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デスゲームが出来るまで!  作者: どこぞの悪鬼
デスゲームの作り方
16/33

デスゲームの作り方4 最後まで入念な準備を(1)

【椅子取りゲームのルール(途中段階)】

〈全体ルール〉

・参加者は全国から選ばれた12歳から18歳までの男女30人。

・椅子取りゲームは3日間で計10回行う。3日目は4回戦まで行う。

・『椅子』の数はすべてのゲームにおいて変動しない。


〈禁止事項〉

・参加者は他の参加者やゲームマスターなどに暴力を振る舞ってはいけない。

・参加者はゲーム終了まで会場から出てはいけない。

・参加者はゲームの進行を遅らせたり、止めたりするような行動をしてはいけない。




 デスゲーム制作の途中経過が書かれてあるメモだった。

 何気に1週間以上放置していたものだ。

 ここから少しルールを加えて、己龍に勝てるゲームを作る必要がある。

 残り2週間でゲームが始まる。制作期限はあと1週間。

 その1週間で、すべてを覆せるゲームを――。


(……あ)


 完全に忘れていたことがあった。

 まだ開催場所が決まっていないじゃないか。

 ……後で教えてもらうか。

 開催場所かれ連想したゲームになるのは、デスゲームではよくある話だ。

 依頼を引き受けたあたしは、その翌日から大量のデスゲームの本を読んでいる。

 趣味ではなく、勉強として。

 こんなことをしているバカは世界でも宇宙でもあたしぐらいしかいないだろう。

 あたしはメモを開きながら読んでいた本を閉じ、荷物を背負う。

 今日は休日だった。


「お母さーん」


 今いるあたしの部屋から遠いキッチンにまで声が届くように声を張る。

 歩いてキッチンまで向かうのは面倒だった。


「ヒカル? どうしたの?」


 幸いにも、すぐに返事をしてくれる。


「ちょっと遊んでくる」


「……誰と? どこに?」


「クラスメイトと。近くにあるショッピングセンターで遊ぼうって話になったの!」


 もちろん、嘘だ。


「そう……いってらっしゃい」


「いってきまーす」


 あたしは家を出た。

 そこには見慣れた大きな車が止まっている。


「寒いですね……」


「えぇ、もう冬ですからね。……早くお乗りください。己龍様がお待ちです」


 あたしは軽く返事をして幾度目かの高級車に乗った。

 ふかふかで、寒さを忘れるほどに暖かかった。

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