第002話:自己紹介
五十嵐優:ゲーム中の主人公。仲間思い。
平岡昭義:F組の担任。なんだかんだで生徒思い。
■ストーリーモード:
DRDには基本2つのゲームモードが存在する。
複数のプレイヤーと同じ世界を共有し時に協力し、時に敵対しながらダンジョンの最下層を目指すマルチプレイモード。
主人公になりきり女性NPCと仲良くなりながらハッピーエンドを目指すストーリーモードの2種類だ(女性主人公のボーイズゲーもある)。
しかし、DRDの売りはリアルな戦闘であり、ターゲット層はリアルなダンジョン探索を味わいたい、もしくはリアルな戦闘を楽しみたい、そんな人達だ。
そのため当初は「プレヤー層と合わないのでは?」と思われたがわりと好評であった。
理由としては他のプレヤーがいない分、変な邪魔が入らず純粋に楽しめること、NPCの仲間がいることで本人の技量不足で詰むことがない点もあげられる。
そのためマルチプレイモード目当てで始めたのに、ストーリーモードにはまってしまった人もいる程だ。
ストーリーモードのアバターは固定されておりマルチプレイモードのアバターは別に用意する必要がある。
マルチプレイモードはストーリーモード卒業後と公式では発表されているが、背格好はおろか下手をすれば性別まで変わる。
卒業後何があった!?
五十嵐が緊張した面持ちで教壇の前に立つ。
自己紹介もストーリーモードのイベントの1つだ、本来は決まった選択肢の中から1つを選ぶのを数回繰り返すのだが、選んだ選択肢によってプレイヤーの初期パラメーターが決まる。
例えば「力に自信がある」と選べば筋力が、「体力には自信がある」と選べば持久力が高いキャラクターになる。
ストーリーモードをやり直すたび初期状態にリセットされるが、クリアまでに倒したモンスターの経験値はマルチプレイモードに加算されるため全く無駄になるわけではない(アイテムも一部引き継がれる)。
むしろどうしてもレベル上昇が停滞してしまった場合は、ストーリーモードを周回して上げる人もいた。
(ちょっとストーリーモードでレベル上げてくる、べべべ別に風音を落としたいからやるわけじゃないからな! 本当だぞ! レベルを上げるためだからな!)
(そういって喜々としてストーリーモードを周回したK君は元気だろうか……)(加藤)
「ハックション!!……失敬」(黒田)
「くしゃみ助かる」(白雪)
「おまえのくしゃみは誰も救えない」(加藤)
「ひでぇな、おい」(黒田)
軽く笑いが起きる。このおかげで緊張が取れたのか改めて五十嵐が自己紹介を始める。
「五十嵐優です。前衛希望で得意な武器は片手剣です。父さん母さんのようなすごい探索者になっておじい……家族を安心させたいです」
「そしていつか最強の探索者になりダンジョンの最下層に到達します!」
(へ~。主人公ってリアルだとあんなセリフで始まるんだ……。確か両親がダンジョンから帰らなくて祖父母の世話になってたんだっけか)(加藤)
(本人は探索者になって安心させたいとか言ってたけど祖父母は本心では反対してたっけ。そうだよなぁリアルだもんな、ゲームと違って死ぬんだよな……命がけか……)(加藤)
ゲーム世界転生という普通ではありえない光景にどこか舞い上がっていた頭の芯が冷えてくる。
ゲームであれば多少のペナルティはあるが死んでも復活できるので問題ない。
だがリアルでは……そこまで考えて加藤は頭を振って考えを正す、ダンジョンでなくても死は身近に存在するものだと。
『階段を踏み外した』、『お風呂で眠った』、『居眠り運転にまきこまれた』、日常でも死因はそこら中に存在する。
確かにダンジョンの方が死は近いかもしれない、だが既に入学してしまっている以上逃げることは出来ない。
どのみち逃げられないなら立ち向かった方が悔いは残らないだろう。
それにダンジョンでレベルが上げれば死ににくくなる。それなら死なないために強くなるのではなく楽しいことをするために強くなろう。
幸い同じ境遇のプレイヤーも他にたくさんいる。1人より2人、2人より3人、やれることも増えるはずだ。
「今配っているのが探索者カードだ。自分のを貰ったら指紋認証の設定を行うように。あと探索者カードはいつも肌身離さず持っているように」(平岡)
(あれが探索者カードか、ゲームではあれでパラメーターとか確認できたはずだけど、リアルだとどうなんだろう?)(加藤)
(フルダイブシステムでも人間の筋力なんかは正確にはわからなかった、調べたりできるんだろうか?)
探索者カードを貰った時に確認したが、加藤が懸念していたパラメーターの項目は無かった。
探索者カードといっているが見た目は完全なスマートフォンである。中身も普通のスマートフォンと同じように電話としても使える。
最初から登録されているアプリの中には判明しているモンスターの情報や、探索の役に立つ事が見れる『探索者アプリ』や、ダンジョン学園の『生徒名簿』も入っている。
「それじゃ次石田~」
先生が次々名前を呼びながらセッティングがてら自己紹介をさせていく。
「次遠藤~」
返事と共に2人の女生徒が一緒に立ち上がる。なんというか片方は女性にしては背が高く、もう一方は小学生を思わせるほど低く、ちぐはぐな2人だ。
先程のDRD挨拶のときは背の高い方が、低い方に抱き着かんばかりの勢いで喜こんでいた人達なのでプレイヤーだと思われる。
「あ、しまった2人いたか」(平岡)
「かまわんよ、姉妹じゃからの。妹の遠藤美々じゃ、姉共々よろしく頼む」
「楓です。お姉さま共々よろしくお願いします」
(えっ何どゆこと? 妹なのにお姉さま? しかも『のじゃロリ』とか。同い年ってことは双子? でも顔も全然似てないしどゆこと?……どゆこと?)(加藤)
しかしクラスの混乱を他所に彼女達はカードを受け取ると普通に席に戻ってしまった。
(とゆうかスルーして進める先生すげぇ)(加藤)
その後加藤含めて自己紹介が続いていく。
先のゴリマッチョは須藤晃と言うらしい、体形からは信じられないほど丁寧な挨拶だった。
「次七森~」
今度も2人が壇上に上がる、しかし今度は男女のペアだ。担任はもう2人でもそのまま行く事に決めたようだ。
「七森瑠々朱…………私のことはミーナと呼ぶにゃん、本名呼んだら殺す……にゃん」
いきなり物騒な自己紹介だった。今度は男の子の方だが……
「…………」
何も喋らない。慣れてるのかミーナがホローする。どうやらこちらも知り合いらしい。
「こっちは七森健、従妹だにゃん、かなりのコミュ障だから喋らないのは気にしないでいいにゃん」(ミーナ)
そんな紹介でいいのだろうか? しかし、健と呼ばれた方は気にしたそぶりもなく、それどころかコクコクと頷いている。
「次花籠~」
「は~い」
白雪が軽い返事と共に立ち上がるとどよめきが上がる。
頭をすっぽり覆う黒いフードに色のついたゴーグル、厚手の黒ローブ、黒手袋、脚はローブで隠れて見えないがきっとなにか履いているのだろう。
頭の上から下まで黒ずくめで、影が実体を持ちましたと言われれば納得する程一切肌がさらされていない、そして皆の前に出ても脱ぐ様子が無い。
「花籠白雪って言うっぴ、名前の通りの色なのら、希望ジョブは漫才師だぴょん。超しっかり者なのでボケ役を探してるんパンジャンドラム」(白雪)
クラス全員がどう表現していいのかもわからないポカーンとした表情になった。黒ずくめで怪しい人間がおかしい発言をしている。
すくなくとも笑う人は……いた。白雪の隣の席にいる双子の姉妹が笑っていた。それも愛想笑いではなく本気で笑っていた。
「え~と花籠は体質の問題で肌を隠しているそうだ」(平岡)
(……うん。さすがは我がクランのサブマスターにしてZZ美人(残念地雷女)の名をほしいがままにしていた女)(加藤)
白雪はDRDでは相当な美人だった、とはいえDRDでは自分でもアレンジできるため素顔は解らないが。
なおヒロイン達NPCはプロが手掛けている。
「ハァーイ! メリッサ・オーランド言います。アメリカからのきこーくしじょデース。ヨロシクオネガイシマース!」
テンション高く話しているが、何故か泣きはらしていたかのごとく両目が赤かかった。
(プレイヤーかな? 帰国子女ヒロインはいなかったはずだし)(加藤)
全員の自己紹介が終わった後F組ヒロインの自己紹介を思い起こしていく。
(F組のヒロインって5人だったかな? 幼馴染の吉野さんに……三島さんに……)(加藤)
■吉野織姫
「吉野織姫です……そ、その、よろしくお願いします。あまり表立って戦いたくはないので支援を頑張りたいと思います」
(まずはメインヒロインの吉野織姫さん。主人公の幼馴染ポジだ。ピンクのストレートヘアで童顔系の巨乳美少女だ)(加藤)
(うん、ありきたりだね。学園に入学したのも主人公が心配だったからだし、イベントも不良にナンパされたり、貴族の変態オヤジに目を付けられたり、お約束てんこもりです。というか高1であの胸はすげぇ)(加藤)
(ギャルゲー好きじゃなかったし、彼女攻略したらずっとオンラインモードだったなぁ、一応攻略本は読んだことあるけど、こんなことになるなら一通り回っとくんだった)(加藤)
■三島風音
「三島風音だ。刀術の道場に通っていた。刀を使った接近戦が得意だ。よろしく頼む」
(三島風音さん、茶色の髪をボブカットにした侍ガール。釣り目の凛々しい顔立ちをした美少女だ)(加藤)
(曲がったことが大嫌いで貴族問わずに噛み付く狼系女子だったかな? イベントも大抵横暴な貴族や、うぬぼれた探索者に嚙み付いてトラブルになる感じらしい)(加藤)
■日陰忍
「日陰忍です……。え、えっと、その……よ、よろしくお願いします……」
(いわゆる目隠れ系気弱美少女だな。あきらかに探索者には向かない子なんだけど、なんで学園に入ったんだろう? 理由あったっけ?)(加藤)
(ストーリーは確か主人公の何の気ない一言で好意もって、主人公の横に立てるよう頑張ろうってベタな話しかなかったはず……後で誰かに聞いてみるか)(加藤)
■愛宮由美
■愛宮沙耶
「「こんにちは、愛宮ユサミヤです」」
「「「え!?」」」(クラス)
「「愛宮「「「同時はもういい!」」」
「……コショコショコショ」
(なんか耳打ちしだした)
「彼女は愛宮由美。激甘ハバネロのような性格ですと言っています」
紹介された方、由美はすまし顔でカテーシーをしている。
(なんで自分で言わないかな? ていうか激甘ハバネロって何!? やべえ、まさか白雪の同類か?)(加藤)
今度はもう片方が由美に耳打ちをする。
そのままもう片方が紹介するのかと思いきや
「彼女は愛宮沙耶。社交的で根暗な性格と言っています」(白雪)
「お前が言うのかよ!」(加藤)
「「というわけで皆さんよろしくお願いします」」(愛宮姉妹)
(双子ってこんな性格だったのか……もうちょっとまともな性格だったと思っていたんだけど。まさか双子転生者!? いやいや、さすがに無いだろ)(加藤)
愛宮姉妹のストーリーはどちらかを攻略すると必ずもう片方が敵となり殺さなければならなくなる暗めのストーリーだった。
加藤は双子ルートは攻略していないが、攻略ページからこの話を知っており、そんなストーリーがあるならもっと真面目な性格だろうと思っていたようだ。
決して白雪の同類などではなく。
■柳伸
「柳伸だ、これからの3年間よろしく頼む」
加藤は特にインパクトもなかったため聞き流していたが初期の五十嵐パーティは吉野織姫、三島風音の他に柳伸という男キャラもいる。
思慮深い常識人だがいつも五十嵐に付き合う形でトラブルに巻き込まれる苦労人だ。女性主人公だと攻略対象の1人でもある。
(そういえば女性版主人公っぽい子はいなかったな……あとで白雪にも確認してみるか)(加藤)
一方黒田の方は密かに感動していた、DRDにはAIなどというものは搭載されておらず各キャラクター達も決まった文句しかしゃべらない。
当然応答も決まったパターンしかない。
ゲームでは自由に会話することが出来なかったヒロイン達。それが今、生きた人間として意志を持ち自由に喋っているのだ、感動せずにはいられなかった。
■村田空馬
攻略対象ではないが、気になった発言をした人もいた。
「俺は村田空馬、特待生だ、既にレベル6に到達している。いずれ認められて十二番目の公爵になる男だ!」
「同じクラスのよしみで配下に加えてやってもいいぜ。あ、でも七森みてーな陰キャは土下座されてもノーサンキューな!」
(なんだあれ? 特待生? DRDにはそんなもの無かったはずなんだけど……プレイヤーがロールプレイしてる? いやでも雰囲気的にはプレイヤーって感じしないな)(加藤)
(さっきのD・R・Dにも反応してるように見えなかったし、敢えて反応しなかった? でも歳相応って感じだしなぁ。いや前世高校生もあるのか? わからん)(加藤)
「さて、今日はこれでおしまいだ。明日はダンジョンに入るための登録を行う、今日はどんなに頑張ってもダンジョンに入れないから気をつけろよ」
「先程も言ったが君達は寮住まいとなる、場所は後ろにある通りだ。寮に着いたら荷ほどきをして明日の準備をしておくこと。以上、解散」(平岡)
(む、今日は無理なのか、なら他のプレイヤーと情報交換したいな)(加藤)
なんて考えていたら。白雪が話しかけてきた。
「やぁやぁせっかくだしファミレスで親睦を深めないかい? DRDサイトの皆で」(白雪)
「お、おう……いいぜ。黒田もくるよな?」(加藤)
(何度見てもその恰好はなれないな……)
黒ずくめの白雪を見て思う。
「そりゃ言い出しっぺだしな。てかあんな恥ずかしい思いしてハブられたら泣くぞ」(黒田)
いつのまにか声を掛けたのか元プレイヤーらしき人が集まってる。これだけいると確かになんとなく周りと雰囲気が違って見える……白雪抜きにしても。
「えっと、それって僕も参加することできないかな?」
話しかけて来たのは主人公こと五十嵐優だ。
「え? なんで?」(加藤)
(あ~確かに主人公ってこんなやつだったな……気になることがあると相手の都合も考えず顔を突っ込んでくる)(加藤)
DRDの主人公は主人公なだけあって、物語の中心でありイベントは彼の視点で進行する。そのためトラブルに巻き込まれる受け身体質だけでは話が進まない。
それに自ら関わっていくような性格でなければ、ただ周りに振り回されるだけの主人公になってしまう。
勝手に進行する小説や漫画であれば、巻き込まれ系主人公もありであろうがDRDはゲームである。毎回巻き込まれるだけであれば操作していてもつまらない。
そのため主人公はいささか心配性であり、友情を大切にする、そして気になる事があれば自ら調べる、そんな性格になっている。
仲間が困っていれば進んで助け、危険な場所に単独で行こうとすれば同行を申し出る。言い換えれば「仲間を信頼していない」とも言えてしまうことになるが……
ちなみにゲームでは助けるか助けないかはプレイヤーの選択次第による。
加藤達元プレイヤーは、言ってしまえばシナリオの異物であり、本来のシナリオには絡まない。
そのためスルーされるかと思ったが……どうやらイベントの一種と認識されてしまっているようだった。
「いや、これから3年間付き合うんだし早いうち親睦を深めた方がいいと思うんだ。助け合った方がダンジョン探索はしやすいと思うし」(五十嵐)
(う~ん。まともに拒絶すると後の展開に悪影響がでそうだし、へたに曖昧に断ると食い下がってくるだろうしな~。なんとか煙に巻きたい)(加藤)
他のプレイヤー達(主に白雪)に目で合図する。
「いや、五十嵐よ、よく考えろ、俺たちがこれから行く場所はファミレス、ファミリーレストランだぞ!」(加藤)
「その通り、とても危険な場所だよ。果たして君についてこれるかな? いや、危険な場所だからこそ君を連れていくことはできない!」(白雪)
「……い、いや、ただのファミレスだろ? 何言ってるんだ?」(五十嵐)
「「ちっちっち!」」(愛宮姉妹)
そこに以外な人から援護射撃が……いや多分白雪のノリに乗っかっただけかもしれない。
「ファミレスを甘く見たらいけない」(由美)
「あそこは魔宮。今の五十嵐君だったら耐えられずに『五十風』になってしまうかも……」(沙耶)
「そうだ! 俺も明日『カロ藤』になってるかもしれない……お前をそんな危険に付き合わせるわけにはいかないんだ!」(加藤)
「五十嵐……もし俺が明日『墨田』になっていたらこの手紙をお前のばあちゃんに渡してほしい」(黒田)
黒田は制服のポケットに何故か入っていた、ポケットティッシュを五十嵐の手に握らせる。
「いや、なんで俺のばあちゃんなんだよ! それにこれティッシュ!」(五十嵐)
「僕も……これを兄方のばあちゃんに」(皆川・プレイヤー)
「兄方のばあちゃんってなんだよ! だからティッシュ!」(五十嵐)
「これを……加藤に……頼む!」(長谷川・プレイヤー)
「直接渡せよ! そこにいるんだから!」(五十嵐)
すでにポケットティッシュ3段重ねだ! 未開封は妙に膨らんでバランスが悪い! そこに無慈悲な四段目が!
「ぐぎぎぎ……あなたの突っ込みなんて認めないから」(白雪)
「……」(五十嵐)
白雪の言葉につっこみを失った(呆然とした)五十嵐を背にプレイヤーは去っていった。
「じゃぁまた明日学校で」(加藤)
「グッドラック」(由美)
「ちなみファミレスどこにあるの~?」(白雪)
「学校出て右に進むとそのうちつくよ~」(沙耶)
「あり~」(白雪)
こうして彼らは最初のイベントを躱すことが出来たのだった。
ティッシュは崩れて無残な姿を床に晒している。
「なんだったんだ?……いったい」(五十嵐)
「……うん」(織姫)
早くもこのクラスでまともに3年間過ごせるのか、不安になる五十嵐だった。
■探索者カード登録の仕組み:
生徒名簿を国に提出、国が探索者番号を発行する、1話で自分の席に置かれた紙のバーコードが発行された探索者番号(兼学籍番号)。
先生がそれをリーダーで読み込むことで探索者カードに生徒情報が登録される。あとは生徒の指紋を登録すれば完了。
個人で探索者になる場合は、自分で国に申請、後日探索者番号が郵送されるのでそれを持って探索者センターで登録してもらう流れになる。
お読みいただきありがとうございます。拙い文章ですが次話も楽しみにして頂ければ幸いです。よろしければ、ブックマーク、評価、感想なんかもお願いします。