2話
「俺はエレキテル平賀!!しかし、エレキテルって一体なんなんだ!発明したはいいが、なんなのか分からない!くらえ!徳川家定!エレキテルビーム!」
「効くかー!!エレキテルビーム返し!!」
「ぐわぁああー!!田沼意次さーん!助けてー!」
「ちょっと忙しいから助けられない!タァアヌ!!」
一方その頃親の金でパチンコを打ってるひきニート頼普。
「いけ!当たれ!来い!当たれ!ぎゃぁあー!!7テン外れたー!」
「あんたうるせえな。」
「あ、はい、すみません。」
「俺は一流のパチプロ。俺が勝ち方を教えてやろうか?」
「え、じゃあお願いします。タダですよね?」
「ああ、タダだ。まず神に感謝し、祈り、人を助けるような善い行いをし続ける!すると神は当たりをくれるんだ!これで、俺は月50万円パチンコで稼いでいる!」
「はぁ……神頼み?絶対嘘ジャーン!嘘ジャーン!」
「嘘じゃない!!完璧に本当のことだ!これで俺は50万円を!?ん?!」
「おい!!お前!!借金500万円はやく返してもらおうか!」
「パチンコで月50万円稼いでいるのに借金500万円あるんですか?」
「いやね、高級風俗に通いすぎて50万円が一瞬で無くなっちゃうんだよ」
「変な嘘だなー」
「はやく借金500万円返せ!」
「実は俺は忍者でござる!借金500万円返したくないから、忍法で消えるでござる!せや!」
借金500万円の月50万円パチンコで稼いでるとか言ってたおっさんは消え去った。
「ちっ、どこへ逃げた!!」
借金取りは去った。
「神頼みでパチプロになれるわけねえだろ。」
「エレキテール!」
「ん、なんだ、エレキテル?平賀源内か?」
「そうだ、俺は、エレキテル平賀。パチンコで勝つにはこのパチンコエレキテルを使えばめちゃくちゃ勝てる。この機械は、電気の力で無理やりボーナスを確定させることができる!」
「ゴトじゃねえか!」
「ゴトじゃない!発明だ!ん?店員?何のようだ!俺は何も悪いことをしてない!やめろー!俺は無実だ!ボーナスを無理やり確定させただけで捕まるなんておかしいだろ!そもそもパチンコは本当は法律違反なはずだ!風営法に謝れ!俺に謝れ!無実の罪で捕まえるとかクズめ!滅びろパチンコ店!俺はパチンコで500万円負けたんだ!これくらいやってもいいだろー!!」
エレキテル平賀は店員に連れてかれた後、警察に連れてかれた。
そして、頼普はパチンコで5万円負けた。
「まあ、5万円負けても俺の家は金持ちだから何の問題もないなー!前は金持ちじゃなかったから、パチンコに行ったりはできなかったが、いやー、はじめてのパチンコ楽しかったなー。負けたけど。負けてムカつくけど。ラーメンでも食べて帰るかー」
一緒にパチンコを打ってた執事は7万円勝った。
満員電車に乗る頼普。
「この人痴漢でーす!」
「はぁ?!俺は痴漢なんかしてない!ふざけたこと言うな!」
「この人痴漢でーす!」
「安心してください、頼普さん。電車にカメラを設置していたので痴漢してない証拠が揃ってます!」
痴漢冤罪で捕まるのを執事の力で回避した。
痴漢冤罪って今でもあるのかな?
作者は痴漢冤罪怖くて電車になるべく乗りたくないぜ。
ラーメンを食べにきた頼普と執事。
「きゃー!このラーメンにゴキブリが入ってたわ!」
「ふっ、お客さんお目が高い!わざといれたんだよ!」
「な、なんだってー!?なぜわざとゴキブリを!!」
「なんかストレスでゴキブリいれたくなったのさ!わっはっは!お客さん、ゴキブリいれたのはわざとだから、お代は払ってもらうよ!」
「払うかボケー!警察に連絡だー!」
ゴキブリをわざとラーメンにいれた人は警察に連れてかれた。
「なんでだよ!ゴキブリくらいわざと入れるだろ普通!バレてないだけでみんなわざとゴキブリをラーメンにいれてるよ!」
いれてません。
「ふっ、あいつはラーメンに異物いれる四天王の中でも最弱。」
「ふっ、次は四天王の中でも3番目に強い俺がラーメンに拳銃をいれよう!」
「このラーメン、拳銃が入ってる!ふふふふ、頼んだ通り拳銃を用意してくれたか!」
「ありがとうございます。お会計チャーシューメン50万円になります!」
「ふふふ、この拳銃最高だぜ!」
「警察だ!逮捕する!」
「「な、なんだってー!?」」
ラーメンに異物いれる四天王の3番目に強い人と、拳銃を受け取った人は警察に連れてかれた。
「くくくく、四天王が2人も警察に連れてかれたか。もうラーメンに異物いれるのはやめよう!警察に連れてかれるんだから!」
ラーメンに異物いれる四天王の警察に捕まってない2人は異物いれることを卒業するらしい。賢明な判断だと思う。
「なーんてな!この2番目に強い四天王は、ゴキブリの出汁で作ったゴキブリラーメンを分からないように客に与えるのだ!バレない!はっはっは!」
「もしもし、警察ですか、店員の1人がラーメンにわざとゴキブリをいれてました!」
「な、同じ四天王なのに裏切るのか!」
「ふっ、四天王は俺1人で十分だ!」
ラーメンに異物いれる四天王の2番目に強い人は警察に連れてかれた。
「そして四天王最強のこの俺はラーメンの中に1万円札をいれる!1万円札なら異物でも嬉しいはず!だから、誰も通報しない!」
頼普のラーメンに1万円札が入っていた。
「すみませーん、ラーメンに1万円札が入ってたんですが」
「わざとです。どうぞ受け取ってください!」
「いらないです。ラーメンに変なものいれないでください。もうラーメンいりません代金払いませんさようなら」
そう言い、頼普はそのラーメン屋を去った。
「畜生!なんかムカつくから次のラーメン食うやつにはゴキブリの出汁いれまくってやるー!」
バレて警察に捕まりました。
ラーメンに異物いれる四天王は全員警察に捕まったのでした。
コンビニで500円くらいのアイスを2つ買って執事と食べる頼普。
「まあ金持ちだから500円のアイスくらい食っても問題ないね!ニートだけど!」
アイスを美味しくいただいた。
「着陸しようっと。あっ!」
ほうきに乗ってた子のスカートの中に頼普が入ってしまった。
「きゃー!!変態!!」
「いやいや、あんたが下を見ずに着陸してきたんでしょうが!!」
「というか、あんた、ストーカーの山中 頼普じゃない!!なんで私のストーカーするのよ!!なんで私のスカートの中に入るのよ!警察呼ぶわよ!」
「知らねえよ!ストーカーじゃないから!なんか俺がいるところにたまたまよんぱにさんがいるだけだろ!それにスカートの中にいれたのはあんただから!俺は入ろうとなんかしてない!」
「言い訳ね!変態!スカートの中に入る変態!」
「変態じゃなーい!!」
「もういいわ!ストーカーしないでよね!じゃ!」
よんぱには飛び去った。
「なんで俺がストーカーって呼ばれるんだよ。」
「そこの人!私は無名人。おりゃー!!」
無名人は持ってたカメラを地面に叩きつけた。
カメラは壊れた。
「ふー、スッキリ!君もスッキリしたかい?」
「スッキリというより、びっくりしました……カメラもったいない……」
「いいんだよ、このカメラはどうでもいいんだよ。経費で落とせたりするしさ!お、徳川家定がいる!カメラで撮ろう!!」
無名人は徳川家定とともにどこかへ消え去った。
「ああー!!解剖したい!!解剖か翻訳がしたい!!」
なんか変な人がいるなぁ。
「おお、そこの男性!解剖か翻訳ができるとこはないか!私の名前は杉田玄白!!おおー!!解剖がしたいー!!」
杉田玄白だから、解剖とか翻訳がしたいのか。
「私は解剖に興味があって司法解剖をする仕事につこうとしたのだが、なんかなれなかったから、別の方法で解剖しようと思うのだ!あー?!解剖したいー!仕方ない、カエルの解剖で我慢するかー!」
杉田玄白はどこかへ去った。
「そこの人、俺は伊能忠敬。分度器とメジャーで長さ測ってほぼ正確な日本地図を作ったことで賞金をもらったものだ!なんでそんなことしたのか自分でもよく分からないんだが、本当無駄な時間だった!」
「伊能忠敬さーん!間宮林蔵でーす!ばぶー!よちよちしてくださーい!」
「おお、よちよち、間宮林蔵、よちよーち」
おっさんとおっさんがなにをやってるのだろうか。
執事に案内されて江戸城に来た頼普。
江戸城の前で江戸幕府の将軍15人が集まってる。
15の将軍のうち、
『はじまり』の1、徳川家康
『生真面目』の2、徳川秀忠
『武力狩り』の3、徳川家光
『気遣う者』の4、徳川家綱
『犬』の5、徳川綱吉、犬の獣人?
『庶民の人気者』の6、徳川家宣
『病弱』の7、徳川家継
『暴れん坊』の8、徳川吉宗
『人事部長』の9、徳川家重
『田沼使い』の10、徳川家治
『性欲』の11、徳川家斉
『一時待機』の12、徳川家慶
『狂気』の13、徳川家定
『優れた子』の14、徳川家茂
『平和主義』の15、徳川慶喜
「徳川家定、いや、ナンバーサーティーン!裏切り者の貴様が14人の将軍相手に勝てると思っているのか!」
と家宣が言う。
「ふふふ、逆にたった14人で私に勝てるとでも?」
「ただの14人ではない!14人の将軍だ!」
と家慶が言う。
14人の将軍VS徳川家定
2時間の激しい激闘の末、徳川家定が勝った。
その様子をポップコーン(執事の分も)買って執事と共に眺めていた頼普。
「おいいー!!お前!ワシたちの戦いを見てポップコーン食べるんじゃなーい!!」
と家康が怒ってる。
「いや、すみません、映画みたいで面白かったです」
「面白がるなー!」
家康怒ってる。
「はっはっは!14人がかりでも私に勝てないとは!雑魚にも程があるな!」
「いや、なんか、思うように力が出せなかったんだワンッ!」
と綱吉が言ってる。
「ふふふ、私の将軍能力狂気には、私のテリトリー内の人間の力を面白おかしく操作したりできる!」
「く、くそがー!家定めー!!」
「はーはっはっは!ここでお前たちを封印してやってもいいが、今回は見逃してやろう!ありがたく思え!さらばだー!はっはっは!国家転覆最高!」
徳川家定は去った。
そして徳川家定は国会議事堂と皇居を放火した。
「ふははははは!絶景絶景!!」
「まだ国会議事堂の中に土方歳三首相が!!」
「土方歳三首相が死んでしまう!はやく消防隊員に助けてもらわないと!」
「ラブ火照斬り!!」
「「土方歳三首相!!無事だったんですね!」」
「ああ、火や煙を斬って無事だった。ふぅ、危ない。あっ!お前!徳川家定だな!国家転覆とかできないから諦めな!お前のことは俺が斬ってやる!前はよくも吹っ飛ばしてくれたな!くらえ!龍滅ラブ火照斬り!!」
「ふっ、そんなもの簡単によけられるわ!」
「ふっ、だがお前の将軍能力狂気は、お前と手を繋いだことのあるやつにしか効かない!分かってたんだぞ!だから国家転覆するとか言い出す前のお前とは手を繋ぐことを拒否したんだ!」
「違います。副長は女としか手を繋ぎません」
「沖田総司!?余計なことを言うなー!」
「ふふふ、たまたま女としか手を繋ごうとしない奴でよかったな!!私が手を繋ごうとしたら頭おかしいくらい拒否してたな!しかし、狂気の能力が使えなくても、私はお前より上だ」
「ふっ、それはどうかな!龍人龍龍ラブ火照斬り!!」
家定も刀を抜き、刀と刀がぶつかる。
そして、土方はなんかよく分かんないけど吹っ飛ばされた。
「クズの副長!!どこへ飛ばされたんですかー!副長!」
沖田が副長を探しに消え去った。
その様子も執事と一緒にポップコーンを食べながら見てる頼普。
「いやー、面白いねー」
「おい、お前、他人事だが、お前も山中 心の息子だろ?国家転覆の人質として相応しい人物だ。私と来い。」
「嫌ですけど……」
「危なーい!!」
山中 頼普の背中に激突したよんぱに。
「私は魔法少女よんぱに!!徳川家定!!ストーカーの頼普になんのよう!!」
「こいつを使って国家転覆させるんだ!」
「国家転覆ですって?!そんなことはさせないわ!頼普は私が連れていく!使わせないわ!頼普は私のことが好きなストーカーだから、私に連れていかれたいもんね!勘違いしないでよね、頼普!私はあんたのこと好きとかじゃないんだからね!」
よく分かんないけどこの魔法少女かわいいなと思う頼普だった。
よんぱには頼普を連れてどこかへ飛んでいく。
頼普を頼普の家の前に連れてきた。
「あんた、あの山中 心会長の息子なんだから、気をつけなさいよ!狙われたりするんだから!」
「あ、はい。気をつけます。すみません。」
「ひきニートなんだから無闇に外に出たりしない方がいい!」
「いーや、それは嫌だね!俺は外を出てやりたい放題したいんだよー!それが俺なんだから!」
「まあ!?そんなに私にストーカーしてずっと私の近くにいたいってこと!?この変態!!」
「そんなこと言っとらん!?そもそも俺はストーカーなんて気持ち悪い真似は絶対にしないから!なんで同級生ストーカーにするのさ!同級生だった記憶がないけども!」
「あんなにストーカーしといて私と同級生だった記憶がないのはおかしいでしょ!まあ、私は飛び級で4歳の時に小1だったから、そうね。年下の私に恋に落ちてしまってストーカーするようになったのね!で、私のこと忘れたフリをする、最低男め!」
「へー、4歳の時に小1だったんだー。」
「そうよ。7歳の時に小学校は卒業したわ」
「てことは、同級生だったのは1年だけ?」
「そうよ。その1年で私のこと好きになってストーカーするようになったんでしょ!」
「だから俺はストーカーしてない!」
ん、待てよ?そういえばこの世界に来る前、この世界の俺は一体なにをしてたんだ?もしかしたら、本当にこのよんぱにとかいうかわいらしい女の子をストーカーしていたのかもしれない。
そういえばこの世界の俺の人格はどうなったんだ?元々はこの世界が存在しなかったならこの世界の俺の人格はないだろうが、もともとこの世界で生活してたパラレルワールドの俺の意識を乗っ取ったってことないのかな?
うーむ。まあいい。前の世界にいつか戻るのだろうか。
前の世界に戻ったら、よんぱにとかいう女の子が存在するか確認するか。
うむ!
読んでくださりありがとうございました。