表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

136/166

帰って来たよ

 フソウ国を出港して10日目の朝、ホーデン領が見えて来ました。

 帰路はトラブルも無く済みました。

 しいて言えばコロナお姉ちゃんが大量に買った甘味を4日で食べきってしまい、私とカリーナお姉ちゃんにお強請りをしてきた事位です。

「やっぱりこうなったか」

 カリーナお姉ちゃんが言いました。

 あまりにもしつこかったので船の厨房を借りて作ってあげました。

 次の日からはシンディさんに作ってもらっています。

 気分転換にもなると言っていたのでお願いする事にしました。

 全く暴食大魔人にも困ったものだ。


 陸地に段々近づいて夕方前には接岸して到着です。

 楽しい事は時間が経つのが早いです。

 船を降りてから皇女様にお礼を言って帰ります。

 両親が迎えに来てくれました。

「お父さん、お母さんただいま」

「お帰り」

 お母さんが私に抱きついて来ました。

 久々の安心する香りです。

 屋敷に帰ってからは、応接室で救助者の5人を紹介してから研究室の横に住む所を作ります。

 1階を玄関、食堂、簡易キッチン、風呂、トイレ等の水周りにして、2階を6畳程の部屋を5部屋にします。研究室には直接入れない様に渡り廊下にも繋げます。

 土魔法で寮を作った後は、用意してもらった布団を各部屋に入れてから明日、寮の食堂で話しをしましょうと言ってから屋敷に戻った。

 自室に荷物を置き、ユーナさんのお土産を持ってキッチンに行きました。

「ユーナさんただいま」

「お嬢お帰り」

 ユーナさんは笑顔で迎えてくれました。

 シンディさんはコックスーツに着替えてキッチンにいた。

「私とシンディさんからのお土産」

 フソウ国のお酒と菜箸等のキッチン用品を渡す。

「おぉ貰っても良いのか」

「勿論だよ」

「ありがとうお嬢、シンディ」

 喜んでくれた様だ。

 お土産を渡した後は今日から5人増えた事を伝えてリビングに行く。


 キッチンでは。

「フソウはどうだった?」

「楽しかったのもありますが、食べた物は全て美味しかったです。写真を撮って来たので後で見せます。

 フソウの料理本も買って来たのですがまだお嬢様に預けて有ります」

「お嬢はどうだった?」

「5つ程新商品を作り皇女様のお気に入りになりました。

 それと市場での大量買いですね。特に調味料が多かったです。

 後お嬢様に宿題をいただきました」

「いつもと同じと言う事か、それで宿題は何だ?」

「そうですね、詳しくは後で言います。宿題はオークのフライで丼物を1つ作れと言われています」

「そうか仕事が終わったら聞こう」

 夕食の準備に入った。

 リビングでは両親とメイドの2人にお土産を渡した。喜んでもらえました。

 夕食はオムライスにエビフライが2本付いていた。

 美味しかった。やっぱお家ごはんはいいよね!!

 夕食後は執務室でお父さんとこれからの話し合いをします。

「何時から始めるか聞いていいかい?」

「来週から始めます。今週は5人の事をやって仕舞います」

「各通達は出しておくよ」

「お願いします」


 翌日、寮の食堂に5人に集まってもらいこれからの事を話しました。

 一応部屋代と朝晩の食費はお給料が出てからもらう様にしました。日本円で部屋代が15000円、食費が1食250円です。

 エーミさんとサシャちゃんは研究室でパレットさんの部下として、レイさんとレイナさんは鉄道会社にアンリさんはこれから一緒にカゼットさんの所に行きます。

 研究室組はパレットさんの所に行ってもらい、鉄道組は本日おやすみです。

 私とアンリさん、サツキさんとで甘味屋さんに行くと丁度カゼットさんがいました。

 挨拶をしてからアンリさんの事を話しました。

「菓子職人のスキルが有り商品開発も出来、販売の方も大丈夫です」

「即戦力ですね。一旦仮で雇って実力を見てから採用を決めましょうか」

 店長は頷いた。

「お嬢様、この様な形になりますけれど良いですか?」

「アンリさんどう?」

「はい、お願いします」

 アンリさんは決まりました。

 そのまま研修になりました。


      ー・ー・ー・ー・ー

 その次の日にはレイさんとレイナさんの列車に乗ってもらい感想を聞きました。

 レイさんは。

「列車自体は運転を含めて合格ですね」

 レイナさんは。

「駅職員の行動、車内販売を含め列車内の職員の行動は合格ですね」

 良かったよ〜。イロイロと改善して来たけど本職に合格をもらえた。ほっとしたよ。

 レイさんには運行に関する纏め役に、レイナさんにはこれからの社員教育をお願いしようかな。

 

       ー・ー・ー・ー・ー

 翌日には2人を入社させて幹部として採用しました。この事は全社員に周知させました。

 これで5人の事は良いよね!!

 お姉ちゃん達も王都に行って仕舞いました。

 来週からは工事に入るぞ!!

ご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ