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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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皇女様との話と定期試験

 校外訓練も終わり、魔導具関係も一旦落ち着いたので、期末の試験前に皇女様のところに遊びに行く事にしました。

 今まで色々あり過ぎてなかなか行けませんでした。

 ちゃんと御伺はして、留学してきた4人と一緒に大使館に行きました。

 寮の厨房を借りて甘味を作ってお土産にしています。

 大使館では皇女様自ら出迎えてくれていて、久し振りに会った皇女様は益々綺麗になっていますので、私もこうなりたいなと思ってしまった。

 大使館に入り応接室で色々な話しをしました。

 相変わらず皇女様の話しは面白ろくて私の世界を広げてくれる。

 最近は花火魔法を覚えたと言っていた。

 魔力量が少ないので100発がやっと打ち上げる位だそうだが、早く本国でやってみたいと言っていた。

 それと、ホーデン領で小型船に使っているスクリュー式の魔導具を貿易船に使えないか? と提案を受けました。

「貿易船用ですか? 回転の魔導具を使えば出来無い事はありませが、問題点もあります。

 軸の精度と軸からの水の進入、スクリューの形状、後ろが重くなるのでバランスが取れるかですね。

 後は舵のもっていきも考える必要があります。

 風に左右されない様にしたい事は理解出来ますので協力はしたいですね」

「他の方法とかはありますか?」

「有るには有るのですが、こちらも問題点はあります。

 外輪式と言って船の横に水車の様なのを付けるのですが、荷の積み下ろしに制限が出来ます。

 簡単にですが絵を描いてみますね」

 バッグから紙とペンを出して描き始める。

 カキカキ

「この様な感じですね」

「これだと接岸にも影響が出そうですね。

 例えばこの外輪を1つにして後ろにもって行く事は出来そうですね」

「それだと舵の設置に影響が出そうですけど」

 その後も話しをしたが良い解決策が出なかったので継続協議となった。

 船の話の後は鉄道や魔法の話になった。

 フソウ国でも鉄道は興味が有るそうで皇王陛下が考えているみたいと言っていた。

 魔法は氷魔法と[ホバー]を注意事項と共に教えた。

 皇女様はあっと言う間にコツを掴むので覚えるのが早いよね。

 大使館の庭を走っていて、いつの間にか剣技と組み合わせている。楽しそうで何よりだ。

 夕方になったので帰る事になった。寮は基本的に外泊禁止だからね。

「あんなに楽しそうな殿下を見るのは初めてです」

 ケターダさんが言って来た。

「そうですか? 会う時は何時も楽しそうにしてますよ。

 私は皇女様が船で「出港」と言う時の凛とした姿と声が好きです。とってもカッコ良いので」

「私も見たいです」

 もう1人の女子のエマーダさんが言って来た。

「皇女様は皆さんに慕われているのですね」

「そうですね。皇族で1番人気が有りますね」

 そんな話ししながら帰りました。

 門限ギリギリで怒られそうになった。

 就寝前にジェミニさんが聞いて来た。

「セリカさんは試験の準備は出来ているのですか?」

「全然やってないよ。歴史と剣技以外はどうにかなると思ってる。

 まだ提出による試験もないから」

 学園に行くと今回の試験の範囲が教科ごと発表されたので全てメモ書きした。

 試験期間に入ったので部活は休みになります。

 授業が全部終わったので帰ろうとしたら。

「師匠教えて下さい」

「急に何を言ってるの?」

「セリカちゃん、私にも教えて!」

「はぁ、教科はなんですか?」

「「計算」」

 声が揃っていた。

「下校時間迄此処でやりましょうか。

 黒板もありますから」

           ・

           ・

「こんなとこですかね。後は復習して下さい」

 寺子屋メンバーにフソウ国の4人、ジェミニさんに何故か王女殿下も来ていた。

 その日の夜コロナお姉ちゃんにメールして過去の試験問題があるか聞いたら、全部とってあったので全てもらって来ました。

 カリーナお姉ちゃんのもありました。考えていることは同じですね。

 コロナお姉ちゃんは脳筋で暴食大魔王だけかと思ったら頭が良いんだよね。大概100点中90点以上だった。

 次の日からもやっていたのだが日に日に増えていった。最終的にクラス全員だった。

 試験初日と2日目は選択と実技以外です。

 ほぼ過去問題と同じでした。

 やっぱり使い回しだよ。

 3日目は選択でした。

 全て答えを書いた。

 酪農だけは難しかったのは命が有るものだからしょうがないよね。

 4日目は実技試験と検査。

 先ずは剣技から対戦相手はサンニッチの次女だった。何か言っているけど無視。

 イザ始まると相手はへっぴり腰になっていたのでさっさと終わらせた。

 まだ喚いているけど無視。

 まぁ形にはなったのでOK。

 次は魔法実技だが2つの試験があり、1つ目が走りながら的3つに当てる試験。

 2つ目が対戦です。

 走りながらは[ホバー]を使おうとしたら駄目と言われたので、しょうがなく足で走って撃ちました。

 全て中心に当たり終了。

 対戦はまたサンニッチの次女でした。

 何か言っていますが、うるさいです。

 始まると[ファイヤーボール]を撃って来ますが、ノーコン過ぎて明後日の方向に飛んで行っています。

 最後の1球だけは私のところにきましたが、[シールド]に[リフレクション][ホーミング]付きで撃退しました。

 撃った本人は自分で撃った魔法を自分が喰らい気絶しましたので静かになりました。ちゃんちゃん。

 検査は闇と聖属性、スマホを隠蔽、魔力量を改ざんしておきましょう。他はもういいかな?

 無事終わりました。

「セリカさんどうでしたか?」

 ジェミニさんが聞いて来たので。

「まあまあ」と答えておいた。

「セリカちゃん帰ろ〜」

 ミウラちゃんが誘って来たので、皆で一緒に帰った。

 明日から通常の休み迄は試験休みなので何しようかな?

 



 

ご覧いただきありがとうございます。

感想、誤字報告ありがとうございます。

感謝いたします。

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― 新着の感想 ―
船外機みたいなのにすればいいんじゃないかな?
大型船用推進器の開発が楽しみです。
[ホバー]×皇女様で「あんなもの飾りです」の方を想像してしまう。
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