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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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6日目〜市場に行く②〜と王都での話

 6日目は私とシンディさんは別行動で市場に行って大量購入です。

 皇女様とミウラちゃんは私の所に付いて来ました。

 皇女様は私が何を買うのか気になる様です。

 ミウラちゃんは宰相閣下へのお土産です。

 宰相閣下は食べる事が好きなので調味料を買うと言っていました。

 市場に着いたので、さぁ買いましょう。

 味見出来る物は味見をしていきましょう。

購入したのは。

○胡麻 白、黒 各5kg

○醤油 淡口 1斗樽で3つ、たまり 1斗樽で2つ

○ミソ 赤ミソ 1斗樽で2つ、麦ミソ 1斗樽で1つ

○中華調味料 豆板醤等全種類を1斗樽 各1つずつ

○胡麻油 1斗樽で3つ

○きのこの加工品 なめ茸 小瓶で2ダース

○佃煮 海苔 小瓶で2ダース

    甘海老、アサリ、桜でんぶ 小瓶で5つ

○海産物 干しホタテ貝柱 5kg、干しアワビ 2kg

     その他目についた物

○蕎麦粉 30kg

○馬肉 馬刺し用 25kg、鍋用 20kg

以上です。

 ミウラちゃんは私に聞きながら買っていました。

 カレー用の3種の香辛料も購入していました。

 こっちで買えば安いしね。

「セリカさんいっぱい買いましたね」

 皇女様が聞いて来ました。

「普段使わないのでここぞと言う時だけですね」

「セリカさんが買ったのは輸出品目に入れておきますね」

「今日買ったのは今まで探しても売って無かったのですよ。特に胡麻油ですね」

「胡麻油はそんなに必要な物なのですか?」

「サラダのドレッシングには特に必要でした。

 他の料理でもこれが無くて断念した物も有ります」

「そうなんですね。後はどこか行きたい所は有りますか?」

「フソウ国料理の本が欲しいです」

「お昼を食べてから行きましょうか」

 お昼は市場の食堂街で食べました。

 今回も中華を選択してシンディさんと分けて食べました。

「此処が皇都で一番大きい書店です。一応料理関係を店員に聞いてみましょう」

 皇女様が店員に聞いている。

           ・

           ・

「どうですか? ありましたか?」

 皇女様が聞いて来た。

「6冊程有りました。後はフソウ国の風習を知る本は無いでしょうか?」

「それならこちらですね」

           ・

「こちらが割と解り易いですね」

 店員さんのオススメを選び、7冊の支払いをしてバッグにしまう。

 ミウラちゃんは特に欲しいのは無かった様なのでこのまま宿に戻ります。

 途中で何時もの甘味屋でイチゴ大福を食べて帰ります。


       ー・ー・ー・ー・ー

 エンジプト王国の王都では国王と宰相が話をしていた。

「先日ホーデン家より連絡が有り3女セリカ嬢がフソウ国において男爵に任命されました」

「何、何故だ!!」

「理由としては」

○座礁した皇女殿下を助け船と一緒に帰国させた事。

○外洋病の予防と治療を皇女殿下に伝えた事。

○ホーデン領で治療して回復させた事。

○皇女殿下に魔法が使える事と訓練を教えた事。

○フソウ国に有用な魔法具をもたらした事。

「以上が理由となります。皇女殿下はホーデン領にいる間に魔法の訓練をして、1か月後には光魔法の[ポインター]を実際に使っております。

 セリカ嬢はフソウ国の貴族としての義務は負ってはおりません。

 皇女殿下と行動する時に動き易くする措置だそうです」

「では完全な貴族と言うわけでは無いのだな」

「とは言っても何か有れば皇女殿下が出て来るでしょうね。友人同士ですから」

「そうだな、呼んだ方が良いな」

「必要無いでしょう。義務を負っていない名誉男爵ですよ。

 ただ王家に入れるのは余計に難しくなりましたね」

「そうなのか?」

「名誉男爵と言えどフソウ国の名簿に登録されますから両国での調整が必要になりますね。

 本人も学園入学迄は来ないでしょう。日数的には王都よりもフソウ国の方が近いですから。

 それと新年は一度も来てません」

「そうなのか? 6歳以上は出席の筈だぞ」

「強制ではありません。領地でやらないといけない事が有れば欠席も可能です。

 彼女の場合は新年に打ち上げ花火をやっており、行事として領地では定着しております。

 この花火を観るため近隣の領からも来ており、連続300発は見応えが有ります。

 領地の活性化の成功例ですね」

「王都では何故こういう者が出てこないのだ?」

「管理者が何もしないからでは?」

「王家に対する批判か?」

「事実を言っただけです」

「・・・・・・それで花火はどうなったのだ?」

「魔法室には全てを話しています。ただ優先順位が低いのです」

「何故低いのだ?」

「魔法室としては国に有用な魔法を優先していますので娯楽関係は後回しになります。

 現状の人数では直ぐに取り掛かる事は無理です」

「どうしたら良いのだ?」

「例えば学園の光属性を持っている生徒に研究させるとかは有りますね。

 確か第1王女殿下は光属性が有りましたね。魔力も大きかった筈です。

 実際の花火が見たければ秋のお祭には上がりますよ」

「第1王女にやらしてみようか。もしかしたら相談に行くかもしれないから、頼む」

「わかりました」

 第1王女は陛下に呼ばれ執務室に向かっています。

「失礼します、お呼びでしょうか?」

「座ってくれ」

 椅子に座り話を聞く事にする。

「花火魔法と言うのを聞いた事が有るか?」

「はい。ホーデン領では新年とお祭の夜花が咲いた様に光ると聞いています」

 陛下の話しを聞くと数年前から魔法室に頼んでいるけどいまだに手がつけられていないので、学園の生徒ではどうかと言う話しになった。

 それで光属性を持っている私に話しを持って来たと言うことだ。

「あれから王女も勉強をお頑張っていると聞いている。王女として王都の民に楽しみを与えてくれないか?」

「やってみます」

「宰相が実際に見ているので話を聞いても良いぞ、以上だ」

 私は執務室を出て宰相の所に向かった。

 宰相の執務室に居たので直ぐに面談が出来た。

 陛下より花火魔法を請け負った事を言うと、実際に見た事を教えてくれた。

 花火の絵が書いて有るお祭のポスターも借りる事が出来ました。

「もしホーデン家の姉妹に話を聞くなら次女の方が良いでしょう。

 長女は新年のパーティーに出席しているので見た事は無いので、次女は1、2回は見てる筈です」

「ありがとうございます。では」


 長期夏季休暇が終わったらホーデン姉妹に聞いてみよう。私に出来るのだろうか?



 


 

ご覧いただきありがとうございます。

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