第17話:約束
しおりさんとの時間は、やはり心が温かくなるような、特別なひとときだった。今日もまた、彼女と一緒に食事をして、今後の仕事の話やお互いの近況を語り合った。
「しおりが頑張るって話を聞いて、なんだか俺ももっと頑張らなきゃって気持ちになったよ」
しおりさんは笑顔で「ありがとう」と言ってくれたけれど、その顔にはいつもの頼もしさに加えて、少しだけ疲れが見える。たくさんの仕事に追われているし、休む暇もあまりないんだろう。でも、それでもしおりさんは楽しそうに話してくれて、俺も元気をもらっていた。
「そう言ってもらえると、すごく嬉しいな。一くんが応援してくれるから、もっと頑張れるって思ってるんだよ」
しおりさんがその言葉を言ってくれることが、俺にはどれほど励みになっているか、きっと彼女には伝わらないだろうけど、それでも心から感謝していた。
「でも、映画の公開まであと少しだよね。楽しみにしてるよ」
そう言うと、しおりさんは少し顔を輝かせながら、頷いた。
「うん、映画の公開は本当に待ち遠しい!自分でも信じられないけど、やっとここまで来たんだなって実感してる」
「しおり、絶対に成功するよ。応援してるからね」
「ありがとう、一くん」
しおりさんが笑顔を見せてくれた。その瞬間、彼女の目がふと真剣な表情に変わった。少し間を置いて、しおりさんはゆっくりと話し始めた。
「ねえ、一くん」
「うん?」
しおりさんは照れたように少し顔を赤らめ、でもどこか決意を込めたように言った。
「映画が公開されたら、一緒に観に行こう。私、絶対に一くんと行きたいから」
その言葉に、俺は一瞬驚いたけれど、すぐに嬉しさが込み上げてきた。こんなにも大切な作品を一緒に観に行けるなんて、すごく特別なことだと感じた。
「もちろん、行こう!俺も絶対に観に行くから、楽しみにしてる」
しおりさんは少し照れながら、けれど嬉しそうに微笑んだ。
「約束だよ。一くん、楽しみにしててね」
その約束が、俺にとっては何よりも嬉しいものだった。しおりさんと一緒に、彼女の成し遂げたことを祝いながら映画を観るその日を、心から楽しみにすることができる。
映画の公開までまだ少し時間はあったけれど、その約束を胸に、俺はますますしおりさんを応援したくなった。
アクセス数が増えてきていて嬉しい限りです。
これからも頑張りたいと思います!




