孤独人は目を瞑ると逢える君に良い悪戯をしたい

　「自由に生きたい。」「みんなと同じように生きたい。」「愛されたい。」「困っている人を助けたい。」

　そう考えるのは二十歳の大学生、古賀大河。

　彼は幼い頃からとある病気を抱えている。
　
　それにより、人生の大半を病院や自宅で過ごしていた。

　そんな彼が想いを寄せる「みんなと同じような生活。」

　ある日、古賀はいつも通りベッドに横になり、目を瞑ると…

　そこには、都会から少し離れた場所にある、桜が綺麗な高校に、二年生の転校生としてこれから通学する自分が存在していた。

　どうやらこの世界は「夢」の世界であり、夢と分かる夢、まさに「明晰夢」であった。

　その世界で、大きな問題を抱えた女子高生二人に出会った。　名前は堀楓と羽賀萌。　その他にも、心の中で人知れず誰かに助けを求めてる男女がいた。

　古賀は、思い出すだけで体全体が悴むような、現実世界の苦しい記憶を保持しながら行動する。

　古賀はその経験を活かし、困っている人達を少しでも助ける事ができるのか。

　儚く、美しく、少し過激♡な学校生活が始まる。