表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
145/158

西部方面の開業と帰宅

 今日から西部方面の工事が始まりますが、さて何ヶ月かかるのでしょうか?

 抜けた領主がいたので、路線を変更したらちょっとだけ遠回りになってしまいました。

 そして1ヶ月後より追っかけでレールを引いて行くそうです。

 レイさんが無属性の[サイキックス]を使える人を集めて工事を進めていきます。

 前回の工事を見て、人を集めて訓練をしていたそうです。

 私の負担軽減が目的です。

 宰相閣下にメールを送っておきましょう。

          ・

          ・3ヶ月半 (6月中旬)

          ・

 塩の子爵迄整地が終わりました。

 閣下の領都迄やりましょう。

 この工事中に11歳になりました。

 一緒に工事している人達にお祝いしてもらいました。嬉しかったよ〜。

 誕生日に食べるジャンボなエビフライは届けてもらいました。

          ・

          ・2ヶ月 (8月中旬)

          ・

 終わりました整地は全て完了です!!

 やりました、私頑張りました。

 閣下に塩の子爵迄は近いと言っていたけど全然近くないよ〜。

 公爵領と塩の子爵領の駅ホームは増設出来る様にしています。

 将来的に増便が予想される為です。

 これからキズス領駅に戻ってレールの調整だー。

          ・

          ・4ヶ月 (12月中旬)

          ・

 調整も終わったー。枕木の間違いも無かった。

 これで試運転だと思ったら、レイさんが駅間が出来ると試運転を開始していました。

 言われていたのにすっかり忘れていました。

 レイさんが試運転でおかしいところをしてチェックをしており、私はチェックした場所を微調整していきます。

          ・

          ・2ヶ月 (2月中旬)

          ・

 貨物ターミナルを含めての試運転が終わりました。

 勿論営業運転を想定しての試運転も行いましたよ。

 試運転が終わっての改善も終わらせて有ります。

 キズス−塩の子爵間が3日、塩の子爵−西の公爵領都が1日半となり、スバル−西の公爵領都迄の直通運転で5日半となります。

 ホーデン領からは接続が上手くない時は1泊するので6日半となりますが馬車の1/3以下の時間で王都の近く迄行ける事になりました。距離的には長くなっていますけど。

 試運転中にお父さんが沿線領主と話し合いをして開業日が3月1日となりました。

 宰相閣下も途中で工事を見に来ておりました。

 公爵領都のオープニングは駅長と閣下に任せよう。

 そういえば全然家に帰っていないので直ぐに帰りたいのですが、キズスのオープニングが終わる迄は帰れません。

 これからキズス迄戻って開業迄は滞在です。


       ー・ー・ー・ー・ー

 開業日を迎えました。昨日の内にお母さんとカリーナお姉ちゃんが来ています。

 カリーナお姉ちゃんは後継ぎとしての勉強を始めました。

 オープニングの後、1番列車に乗って公爵領都迄行くそうです。本当はスバルから来た列車が向かうのですが、今日だけはキズス始発になっております。

 オープニングはユキさんと駅長さんにお任せです。

 スバルから来た列車は折り返しで戻りますので私はその列車に乗って、ホーデン領に戻ります。

 時間があるので売店に行ってお弁当とお茶を買いましょう。

 売店に入ると新作のお弁当があるので買ってみます。審査で1度食べてるけど実際に販売しているのはまだ食べていないのよね。

 後はお菓子とお茶を追加して購入しました。

 売店を出てホームにいると列車が入って来ましたので停車後ドアが開いてから乗り込みB寝台の自分の席にいきます。

 切符を買う時に空いてる席を教えてもらい予約します。

 今回は他の人との相部屋です。

 私が席に着いた後に3人組の女性が入って来ましたので挨拶をお互いすると、列車が発車しました。

 3人組の女性はキズス領の人達でスバル領に遊びに行くと言っていました。

 何回か列車に乗っているそうで、便利になったと喜んでいます。

 その様に言われると嬉しいですね。

 折角なのでお菓子を出して皆で食べながら話しをしました。

 3人組の女性達とはスバル領駅で別れてホーデン領行きに乗り換えます。

 売店で朝食を購入してから乗り込み、自由席の窓側に座ります。一人旅もたまには良いですね。

 時間になり発車しましたので朝食を食べながら周りをみるとこの車両の席は全て埋まっていて立っている人もいます。

 こうやって見ると乗客の皆が喜んでいるのを見ると嬉しいですね。作って良かった。

 何事も無く無事ホーデン領駅に着いたので屋敷に帰りましょう。

「戻りました」

 と言って屋敷に入った。

 先ずはお父さんの執務室に行き報告をして、鉄道の運営はユキさんに任せれば良いと言っておいた。

 その後は研究室に行ってパレットさん達に挨拶をした。

 話しをしているとエーミさんの加入で化粧品の開発がはかどっているそうで、新作も数種類販売しているそうです。

 カゼットさんはきっとホクホク顔をしている筈だ。

 サシャちゃんは中級ポーションが出来る様になっていると言っていた。

 サシャちゃんが行きたがっていた寺子屋の事を聞くとパレットさんが引き継いでくれていました。

 花火の方も寺子屋の生徒が出来る様に準備を始めているそうです。

 お父さんとも話をしているので安心です。

 これで心配はないよね!!

 研究室を後にしてキッチンに行く。

 キッチンに行くとユーナさんが1人だった。

 シンディーさんの事を聞くと退職して店を始めたと言っていた。

 どうも私が丼物をやったら嵌ってしまったらしくユーナさんに相談して退職したそうだ。

「どの辺りでやっているの?」

「魔導具街の方でやっていて、よくリンダがいるよ」

「明日行ってみようかな? それで1人で大丈夫なの?」

「サツキとユキノが手伝ってくれるから大丈夫だ」

「なら安心だね。

 そういえばフソウ国で買った調味料だけど一度も使ってないよ。

 食材倉庫を改造して時間停止の部屋でも作ろうかな?

 食材倉庫はユーナさんも自由に使ってね」

「随分前から使ってるぞ、お嬢が前に言っていたぞ」

「あぁそうだ言った記憶があるよ。ど忘れしてた」

「此処のところ忙しかったからな。暫くはゆっくりするんだろ」

「そうだね。ゆっくり出来れば良いな」


       ー・ー・ー・ー・ー

 朝食を食べてから食材倉庫に行って改造します。

 倉庫の地下に降りてから豆を置いてある後ろに部屋を作るので、土魔法で横に穴を掘っていきます。

 土魔法だと残土が出ないので使い勝手が良いです。

 ある程度の広さの部屋を作ったら入り口になる所にドアを作り、部屋全体に時間停止の付与をします。

 ドアが開いている間は時間が進み、閉めると時間が止まる様にしますが人は動ける様にイメージします。

「部屋全体に時間停止付与 人は動ける」

 魔法を発動させました。

           ・

 付与が終わったので[鑑定]をして見ると。

 [部屋全体に時間停止が付与されています。ドアが開いている時以外は停止となります。ドアが閉まっていても中で作業している人は動く事が出来ます]

 上手く行ったので土魔法で棚を作り、フソウ国で買った商品をわかり易く並べていきます。

「豆と鰹節もこの部屋に入れておこう」

 全て整理が終わったらユーナさんに見てもらう。

「これだったらわかり易いな。何の調味料かはわからないけどな」

「銘板でも付けておくよ」

「そうしてもらえればありがたい」

 棚に銘板を付けて完成しました。

 その後はパスタマシンを作り蕎麦粉10kgと一緒にマジックバッグに入れた。

 


 

ご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
南の公爵家が出てこないね。宰相が止めたのかな?
鉄道事業は一旦ひと段落かな。そろそろ12歳の誕生日ですね。これから何処へ向かうのでしょうか? 先の事は兎も角、お蕎麦何処で食べるのーw  
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ