第23話(後編):しおりの手料理
しおりさんがキッチンで料理をしている間、俺はソファで横になりながら、その匂いに包まれていた。どこからともなく漂ってくる香りに、自然と食欲が湧いてくる。
「もうすぐできるからね!」
しおりさんが嬉しそうに言った。まるで料理が楽しみで仕方がないというように、笑顔を見せながら手際よく動いている。その姿がとても生き生きとしていて、なんだか俺まで幸せな気持ちになった。
やがて、しおりさんが作った料理がテーブルに並べられた。シンプルだけど、見た目も美味しそうで、心が温まるような料理だった。スープ、サラダ、そしてメインの料理。どれも、しおりさんが一生懸命作ったことが伝わってきた。
「わぁ、すごく美味しそう!」
「食べてみて。私が作ったんだから、きっと美味しいよ」
しおりさんはにっこり笑って、俺を見つめた。その笑顔を見ながら、俺はゆっくりと料理を口に運んだ。
「うん、これ本当に美味しいよ!」
「ほんと?よかった〜」
しおりさんは目を輝かせて、嬉しそうに言った。俺が美味しいと言っただけで、そんなに嬉しそうにしてくれる彼女が、愛おしく思えた。
「ありがとう、しおり。君の料理、最高だよ」
「えへへ、嬉しい!じゃあ、また次も作っちゃおうかな?」
しおりさんは少し照れくさそうに笑った。その笑顔を見て、俺は心から幸せだと感じた。
「もちろん!しおりの手料理、楽しみにしてるよ」
しおりさんが作った料理を食べながら、俺はこうしてまた一つ、彼女との素敵な思い出を作ることができた。この時間がとても大切で、今後もずっと大切にしたいと思った。
食後、しおりさんと一緒にゆっくり過ごす時間は、何よりも心地よかった。彼女の優しさがしみわたるように感じ、あたたかい気持ちになった。




