4話
私は宇宙特別対策本部長官明智光秀。
松永久秀が織田信長がいるところを教えてくれたので仕方ないから本能寺の変のように信長を殺そうと思う。
「でたな、明智光秀!!本能寺の変ではやってくれたな!」
「ふふふ、天下統一を目指していたあなたが、こんなフィギュアスケートの選手になるとは。天下統一はどうしたんですか?」
「天下統一ではなく、フィギュアスケートの世界大会優勝を目指すことにした!フィギュアスケートで天下を取るんじゃ!」
「フィギュアスケートの世界大会で優勝するのと天下を取ることは全然違うと思いますが」
「いいや、同じさ!フィギュアスケートの世界大会優勝イコール天下統一なんだ!この世界はそのようにできておるのじゃ!」
「訳がわかりませんね。なんか今のあなた見てると殺す気もなくなりました。勝手にフィギュアスケート頑張ってください」
「ワシはお前に殺されかけたから、ちょっと殺したいと思っておるぞ!」
「なら勝負しますか?刀で殺し合いの」
「いや、殴り合いで!ん?なにをする!」
「ははは!羽交い締めしてやったり!今だ!明智光秀!!刀で斬るんじゃ!」
「刀を忘れました」
「あほー!!」
よく分からないけど松永久秀は爆発した。
メロンソーダ飲んでる頼普。
「歴史人物と同姓同名の人がいるよなー。坂本龍馬とかどんな感じかな?」
「さあ、ワシはどんな感じのやつなんだろうな。」
「ん、あんた誰?」
「ワシか?ワシは坂本龍馬ぜよ!」
「嘘つけ」
「本当ぜよ!ワシは坂本龍馬!!坂本龍馬ぜよ!」
「んー、よく見ると俺の産まれた地球で現代に残ってる写真と同じ顔だなー。ということは本物かー。」
「本物ぜよ!」
「本物かー」
「ん?龍馬、何してるんだ?」
「師匠!!」
「師匠?ということは勝海舟?」
「ああ、勝海舟だ。君は山中頼普だね。山中心会長の息子の。」
「ええ、そうです!」
「よろしくねー」
そして、勝海舟と坂本龍馬は去った。
「んー、特に何も起こらなかった。ん?見覚えのある顔の2人が戦ってるぞ?」
渋沢栄一と福沢諭吉が戦っていた。
1万円札にのってるのと顔同じじゃん。
「私こそ1万円札にふさわしい!」
と渋沢栄一が言う。
「いいや、私だ!これを読め!学問のすゝめだ!!読みやがれ!これを読んだら分かる!1万円札にふさわしいのはこの私だと!」
と福沢諭吉は言う。
「なにを言い争っておるんだ。」
「「しょ、聖徳太子!?」」
「誰が1万円札でも良いではないか。もう両方1万円札になりなさい」
「なるほど、2人とも1万円札になる!それは考えもしなかった!なろう、福沢!共に1万円札に!」
「嫌だ!1万円札は私1人で十分だ!」
「なんだと福沢!ならば私の権限で学問のすゝめは禁書にしてやる!!」
「ふざけんじゃねえよ、渋沢ー!!」
渋沢栄一と福沢諭吉が殴り合いの喧嘩をする。
「くらえ!?喧嘩両成敗!!」
聖徳太子が渋沢栄一と福沢諭吉を倒した。
頼普は執事とポップコーンを食べて眺めてる。
「もういい!1万円札はこの、山中頼普にする!」
「「な、なんだってー!?」」
そして、4月7日。
山中頼普は1万円札の顔になった。
「おめでとう、山中頼普。1万円札の顔になって。」
よんぱにが拍手する。
「1万円札の顔になることで知名度が上がって余計悪い奴に捕まって人質になる可能性が上がったのでは?」
「そんなことになったらこの私護衛執事、切腹するしかないですな。」
「いやいや、死んじゃダメですよ。人の命は尊いものですから。」
「1万円札の顔の山中頼普から名言が出たぞー!新聞に載せろー!」
山中頼普名言
『いやいや、死んじゃダメですよ。人の命は尊いものですから。』
「いやいや、俺以外も言ったことありそうなことを名言にするな!!」
「頼普さん以外に一体誰がその言葉を言ってたんですか?」
記者が聞く。
「知らん!というか俺に付きまとうな!1万円札の顔になったからって付きまとうな!というか1万円札の顔って普通死んだ偉人がなるんじゃないの?!」
「いえ、1万円札の顔になるのは死んだ人とか生きてる人とか関係ありません」
「そんなはずはない!くっ、違う地球だからか……」
私たちの住んでる日本では生きてる人は普通ならないよね?
ん、どうなんだろう。分からなくなってきた作者。
「くっ、負けたよ。君にこれをやろう。学問のすゝめだ。」
「くっ、負けたよ。さすが山中頼普だ」
福沢諭吉と渋沢栄一は負けを悟り、寂しく去っていった。
「あの2人と聖徳太子が1万円札の顔じゃなかったっけ?」
1万円札の顔は山中頼普です!
山中頼普はポップコーンを食べるにふさわしい戦いが起こってないか執事と共に探す。
あ、ぬらりひょんだ。
「日本大妖光のスイッチを取り戻した。というわけで、山中頼普。君に託そう。」
「いりません。あと、頭の特徴は確かにぬらりひょんっぽいけど、本物のぬらりひょんなら、日本妖怪の総大将でしょ?強いの?徳川家定と戦ったらどっちが勝つ?」
「分からない。徳川家定と戦ってみようか?」
ぬらりひょんVS徳川家定
2時間の激闘の末勝負がつかなかった。
「さすがは日本一の妖怪!強いな!」
「さすがはナンバーサーティーン。強い」
徳川家定はぬらりひょんと握手しようとする。
しかし、ぬらりひょんは握手しない。
そもそも手を繋ぐと狂気の能力の対象になるからもう絶対徳川家定と握手したくないよね。
ぬらひょんは消えた。
「ふふふ、では、山中頼普。貴様を人質にして山中心を封印し、マッシュー・ペリー卑弥呼天皇を崩御させよう!!」
「そうはさせません!!」
「執事ー!!」
よんぱにが落ちてきて、徳川家定を抑え込み、その間に頼普は逃げました。
「ありがとう、よんぱにさーん!」
頼普は走る。
「ええー、メールで聞いた感じ、父さんの仕事場はここの30階か。」
「おや、頼普ではないか。」
「おじいちゃん!おじいちゃんは、何の仕事をしてるの?」
頼普の祖父山中命
「道場の師範じゃ。山中流の剣術&柔術を教えておる。」
「へー、そうなんだー」
「危ない、頼普!隕石が!」
「ん?」
隕石が跳ね返ってどっかいった。
「そうか、目覚めておったか、その力に。しかしまだ覚醒しておらぬ」
「その力って何?」
「山中隕石アヤツール力じゃ!」
「隕石操る力ってことか。」
「その通りじゃ!賢い!しかし、自分の意思であまり操れていないように見える。そんなんだと、ワン○ースの○虎みたいになれないぞ!」
「隕石操る力って何の役に立つんだ?攻撃手段としては威力強すぎるだろ。怖いわそんな力。役に立たねえよ!」
「いいや、完璧に操れば役に立つ!」
「いらねえ能力だぜ!隕石限定なのもよく分からん!父さんに会いに行こう!」
山中心のいるビルの30階へ案内される。
「はじめまして、山中頼普さん。秘書の沖田総司です。」
「沖田総司?沖田総司って新撰組じゃないの?」
「はい、新撰組にも所属しています。」
「へー」
綺麗な女の人だなー。新撰組が土方歳三以外女なのはよく分からないが。
「沖田総司!!こんなところにいたか!一緒に徳川家定と戦わないか!」
「クズの副長は帰ってどうぞ」
「ふっ、確かに俺はクズだ!しかし、沖田たち女とエッチしたい!じゃなかった!国のために頑張りたいんだ!国家転覆を阻止したいんだ!」
「エッチしたい?気持ち悪いです。死んでください」
「死んでください!?そんな言葉使っちゃいけないよ、沖田ちゃん!?ぐわぁああー!!」
土方歳三は沖田に吹っ飛ばされて窓ガラス突き破って落ちていった。
「えー、沖田さん、死んじゃうよ土方さんが」
と頼普は言う。
「いえ、死にません。副長はお強いので」
「へー、そうなんだ」
そして、父親と会話する頼普。
特にストーリー上関係のある会話をしなかった頼普。
そして、頼普はビルから去っていきました。
ポップコーンを食べる価値がある戦いがないかなーと思いながら散歩する。
「お、あれは、徳川家定!?逃げなくてはいけないが、しかし、戦いが起きるならポップコーンを用意して待機しなくては!」
『性欲』の11徳川家斉VS『狂気』の13徳川家定
「ふふ、私のことを妻たちが応援してくれる!!性欲の力を舐めるなよ!くらえ!性欲パーンチ!!」
「くっ、どいつもこいつも将軍って奴はなぜ1人になった時の方が強いんだ!!」
2時間の激闘。
勝負がつかない。
ポップコーンを食べながら執事と見てる頼普。
「ちょっと飽きそうで飽きない戦いだなぁ。」
と頼普は言う。
「ちっ、もういい!家斉なんかと戦わず、頼普を人質にして、国家転覆させる!!」
「げっ、やっぱり俺を狙うのか!!」
「山中頼普!!」
「遠方射撃山中新幹線!!」
山中心離れたところから。
「なに!?遠方型の山中新幹線だと!?ぐわぁあー!!」
徳川家定はどこかへ吹っ飛んだ。
「ところで、山中新幹線ってなんだよ。」
と思う頼普だった。
徳川家康が鯛の天ぷらを食べてる。
「死ねー!徳川家康!!」
「お前らは!!誰??」
「私は足利義詮!!」
「私は足利義昭!!私たち2人は室町幕府に代わって江戸幕府が存在してることは気に食わん!死ね!徳川家康!!」
「よしあきよしあきらコンビか!おりゃー!!」
義昭と義詮コンビは徳川家康の波動でどこかへ吹っ飛ばされた。
「鯛の天ぷら美味しい。んん!?やばい!!鯛の天ぷら中毒で死んでしまう!!ぐわぁああー!!」
徳川家康は鯛の天ぷら中毒で死んでしまった。
その後なんやかんやで生き返る徳川家康だった。
「犬養毅元総理。私は天ぷらが食べたいです。」
「おお、それなら、知り合いに連れていってもらうといい。行ってらっしゃい喜劇王チャップリンさん。」
チャップリンと犬養毅が別れる。
「ん?なんだ君たちは!?」
「死ね!犬飼毅!」
「話せばわかる!!というかまだ5月15日じゃないのに!!」
犬養毅は殺された。
しかし、なんやかんやで生き返る犬養毅だった。
「おお、徳川家康さんが勧めてくれたこの鯛の天ぷら美味いですね!」
「だろう、チャップリン。だが食べ過ぎると鯛の天ぷら中毒で死ぬかもしれないから気をつけなさい!」
「あっはっはっは!鯛の天ぷら中毒なんかで死ぬ人いるんですか?」
「それがいるんだよ!あっはっはっは!」
頼普も天ぷらを食べる。
「あれは、徳川家康と喜劇王チャップリンかな?歴史人物が普通に生きてるこの世界は一体どうなってるんだって毎回毎回思うなー」
と思いながら天ぷら食べてる頼普だった。
「おお、そこのお人。1万円払うから絵のモデルになってくれ。君の絵を描きたい」
「ああ、まあ、いいですけど。あなたは誰ですか?」
「東洲斎写楽でーす!!」
東洲斎写楽が頼普の絵を描く。
「できましたー!」
「おお、浮世絵だー。浮世絵の俺ってこんな感じなのかー」
「これを100万円で誰かに売りまーす!ありがとうございましたー!」
100万円で売るのに1万円しかくれないんだと思う頼普だった。
「ああ、人生は地獄よりも地獄的である」
なんか芥川龍之介みたいなこと言うやつがいるなぁ。
もしかして、芥川龍之介かな?
「ん?あなたは1万円札の顔の山中頼普。私の使える唯一の地獄的な魔法をくらってみたいですか?」
「いえ、結構です。」
「そうですか。ああ、死にたい。最近睡眠薬を大量に飲んでるんだよね。その結果、触れた相手を強制的に眠らせる能力を手に入れてしまったんだよね。眠ってみるかい、頼普さん?」
「いえ、結構です。人生はニートになれば全然地獄的ではないですよ!ニート最高!」
「地獄的だ。私の名前は芥川龍之介。小説家だ。」
「やっぱり芥川龍之介だった。顔も芥川龍之介って感じだったし。サインください!」
サイン色紙に人生は地獄よりも地獄的であるって書いた芥川龍之介だった。
頼普は別にそこまで芥川龍之介のファンでもなかったがなんとなくサインをもらった。
徳川家定がいた。
隠れる頼普。
「おうおう、あんたはまさか、芥川龍之介……?!」
「眠れ、徳川家定……」
徳川家定は芥川龍之介に触れられて眠ってしまった。
「ん?徳川家定が眠っている!封印チャーンス!!」
「眠れ……」
「ええ、私も眠らされるのかい!」
徳川家光は眠った。
自宅の前にまで戻ってきた頼普。
「ん?あれは、眼帯をしたドラゴン!?」
眼帯をしたドラゴンが飛んでいた。
「ん?あなたは山中頼普か!私は伊達政宗!独眼竜だ!」
「独眼竜って、本当に竜だったのか!!」
人の姿になる伊達政宗。
「人の姿になれるのか。」
「本来人間だからな。ちなみに山中頼普、仕事はなにをしておる?」
「無ですね。無の仕事をしておりますね」
「なるほど、無の仕事か。それは興味深い。どんな仕事だ?」
「まず家でゴロゴロしてゲームしてのんびりする仕事ですね」
「なるほどな!つまりニートか!」
遠回しに言ったのにバレた。
「働けニート!」
「いえいえ、父さんがめちゃくちゃ金稼いでるから働く必要ないんだよなぁ」
「そう言わず、働くんだ!ニート頼普!」
「嫌です!働きません!1万円札の顔になっても働きません!」
「そうか。ん?」
「ひゃっはー!犯罪集団だぜ!山中頼普を誘拐して人質にして山中心会長から身代金いただくぜ!」
「うわー!?伊達政宗さーん!助けてー!!」
「独眼死前剣撃!!」
「ぐわぁああー!!」
犯罪集団はどこかへ吹き飛ばされた。
「ふっ、犯罪集団などただの雑魚だ。」
「さすが伊達政宗……」
「だ、伊達政宗……」
「ん?豊臣秀吉さん。どしたの?」
「よ、よくも私を裏切って徳川家の味方についたな……」
「いやいや、裏切ってません。徳川側についただけで、別に裏切ってませんよ」
「それを裏切ってるって言うんだよ!」
「いやだって、時代が豊臣より徳川だったもんで。すみませんねー」
「くー、許すかー!死罪じゃー!!ぶっ殺す!」
伊達政宗は竜の姿になって、豊臣秀吉を吹っ飛ばした。
「ぐわぁああー!!」
さようなら、豊臣秀吉。
フィギュアスケート場。
「ぶへっ!?」
「ん、猿ではないか。どしたの?」
「の、信長様!?信長様はなんでフィギュアスケート選手に??」
「フィギュアスケートで世界大会にでて優勝することが天下統一みたいなものだからだ!」
「な、なるほどー!そんな考えがあったんですかー!」
頼普は味噌汁を飲む。
美味しいね。
読んでくださりありがとうございました。