40話:永遠の約束
しおりと付き合って、もうすぐ2年が経つ。
楽しいことも、ケンカしたことも、全部大切な思い出になっている。
そして今日、俺は決心した。
「しおり、夜景見に行かない?」
「ん? いいよ!」
しおりは俺の誘いに嬉しそうに笑って、手を繋いでくる。
その仕草が愛おしくて、ギュッと握り返した。
向かったのは、俺たちが初めてデートした場所。
夜景が一望できる高台。
「うわぁ、やっぱり綺麗……!」
しおりは目を輝かせながら夜景を眺る。
その横顔を見て、改めて思う。
この人と、ずっと一緒にいたい。
「しおり」
「ん?」
俺はポケットに忍ばせていた小さな箱を取り出し、ゆっくり膝をついた。
「え……?」
しおりの目が大きく見開かれる。
俺は指輪の箱を開け、しっかりと彼女の瞳を見つめた。
「しおり。お前と過ごす時間が、俺にとって一番幸せなんだ。これからもずっと隣にいてほしい。俺と結婚してください」
しおりは一瞬、信じられないような顔をした後――
「……ばか」
ぽろぽろと涙をこぼしながら、小さく笑った。
「そんなの……もちろん、するに決まってるじゃん……!」
俺はホッとして、思わずしおりを強く抱きしめた。
「ありがとう、しおり……絶対、幸せにする」
夜景の光が、俺たちの未来を優しく照らしてた。




