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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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魔法の練習場を作ろう

 今日は屋敷の裏に来ています。

 魔法の練習場を作りに来ました。

 昨日までの4日程は部屋にこもって、商業ギルドに提出する書類を作っていました。

 洗濯物干し、髪を纏める小物、料理レシピです。

 料理レシピが結構多くて大変でした。

 フライの関係が多くなってしまいました。

 それでストレス発散を込めて魔法を使って行きます。

 お父さんにはちゃんと許可を貰い、どんな感じにするのか聞いてきました。

「この間の壁は、そのまま残すと言ってたから。

 そこから、50mと25mの所にピッチャープレートみたいなのを作って距離が分かる様にして置こう」

 魔法を撃っているときに、横切らない様に柵が必要かな? 

 まずは的の壁から50cm離して巾4mで、50mの発射位置まで、高さ1mで、厚さが、80cmで杭ナシで地面と一体化させる。

 ヨシ!やってみよう。イメージを浮かべて。

「ウォール」

 魔法を発動させると、的の壁の方から柵がこっちに向かってくる。

 50mの印まで来ると止まった。

「今度は、外の25mと50mの間にとりあえず六畳程の小屋を作ろう。 

 窓ナシでドアが1つ。

 この場合は、呪文は何だろう とりあえずそれっぽいのを、言ってみようか」

 イメージを固めて魔法を発動する。

「クラフト」

 数十秒後に出来上がった。

「できちゃった。窓が無いとなんか変だけどいいか」

 隣に屋根付のベンチを作ろう。

 休憩所は必要だよね。

「クラフト」

 休憩するベンチができた。屋根は小屋と同じで裏に水が落ちる様になっている。

「とりあえず出来たからここからチョット撃ってみるかな」 

 50mからファイヤーボールを3連発で撃つ。

「シュート」

 3連発を10回出した。ちゃんと壁に当たったよ。

「おおー。なんかスッキリした。でも壁に的は必要だよね」 

 壁に近寄り的を描いた。凸と凹で表現してるけど。

「いいね、二人並んで撃てるね」

「あらセリカ、すごいのが出来てるじゃない」

 お母さんが見にきた様だ。

「丁度終わった所」

「説明してね」

「はい。昨日の壁には的を描きました。

 撃つ所は人が横切らないように、柵と言うか壁を作りました。

 撃つ所は、25mと50mの所に印を付けています。

 後は道具などを入れる小屋と休憩所を作りました」

 セリカ、50mの所から撃って見て」

「はい」

 私は、さっき撃ったのをもう一度やった。

「結構正確に撃つのね。ほとんどブレがないわよ」

 お母さんに褒められた。嬉しいな。

 話しをしていると、

「お母さんとセリカは何してるの?」

 お姉ちゃんズとお父さんが来た。

「訓練場を作ったので説明してたの」

「セリカ、すごいのを作ったなぁ」

 お父さんが、驚いてる。

「セリカはすごいのよ。ここから正確に的を当てるの」お母さんにまた褒められた。

「セリカ、チョット撃って見てくれないか」

 お父さんに言われた。

「はい」また同じ様に、魔法を撃った。

「すごいな、あんなに正確に同じ所に行くなんて」

 お父さんがびっくりしている。

「カリーナとコロナはやってごらん」

「「はい」」

 お姉ちゃんズが、ラインから撃った。

 まだ連発はできない様だ。

 それに弾着する所が、バラバラだ。

「セリカはどういう考えで撃っているの?」

 お母さんに質問された。

「魔法をどう使うかをできるだけイメージしてます。それだけです」

「えっそれだけ?」

 お母さんがびっくりしている。

「ほかにどういう事を考えるんですか。

 すべての状況込みでイメージしてますが」

「そうね、セリカはそのままでいいわ」

 お姉ちゃんズはお父さんにしごかれている。

「お母さん、休憩所行きませんか」

「良いわね」二人で、休憩所に行った。

「全体の訓練風景が見れるわね」

 感心していた。

「食べますか?」私は骨せんべいを勧めた。

「いただくわ。好きよねぇ、セリカは」

「体にいいですから」

 しばらく話をしていると、練習が終わったお姉ちゃんズが来た。

「疲れたよ。何食べてるの?」とコロナお姉ちゃん

「骨せんべい」

「セリカ、好きだよねー」とカリーナお姉ちゃん

「骨を強くしますから。食べますか」

「セリカ、お父さんにくれないか」

 まさかのお父さんから。

 一枚渡したらそのまま食べ始めた。

「美味しい。甘くないのが良い」べた褒めだった。

「これはユーナに言えばもらえるかな」

「はいもらえます」

 お父さんと骨せんべいの話をした。

 そして、魔法訓練は終わりとなりました。


 部屋に帰る途中で、ルーナさんと会った。

「セリカお嬢様、ありがとうございます」

 いきなりお礼を言われた。

「どうしたの?」

「洗濯物を干す道具を作ってくださったので」

「みんなの仕事が楽になるならそれでいいよ」

「わかりました。それと新作の料理楽しみにしてます」

「気が向いたら、と言う事にしといて」

「はい。それでは失礼いたします」

 私は、部屋に戻った。

 


 

 



 

 

 


御覧いただきありがとうございます。

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