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デスゲームが出来るまで!  作者: どこぞの悪鬼
デスゲームの作り方
14/33

デスゲームの作り方3 日常生活も大切に(3)

 テスト当日。

 国語、英語、社会、数学、理科の順でテストが始まった。

 テストは二日に分かれていて、1日目には国語、英語、社会の3教科。2日目は数学と理科の2教科だった。

 テスト開始前の教室はいつもより騒がしい。


「国語勉強してないわー、テストの点数壊滅的かも」


「そんなことないでしょ~? あんた頭いいんだから」


 あたしは知っている。

 「勉強してなーい」とか言う奴ほど高得点を取ることを。

 それを自分から言い出す奴はなおさら裏で猛勉強している強者だということも。

 ちなみに一方のあたしは……。

 とりあえず宿題を終わらせただけなのだった!

 まあ、いつもそれで終わりだけどね‼


(月見は他にも大量にやってるんだろうなぁ)


 わかってはいる。

 あたしが悪い。

 でも今回だけは違う。

 己龍も悪い。

 責任を負うのがあたしだけではないので、いつもより気持ちは軽かった。




               ☆★☆★☆




 ついにテストが始まる。

 国語の最初のテストは聞き取りなので、放送を聞き逃さないように耳を傾ける。


『では、田中さん』


 いつもテストに出てくる田中さんたちの討論が終わると、あたしは他の問題に取りかかった。

 最初は漢字の読み書き。


(漢字……?)


 思い出した。

 答えを写して終わらせていたことを。

 つまり、死んだ。


(もうダメだ……)


 わからないところは諦め飛ばし続けた結果、半分以上が空欄になっていた。

 漢字を書く問題は白状してしまうと真っ白。この時点で「母さん特製☆ 勉強合宿」へ一歩近づいていた。

 どんどん次に進んでいき、最後の作文に差しかかったところで時間切れのチャイムが鳴る。

 解答用紙が回収される。

 空欄は20を超えていた。




               ☆★☆★☆




 だが、あたしにとってのテストで大変なことはその後の休み時間だった。

 月見にすぐさま答えを聞き出したいところなのだが……。

 当の月見は答え合わせというものに恐怖を持っているらしく、テストが始まったらすべての教科が終了するまで話しかけても無視される。

 月見以外に話し相手がいないあたしは、ひとり悲しく次のテストの準備をしていた。

 それが終わると、自席から時計をまじまじと見つめる日々を今回も送っている。

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