第20話:推し活の時間
今日は、しおりさんが出演するラジオ番組が放送される日だ。放送前からワクワクして、俺はスマートフォンでタイマーをセットして準備を整えた。しおりさんの声がラジオを通して流れるだけで、まるで直接会話しているかのような気持ちになる。こんなにも身近に感じることができるのが嬉しくて、放送開始の時間を心待ちにしていた。
放送が始まると、しおりさんの声が流れ、思わず耳を傾ける。その落ち着いた声で進行される番組に、俺は自然と引き込まれていった。
「今日も元気にお届けします!皆さん、今日もたくさんのお便りをありがとうございます!」
しおりさんが明るい声で挨拶すると、リスナーからのメッセージが紹介されていく。それを聞いていると、しおりさんの人柄が感じられて、ますます応援したくなる気持ちが強くなった。
「一くんも元気にしてるかな?」
番組の中でふと、しおりさんがそんなことを言ったように感じて、思わず耳を疑った。しかし、すぐに気づいた。リスナー全体に向けて話していたのだろう。
「いつも応援してくれて、本当にありがとう。一つ一つのメッセージが私にとって大きな力になります」
その言葉が、まるで俺だけに向けられたかのように感じた。しおりさんが一生懸命に活動している姿を見て、俺も負けじと応援したくなる。その気持ちが、ますます強くなった。
番組が終了し、いつものようにしおりさんから感謝のメッセージが届く。SNSを通じて、次のイベントの情報や出演情報もチェックしていた。
「次はどんなイベントがあるんだろう。しおりの応援、もっともっと頑張らないと!」
それが俺の日常になっていた。しおりさんの活動を応援することで、少しでも彼女の力になれたらという気持ちで、毎日が充実していた。
しおりさんにとって、きっとその応援は大きな支えになっているのだろうと思っていた。だからこそ、どんな時でも彼女の推し活を続けていきたいと思った。
「今度、サイン会があるんだよな…絶対に行こう!」
次のイベントが発表されたことを知り、俺は心の中で決意を新たにした。サイン会で、しおりさんに直接会うことができるチャンスだ。それがどれほど貴重なものか、俺はよくわかっていた。
しおりさんを応援し続けるその日々が、どれだけ大切なものなのかを、改めて実感していた。
予約投稿機能に気づきました!
これからは予約投稿したいと思います。




