表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/42

24話:映画デート

映画の日、しおりさんが出演した吹き替え映画を観に行くため、予定より少し遅れて映画館に到着した。体調が万全に回復してからの映画デートだから、今日は絶対に楽しむぞと思っていた。


ロビーに入ると、しおりさんが待っていてくれた。映画の上映はすでに始まっていて、すぐには入れなかったが、しおりさんは心配して待ってくれていた。


「遅れてごめんね、体調が悪くて…」


俺は少し息を切らしながら謝ると、しおりさんは優しく微笑んで、「大丈夫だよ。無理しないで、元気になったなら、それが一番嬉しいよ」と言ってくれた。


その言葉に少しホッとし、しおりさんと一緒にロビーのソファに座ることになった。映画はもう始まっているので、しおりさんが「次の回までちょっと時間があるから、少し待とうか?」と提案してくれた。


「うん、ありがとう。でも、映画が始まるまでの間、どこかで時間をつぶさない?」


「うーん、そうだね。じゃあ、少しお茶でもしながら話す?」


ロビーにはカフェが併設されていて、しおりさんがその提案をしてくれた。二人でお茶をしながら、最近のことやお互いの話をした。しおりさんは今月、他にもいくつかの仕事があったらしく、その話を聞いていると、いつも忙しそうだなと感じてしまう。


「しおりは忙しいんだね。大変だと思うけど、体調とか気をつけてね」


「ありがとう、はじめくん。そう言ってもらえると、すごく安心するよ」


そう言いながら、しおりさんがふと笑った。なんだか、その笑顔を見ると、嬉しさがこみ上げてくる。


「でも、今日は映画観に行くし、しばらくはゆっくりできるかな。次の回の映画も楽しみにしてるよ」


「うん、僕も楽しみにしてる。しおりの声を映画館で聴けるの、すごく嬉しいんだ」


しおりさんは少し照れくさそうに笑って、少し目を逸らす。そんな彼女がかわいくて、自然と心が温かくなる。


「ありがとう、はじめくん。君が応援してくれてるのが、すごく励みになる」


時間が過ぎるのもあっという間で、少し話し込んでいるうちに次の上映時間が近づいてきた。


「じゃあ、そろそろ行こうか。次の回、少しだけ余裕があるし、最後までしっかり楽しもうね」


しおりさんが立ち上がり、俺も慌てて立ち上がった。カフェでリラックスした後だったので、映画に行く気分がさらに高まる。二人でチケットを手に持ち、映画館の入り口に向かった。


「待たせちゃったけど、次の回はちゃんと一緒に観られてよかった。楽しみだね!」


「うん! 今日は絶対に楽しもうね」


その言葉通り、これから始まる映画をどんな気持ちで観るのか、少しドキドキしながら、二人で映画館の中へと足を踏み入れた。

遅くなりました。申し訳ありません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ