

 その間商業ギルドへ行ったり、ヘアピンとバレッタが完成してお披露目がありました。

 ポンプ以外は審査に通り無事に登録となりました。

 (一生懸命書いたのが報われた)

 

 今日は、井戸に手押しポンプの設置です。

 朝から職人さんが設置しております。

「クオン、設置はどうだい」

 領主様、もう終ります」

「皆を呼ぼうか」

 お父さんが皆を呼びに行った。


 家の家族、メイド、コック、クオンさん、職人さん、商業ギルドから3人程来ていた。

「クオン頼む」

「はい。これはセリカお嬢様の案を元に作ったポンプです。これにより水汲みが楽になります。

 まず最初だけですが本体に水を入れます。

 そして、このレバーを上下に動かします。

 しばらく動かしますと、ここから水が出ます」

 シュコ、シュコ、シュコ、シュコ、ザッパーン

 水が出てきた。

「おー出た」

 皆が驚いている。

「皆さん順番に動かしてみてください」

 皆が順番に触って動かしている。

 クオンさんとお父さん、ギルドの人達が話をしてる。私は、資料を提出してあるので、問題無し。

「ねーねーセリカ、これも考えたの?」

 カリーナお姉ちゃんに聞かれた。

「うん。考えたと言うか案を出しただけ。

 便利になるしね」

「便利になるのは良いことだよね」

 コロナお姉ちゃんが入って来た。

 メイドさんだーズは、ポンプのレバーで遊んでいる。

 お父さんとクオンさんがやって来た。

「セリカありがとう。無事うまく行ったよ」

「お嬢様ありがとうございます。

 あの絵が無ければできなかったかもしれません」

「クオンさん大げさだよ。コレで販売できるね」

「はい。売りまくりますよ」

 無事お披露目は終わりました。

 そういえば料理の勉強会はどうなったんだろう。


 2日後、ユーナさんと一緒に呼ばれました。

 明日、女将さんの店で勉強会をするとのこと。

        ー・ー・ー・ー

 本日は料理の勉強会となりました。

 家族全員とユーナさん、サツキさんで参加です。

「女将いるかい」

「領主様、今日はありがとうございます。こちらは、10名の料理人が来ております」

「始めようか」

 今日の勉強会のメニューは、

○フライドポテト

○コロッケ 2種

○ハッシュポテト

○ポテトサラダ

○アジフライ

○マヨネーズ

○タルタルソース

○じゃがバター

○唐揚げ

以上です。

「皆さんこんにちは。今日は来てくださりありがとうございます。

 9種類の料理を作っていただきます。

 じゃが芋が豊作だったので、じゃが芋中心となっております」

 私が挨拶をして、始まりました。

 何チームかに分けて作ります。

「まず私達が作りますのでそれを見てから作業に入ってください」

「はい」

 料理人が、大きな返事をした。

 私とユーナさんが作り、サツキさんが補助です。

 私が作り方の説明をして行きます。

 説明と作り方を見てから、料理人達がスタートします。

 質問があれば、回答しながら各チームを見て行きます。

            ・

            ・

            ・      

「全ての料理ができました。全員で試食しましょう」

 全員が食べ始めました。

「こりゃ、うめー」

「こんなやり方があったとは」

「このマヨネーズって言う調味料いいな。

 保存が効かないのが残念だけど」

 料理人達が、色々と感想を言って行きます。

「セリカお嬢様、他にも調理法はあるのですか?」

「商業ギルドに登録してあるので、レシピを確認してください」

「わかりました」

「無事に終わったな」

 お父さんが言って来た。

「はい。料理人の方も楽しそうでよかったです」

 しばらくすると、商業ギルドの人が来た。

「領主様が、こちらに居ると聞いてきたのですが」

「おお。こっちだどうしたんだ。」

「お忙しいところすみません。

 実は今回お嬢様が色々とお作りになってので、この際見本市のような物をやったらどうかと思いまして」

「セリカどう思う」

「いいと思います。町でも出したい人がいるかも知れないですし、クオンさんが入ってくれればもっとにぎやかになると思います」

「じゃぁ決まりだな。商業ギルドが中心となってやって欲しい」

「ありがとうございます。では計画をさせていただきます」

 ギルドの人が帰って行った。

 お父さんが、皆に言った。

「おーい皆。ギルドの話が聞こえた者もいるかもしれないが、今回の事で見本市を開く事になった。

 良ければ皆も参加してくれ」

「おおー」皆いいみたいだ。楽しみだね。

「今日はありがとう」

 ひとまず解散となりました。

「コロナお姉ちゃん、お腹がポッコリとなってるよ」目一杯食べたようだ。

「だって、美味しすぎるよ」

「食べ過ぎだよ。お母さんにまた言われるよ」

「それは言わないで」

 今日も楽しい1日でした。



 

 

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