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DRD ~転生者が多すぎた~  作者: ふすま
第2章:1週間が経ちました
48/96

第048話:はぐれ狼(後編)

 小松(こまつ)優子(ゆうこ):ダンジョン学園教師、ダンジョン学担当。

 東郷(とうごう)史郎(しろう):時雨の弟(実際ははとこ)、転生者。


 ■探索者と老衰:


 探索者は高齢になると徐々に身体パラメーターが減少していき、それに伴いレベルも下がっていく。


 レベルが0になるとスキルも含め探索者としての能力が完全に失われ一般人と変わり無くなる。


 当然病気等にも掛かるようになるため老衰だけでなく病死も死因に含まれるようになる。

 2段ジャンプを行ってから『はぐれ狼』は新たな召喚をせずにヒットアンドウェイを繰り返している。



「ちっ、さっきからちょろちょろしやがって、動くんじゃねぇ!」(ミーナ)


 

 かすめるように攻撃してきたフォレストウルフを身をかわして避ける。一見躱せているがミーナも切れがなく息も荒い。怒りだけが先走っているように見える。


 こちらの攻撃も数回当たっているが、まだBPを抜けるようには見えない。逆にこちらは細かい傷が増えてきている。


 楓、メリッサの【ヒール】で見た目は問題ないがMP切れを起こしたらそれまでだろう。



「なんか異様に硬くねーか?」(黒田)


「確かに」(加藤)


「ギミックがあるとか!?」(長谷川)



「いや、ないはずだよ。そーいうのDRDのコンセプトじゃないし。陽子ちゃん、はぐれ狼のBPどれくらいだったっけ?」(白雪)


「……」(陽子)


「陽子ちゃん?」(白雪)


「え、あ、はい。なんでしたっけ?」(陽子)



「七森君が心配なのはわかるけど、そのためにも今がんばらないと」


「う……すまないっす」



「で、はぐれ狼のBP覚えてる?」


「え、えっと確か3000程度だったはずっす」


「だよね、私もそれくらいだったと記憶している」



 お互い同じであればほぼ間違いないだろう、それくらいのBPなら今までの攻撃を見るに20分もあれば削りきれるはずだ。



「う~ん……でも小町さんが……いやそうかナタか……」(白雪)


「くっ」(皆川)



 皆川が懸命に攻撃を防御し、足を止めようとするが逆に止めきれずにふっとばされる。



「どうするの!? このままだと先にこっちの体力とMPが尽きるよ」(皆川)


「皆、聞くと『なるほど』と納得する話と、『悪い話』と、『浩平の性癖』の話どが聞きたい?」(白雪)


「おい! 最後のはなんだ!?」(加藤)


「まぁ最後以外どっちも同じ話なんだけどね」(白雪)



 こんな状況で余計な手間取らせるな!」(加藤)



「で、どういった話!?」(長谷川)


「多分小町ちゃんと、須藤君以外ダメージがカットされてる」(白雪)


「マジ!?」(加藤)


「どういうことよ?」(皆川)


「問題は武器だね、レンタルソード。多分ダンジョン由来の武器じゃないとダメージカット(ダメカ)されてるみたい」(白雪)



「マジ? つまり素手で殴った方がダメでた?」(加藤)


「さぁ? 多分どっちもどっち。須藤君くらい無いとそこまで差はでないと思うよ。それに素手で殴れる?」(白雪)



「行動変化のタイミング的に、小町ちゃん以外の誰かの攻撃でLP入ったんだろうね。微妙過ぎて誰もわかんなかったんだろうけど」(白雪)


「その仮定を基に元々の狼のBPと今までの攻撃内容から逆算したところ6割はカットされてるね」(白雪)



「マジかよ。それで後どれだけ残っているんだ?」(加藤)


「脚のBPは残り200位、小町ちゃんの鉈を須藤かミーナに貸してもらって、どうにか足止めして集中攻撃すれば削りきれると思う」(白雪)


「だったら私に……いや須藤の方に貸してやってくれ、まだ私より体力残っていると思う」(ミーナ)


「須藤君も小町ちゃんもそれでいい?」(白雪)


「良いわよ、そろそろ手が痺れて握力が入らなくなってきちゃったのよね」(小町)


「わかりました」(須藤)



 小町から渡されたゴブリンの鉈を手にとる。須藤が大柄なため総体的にナイフのように小さく見えるから不思議だ。



「足止めはどうする!?」(加藤)


「餌をさし出せば食べるかな?」(長谷川)


「加藤、お前のことは忘れない」(黒田)


「ありがとう、君の犠牲は無駄にはしない!」(皆川)


「喰われろと」(加藤)


「いーから早く決めてくれ!」(ミーナ)



「で、冗談抜きでどうするよ?」(加藤)


「前衛じゃ当てられないから私か長谷川君の魔術でどうにかするしかないね、七森君は気絶しているし陽子ちゃんは多分当てられない」(白雪)


「僕はもうだめ、最大MPが残っていない。あと1発が限界」(長谷川)


「私はMPは残っているけど、体力は残ってないよ。多分撃ったら反動でまともに当たらない」(白雪)


「どっちもだめじゃん」(加藤)


「すくなくともどうにか出来るのは花籠さんの方だね」(長谷川)


 

「じゃ、浩平お姫様抱っこでよろ」(白雪)


「なんでそうなる!?」(加藤)


「自身で支えられない以上、誰かに支えてもらうしかないじゃないか。須藤君はアタッカーに回ってもらうから、一番戦力的に低いのは浩平だろう?」(白雪)


「おんぶで魔術放ったら結局反動で後ろにのけぞっちゃうし、正面から私と抱き合うかい?」(白雪)



「ぐぅ……」(加藤)



 ぐうの音をだすのが精いっぱいだった。



「それじゃ皆川君! 千鶴ちゃん!」(白雪)


「「【チャージ】!」」(皆川・千鶴)



 作戦を飲み込んだ2人が【チャージ】で突進する。『はぐれ狼』はそれを嘲笑うかのように空へ飛んで逃げる。だがそれでいい、当てるのが目的ではない。逃げ道を消して空へと飛び立たせるのが目的だ。



「長谷川君!」(白雪)


「【ストーンバレット】!」(長谷川)



 着地地点へと向けて最後の魔術を放つ。それを見た『はぐれ狼』は【2段ジャンプ】でさらなる跳躍をしてそれを躱す、しかし、これではぐれ狼に躱す手段は無くなった。

 


「【ウォーターショット】【ウォーターボール】【ウォーターショット】」(白雪)


「っ」(加藤)



 加藤に抱き留められた白雪が3連続で魔術を放つ。当然のように放っているが連続撃ちはなかなか出来るものではない。加藤も何とか3度目の魔術まで姿勢を維持する。


 本命は真ん中の【ウォーターボール】だ、【水魔術見習い】の称号で得られる称号依存スキルでありメンバー中最高の威力を誇る。


 しかし魔術ダメージは全てのBPに分散されてしまうためダメージソースとしては微妙だ。


 だが3連続で放たれた魔術は『はぐれ狼』の前足が地面に当たる直前にかなりの衝撃を加える。前足から着地しようとしていた『はぐれ狼』は無様にバランスを崩した。



「いまだ!」


「はいっ!」



 長谷川の声にあらかじめ詰めていた須藤が走り込み、その渾身のちからで鉈を後ろ左脚に叩きつける。


 続けてミーナ、黒田の順に時間差でスキルを叩き込むとすぐに離れる。直後に皆川と千鶴のチャージが左後ろ脚を捉えた。



 鮮血が舞い、ついに2人の攻撃は左後ろ脚の皮を貫き破り骨にまで達した。4足であるため倒れはしないが、後ろ脚を潰された以上逃げ回ることは出来ない。


 それでも『はぐれ狼』はプライドなのか満足に動かない脚でも気丈に戦おうとする。


 それはこのあと完全に倒すまでにさらに10分程が必要になったといえばその壮絶さがうかがえるだろう。


 最後まで抵抗をつづけた『はぐれ狼』はついに灰へと帰って逝く。



「はーしんどーー!」(加藤)



 加藤、黒田が次々と寝転がる



「なんか、アルラウネといい俺達って当たり引きすぎじゃね?」(黒田)


「確かになー」(加藤)


「もしそれが、偶然じゃないといったら?」(白雪)



「なんだよ、急に」(加藤)


「私達は転生者だよ、誰かがこれを引き起こしたとしたら?」(白雪)


「「「……」」」


「うっ……」(七森)


「健兄ぃ!」(ミーナ)



 七森が目を開けたときに皆が自分を心配そうに見ていた。その光景を見たときに自分がなんであんな行動を取ったのか(わか)った気がした。


 前世の学校ではミーナは不良という立ち位置だ、しかも両親、祖父、会社員にいたるまで。唯一七森健だけが穏健派として存在していた。


 そのせいで健は、腫物を扱うかのように敬遠されていた。ミーナと何かあった時に仲裁してもらうためだ、おかげでいじめの対象になることはなかったが逆に友達も出来なかった。


 逆にミーナと縁を切る事など出来ないしする気もない、彼女もまた自分からすれば物心ついたときから妹であり。仲の良い兄妹だ。


 居心地が良かったんだ、転生してミーナが恐れられてもおらず、自分も仲裁屋としてではなく七森健としていられるこの空間が。



「お、宝箱出てる」(皆川)


「お~何出てた?」(加藤)


「ちょっとまって、今開ける」(皆川)


「う~ん、どっちの毛皮だこれ?後は……大剣はさすがに無いけど、お! 小剣の方は出てる!」(皆川)


「おお! 誰か使いたい人?」(加藤)



 『はぐれ狼』のドロップ品は、『はぐれ狼の毛皮』か『狼の毛皮』どちらかだ。『狼の毛皮』は通常のフォレストウルフも落とすため、態々とこのために狙う人は居ない、いわば外れだ。


 だが『はぐれ狼の毛皮』であっても加工しなければ意味がないため残念ながら今の加藤達には猫に小判だろう。



 もう片方のウルフダガーの性能は以下の通りだ、


 ウルフファング:切:0  刺:18 打:0 重量:0.3kg EMP:4 PAS:0 刃渡り20cmの短剣。腱力+2



 三角錐(さんかくすい)の刃をした刺突に特化した短剣。重量が0.3kgと軽く、取り回しやすいが、刃? の形状が独特でピーキーな武器といえる。


 暗器として使用されることが多い。



 低ランク帯では珍しく身体パラメーターにボーナスがある。レベル判定には装備で足されたパラメーターも含まれるため一足先にHPやMPを上昇させることが出来る。当然装備を外すとレベルも元に戻る。

 


「使いたい人が居ないなら私が使うにゃん」(ミーナ)


「他に誰も居ないみたいだし、いいんじゃない」(皆川)


「とりあえず今日はもう帰るか。疲れた」(加藤)


「「「賛成~」」」


「さて、それじゃ、帰りがてら武器について推測を説明しようかね」(白雪)


「おー」(加藤)


「まず、ダンジョン学で優子先生が言ってたように4層から銃が効かなくなる」(白雪)


「そうらしいな」(加藤)


「うん」(長谷川)



「あれはモンスターも4層からBPを纏うからだろうね。実際アルラウネはBPのような硬さはなかっただろう」(白雪)


「確かに」(加藤)


 

 BPが有る場合手ごたえが違うため余程鈍くない限り大抵の人は気付くだろう。



「で今回レンタル武器のダメージが著しく低下していた」(白雪)


「まー実際1時間近く戦ってたしな」(加藤)


「少々杜撰な計算だけど40%程度にまで減衰しているように見えるね」(白雪)



「かなり減っているにゃ」(ミーナ)


「でも通常のフォレストウルフはそこまで減ってるような感じはしなかったな」(黒田)


「言われてみれば確かにそうですね」(千鶴)



「ダメージの計算には【抵抗値】が含まれているからね『はぐれ狼』は結構高めなんだよ」(白雪)


「6層の『火喰い鳥』並みにあったはずっす、さすがにミーノータウロスには劣るっすけど」(陽子)


「フォレストウルフは?」(皆川)


「4層のモンスターとほぼ同じっすね」(陽子)


「そうだったんだ」(皆川)



「『はぐれ狼』だけ高いんだ?」(長谷川)


「それは置いておこう、なんで高いかなんか知らないし」(白雪)



 陽子の目が泳ぐ、大抵意味の解らない強化の原因はテスター時代彼女がやらかしたからだ。


 「犯人は陽子」開発の間で合言葉になるほどテスト期間中彼女の報告件数は多く。そして色々やらかしている。


 それでもEMPの実装等ゲームとして面白味を増すやらかしも多いため実際開発側からの信頼は高い。



「ここからは推測になるんだけど、DRDではそもそもダンジョンに関連無い装備というものは無かったんじゃないかと思う」(白雪)


「そういえば現実のSKハンズの商品は、きっちりD鉄鉱を使ったものとそうでない物で別れてたね」(皆川)


「確かに」(長谷川)



「つまり、通常の鉄鉱石を使って作られた武器は【抵抗値】で激しく減衰するんじゃないかと思うんだよ」(白雪)


「じゃぁD鉄鉱で作った銃なら効果ある?」(長谷川)


「それは解らないね、銃はまた別物だからね」(白雪)


「ソウデスネー、ボウガンもありませんでした」(メリッサ)



「他にもあると思うんだよね、スリングショットや、ブーメラン、槍投げ器」(白雪)


「手近なとこだとスリングショットや槍投げ器かね、槍なんかも先端を削って尖らせただけのもの、鋼の刃を付けた物、ダンジョン産のものを使えば全てに効果が有るのか無いのか」(白雪)


「とりあえず各自の最初の学費10万円をクリアしたら色々試してみたいとこだね」(白雪)



「そう言えば、美々さんは『火喰い鳥』だっけ? あれに石投げてたわね。当たらなかったから効果あるのか判らないけど」(小町)


「あー最も原始的で試し易いのがあったね」(白雪)


「でも狼が死ぬまで石投げつけるとか出来るの?」(長谷川)


「無理!」(加藤)



……………………………………………………



 東郷史郎は再び小ダンジョンに挑んでいた。



「ははっ、どうした? 後ろががら空きだぜ」



 召喚されたミーノータウロスに気を取られてるゴブリンを背中から剣で突き刺し倒す。



「良し、ミーノータウロスでも充分ゴブリンの相手が出来るな。だがやっぱり高レベルだった時のパラメーターの感覚とのギャップとスキルが使えないのが痛いな」



 それに気がかりな問題がもう1つ、既にストーリーモードの1年が始まっていることだ。


 冷静になって考えてみると時雨とは2歳差、自分が中学3年だから自動的に時雨は高校2年となり、ストーリー開始時の年齢と一致する。

 


 今の主人公がどのルートに進んでいるかその動向が解らないというのは痛い。


 東郷史郎の記憶を探ってみたが、そもそも成長値が低くて捨てられた人物だ。実家はもちろん、頼れるようなダンジョン学園の生徒も居なかった。


 となると希望として残るのはホワイトスノウ(白雪)一択となる。同じ転生者ならシナリオのことも知っているはずだ。



 問題はどうやってコンタクトを取るかだ、今の史郎は大ダンジョンに挑むことは出来ない。


 大ダンジョンに挑むためには小ダンジョンを規定数クリアしなければならないが、まだ小ダンジョンでもボスに挑むのは厳しいだろう。

 

 探索者センターの華族棟を通ればノーチェックで入れるとは言われているが、家を追い出された史郎では無理だ。



 そもそも息子を成長値が低いからという理由で追放する事自体汚名だと前世の史郎は思うのだが、成長値の上振れ下振れは時々発生することだ。


 もしその理由で盛大に叩くといざ自分の子供が下振れしたときにお返しとばかりに叩かれることは明白だ、自身のためにも口を噤む(つぐむ)しか無いだろう。


 さらに日華は元より日本のテレビも新聞もどこかの公爵家に握られているのだ、先の理由から他の貴族の醜聞を流すことは出来ない。



 唯一日本ダンジョンテレビだけがどの公爵家にも属していないが、あそこは貴族関連の話はしない。


 ダンジョンで会えないのなら街中で会うしかないだろう。しかしホワイトスノウがよりそうな場所はSKハンズくらいしかわからないし実際あの人込みから探すのは無理だ。


 寮かダンジョン学園を張っていればいずれは会えるだろうが、その分時間を消費してしまう。それに会えたからといって協力してくれるだろうか?



 もし、見返りを求められたらこちらから出せるものが無い。相手も転生者なのだからゲーム情報は向こうも知っている可能性が高いし、戦力として協力することを要求されても大ダンジョンに挑めないのだから応えることは出来ない。



 金なら多少は出せるが、ホワイトスノウはDRD有力クランのサブマスターだ、当然実力もあるから稼ごうと思えばいくらでも稼げるだろう。


 なによりホワイトスノウは別な面でも有名だ、セクハラ大魔王だとか狂人、変人としてどれだけ掲示板を賑わせたかは数えきれない。まともに交渉出来るかも不明だ。


 もし噂通りの人物であれば、逆に面白がって積極的にシナリオを壊しにかかる可能性だってある、それくらいタチが悪い人物として有名な人間だ。


 クランマスターのユーシス(加藤)の言うことなら割と素直に従ってくれるらしいが転生している可能性は低いだろう。


 むしろユーシスの方はまともな人間らしいので、転生していたらそちらと交渉したい。



 これだけでも頭が痛い問題だがもう1つ心配事がある。


 ロスト明けに一応大事を取って保健室に行って精密検査を受けるよう担任に言われたので、精密検査してもらったのだが、そのとき保険の先生から言われた言葉だ。



「史郎君何か変わったかしら?」


「そうですか?」


「ええ、人生に深みがましたというか、何か中学生と話しているように思えないのよね。以前の史郎君とは違うと言うか、気を悪くしたらごめんなさいね」



「いえ、大丈夫です。ロストしたからですかね」


「あら、史郎君も知っていたのね、ロストすると前世の記憶が蘇るとかいう都市伝説。実際どう? 前世の記憶が蘇ったりした?」



 いたずらっぽく笑いながら言われたが、当の本人としてはそれどころでは無かった。自身がその体験者だし、ホワイトスノウだっているのだ。


 自分達以外に前世の記憶が蘇った人がいる可能性は充分ある。


 もしそんな人に出会ったら、どうしたらいいのか、今から考えておく必要がありそうだ。


 ■ギミック:


 仕掛け、なんらかの条件をクリアしないとモンスターにダメージが入らなくなるような仕掛け。



 ■多分ダンジョン由来の武器:


 こちらの世界で言う「宝具」のこと。ダンジョンから直接産出された武器やダンジョンから鉱石や木材を拾ってそれを使って作られた武器。



 ■魔術適正値と身体パラメーター:


 DRDは身体パラメーターの合計でレベルがきまる。当然貧弱であればレベル2へのハードルが上がってしまう。


 そのためレベルの計算は身体パラメーターの合計に魔術適正値を掛けたものを計算につかうことでバランスを取るため。


 また身体パラメーターの成長も、行動によって変わることはなく今の身体の特徴を引き継ぐ形で成長するので、最初から身体パラメーターが低ければ身体パラメーターの成長も遅くなる。


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