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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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寺子屋メンバーの試験

 明日は寺子屋メンバーの試験の日なので訓練場を借りようと魔法実技の講師の所に行き、事情を話すと見学させて欲しいと言われたので監督官として参加してもらいます。

 訓練場は借りれました。

 夕食の後、明日の試験方法を考えていると。

「セリカさん何してるのですか?」

 ジェミニさんに聞かれたので明日の試験方法を考えていると言った。

 話しをしていると良い方法を思いついたので紙にメモ書きをしてから実際にホバーで走行するコースを考えました。

 スタートしてから直線50m、左カーブ、右カーブ、5m直線、右カーブ、左カーブ、10m直線、左直角カーブ、25m直線、左直角カーブ、10m直線、10本のスラローム、スロープを上がり高さ3mをホバーで着地、15m直線、クランク、15m直線、右直角カーブ、5m直線、左直角カーブ、10m直線、5m間隔のハードルを5つ高さ80cm、コースなりに進んでスタート地点に戻りフィニッシュ。

 コースが決まったので寝ましょう。

 ジェミニさんはもう少し訓練魔力量の訓練をする様だ。


       ー・ー・ー・ー・ー

 試験日当日の放課後は着替えから直ぐ訓練場に来てコースを土魔法で作っていきます。

 コース幅は3mです。ジェミニさんには実技の講師を呼びに行ってもらっています。

 最初にフソウ組が来たので、ホバーのやり方を教えてから動き方を見せて教えます。

           ・

           ・

 ある程度出来る様になったので注意事項を言ってから自由に練習してもらいます。

 暫くすると寺子屋メンバー4人と実技の講師、ジェミニさん、第3王女殿下が来ました。

 先ず4人と講師にコースの説明をしてから4人にはコースをゆっくり2周をホバーで走行してもらいます。

 4人が走行してる間に全体を見渡せる様に観客用の高台をスタート地点辺りに作ります。

           ・

           ・

 4人が戻って来ましたので1人ずつスタートさせるのですが、何故か学園長や講師方、生徒の観客が来ています。フソウ組とジェミニさん、王女殿下は高台から見ています。

 何故か宰相閣下と第1王女殿下迄来ましたので高台から見てもらいます。

「さて始めようか。ギャラリーも増えて来たし楽しい事が始まるよ。

 タイムアタック迄やろうか考えたけど今日は無しにしますが、全力でやって欲しい。

 無理と思ったらやめて良いよ。無理すると怪我するからね。

 実際走ってどうだった?」

「セリカちゃん結構難しいよ」

「師匠〜私もそう思うよ」

「じゃぁ私がデモンストレーションしようか。

 4人は高台から見てからにしようか」

 4人が高台に上がった。

「誰かスタートの合図を出してー」

 イメージをしてホバーを発動する。

「ホバー 15cm」

 スタート地点に着き右手を上げて用意出来た事を伝える。

 実技講師が合図をしてくれるみたいだ。

「ヨーイ、スタート」

 風魔法の出力を上げスタートする。

 結構な速度からカーブを曲がって行き、直線から直角カーブ、直線、直ぐ直角カーブからスラロームに入って抜けて行く、スロープを上がって3mを出力を制御しながら降りてクランクに入って抜けてから右、左の直角カーブ、直ぐにハードル5台を1つずつ飛びこして行きスタート地点に戻る。

 ほぼ全力で行けたから気持ち良かった。

 出力を下げながら高台の4人方に行く。

「気持ち良かった。さてどうする。

 誰からやるのかな?」

「師匠、あれは全力ですか?」

「ほぼ全力だよ。直角カーブで若干速度落としたかな。私は練習走行してないから」

「えっいきなりやったのですか?」

「そうだよ。

 では4人には5分のイメージする時間を与えます。

 先程走ったのと私の走ったのを見てのイメージを合わせて下さい。それでは始め」

           ・

           ・

「はい、終了。もう一度言うね、無理と思ったらやめていい、速度も落としていいから、何度でもチャレンジさせてあげるから。いいね」

「はい」

 4人が返事をした。

「さて誰からやるのかな」

「僕からいきます」

 男子メンバーから行くそうです。

「スタート地点に着いてらホバーを発動して用意が出来たら右手をあげて下さい。

 ヨーイの後にパンと言う音を出しますのでスタートして下さい。それではスタート位置に行って下さい」


 男子メンバーがスタート位置に行き手を上げた。

「ヨーイ、パン」

 スタートしました。上から見る限りでは良さそうだ。直角カーブも上手くやっている。

 スラロームもいいね。降りる所の出力制御もいい。

 クランクは速度を落とした様だ。

 ハードルも上手くやっている。

 怪我なくゴールしたので良し。


 2番目は男爵家の女子。

「ヨーイ、パン」

 直角カーブでスピードを落とした。

 クランクでもスピードを落としたね。


 3番目は伯爵家の女子。

 直角カーブで少しスピードを落とした。

 スラロームが少し苦手の様だ。

 クランクはスピードを落としたね。


 最後はミウラちゃん。

 カーブは綺麗に回っている。

 直角カーブも上手く曲がった。

 スラロームもいいね。

 高台から降りるのも出力制御出来ている。

 クランクは速度を落とした様だ。

 ハードルも上手く行っている。

 無事ゴールした。

 

「はい、お疲れ様。やって見てどうだった?」

「疲れましたよ師匠」

「今日の課題が見えたと思うけど、自分ではわかったかな。今回は4人はギリ合格かな?

 クランクは足の持っていき方で変わるから先ず自分で試してね。

 講師、どうでしたか」

「何の属性魔法何だ?」

「風ですよ。足の裏に1つずつ、背中に2つの出力ポイントで制御が4つです。もう2つ付けると空を飛べますよ」

「えっ、本当か?」

「やってみましょうか「バーニア」」

 魔法を発動させて10m程上がり横移動したりする。

 ちょっとだけやってから降りる。

「どうですか? 無属性でも制御4つで飛べますよ」

「夢を見ている様だ」

 宰相閣下を見るとびっくりした顔をしている。

「今日は終わりですね」

 全員が高台から降りてから土魔法を解除して平地に戻す。

 学園長は宰相閣下と話し込んでいる。

 4人は合格した事を喜んでいた。

 フソウ組も頑張るそうだ。

 今日は美味しいごはんが食べれそうだね。

 

ご覧いただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
出来る人数が増えたら、鈴○サーキットとか富○スピードウェイを再現したコースで競争しようぜ
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