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ココチヨサ

 俺はウトウトし始めた。


 視界がぼんやりとしてきて目が閉じ始める。


 「やばい…。このままだと…。」


 「ピロン」


 スマホが鳴った。


 「ん…、堀さん?」


 スマホには堀さんから「あんた、なんかアレルギーとかある?」と連絡が来ていた。


 「別にないですよ。堀さんは何かアレルギーあります?」


 「んー、猫アレルギーかな。」


 「まさか俺が猫を料理に使うとでも? まぁ、その反応だと特には無いって事ですね。」


 「私、あんなに可愛い猫を触れないんだよ? 可哀想じゃない?」


 「確かに。かわにいそうですね。」


 「それ、最近ネットでぱっと見「かわいそう」に見えるからって使われてる言葉じゃん。」


 「初めて使いました。」


 「…。」


 「あれ、もしかして堀さん怒りました?」


 「キレちゃいないよ。」


 「何年前のですかそれ笑 ってかよく知ってますね。」


 「結構前だね。まさに名言。」


 「ですね。」


 俺と堀さんは「明日の事を話したいから」と言って連絡先を交換したが、気づけばたわいもない会話を繰り広げていた。


 友達との何気ない会話は心が安らぎ、リラックスできる。


 「ってか、明晰夢と元の世界の話題は同じなんだな。 …ねむっ。」


 心地の良い場所に心地の良い会話が加わり、俺はさらに眠気が増した。


 「…やばい、寝そう。」


 「ピロン」


 堀さんから「そーだ、明日は連れて行けないけど、今度妹を紹介するよ。」とメッセージが来た。


 俺はそれに対し、「本当で」まで文字を打ち、既読をつけた状態で眠りについてしまった。


 「孤独人は目を瞑ると逢える君に良い悪戯をしたい」を読んでくださり、ありがとうございます。


 第十二話は、新しい発見があります。


 次の話が掲載され次第、もしよければ読んでみてください。

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