第001話:Dive in the Real Dungeon
初投稿です。よろしくお願いします。基本週1のペースで投稿予定です。
(なんだこれ? どこだ? ここ)
加藤浩平は静かに混乱していた。気が付いた時、自分は講堂のような場所に座っていた。
扇状に配置された座席、中央の教壇に人は立っていないが代わりに大きなスクリーンが設置されている。
状況を探るべく左を見る、多分中学生か高校生くらいの男の子がスクリーンを見ていた。
誰だろう? 少なくとも記憶にはない、夢だろうか? にしては感覚がリアルだ、次に右を見る、やはり知らない顔だ。いや、あるか?
何かの手がかりになるかと思いじっと見た瞬間、右隣りの人も顔をこちらに向ける。自然と向き合う形になりばっちりと目と目が合ってしまった。
肩をふるわせ、光の速度で視線を前に戻したのは言うまでもない。
未だ高鳴る心臓を抑え、右側から刺さる視線に「後で因縁付けられませんように」と願いつつ、ここにいる原因を考える。
記憶喪失か? と問われれば、否だ。加藤浩平、32歳、多国籍企業ニュージェネレーション・日本支社・営業所属、記憶はある。しかし直近の事柄が思い出せない。
例えるなら夏休みの最終日にまったく書いていなかった日記を書く気分だ、大まかなことは覚えているが1日1日なにをしていたかが出てこない。
(だめだ、埒が明かない。ここは何処だ? 学校だろうか?)
頭を掻きむしりたい衝動を抑えつつ正面にあるスクリーンを見る。画面には厳つい顔のおっさんが映っており、何か喋っている。
動けるような雰囲気ではないので少しでもヒントはないかと耳を傾けることにした。
(歓迎の挨拶っぽいな? どこかで見たことあるんだよな~あのおっさん。う~ん思い出せない)
『というわけで、会場にいる華族クラスの皆様、人数の都合で会場にいない平民クラスの皆様も華族平民関係なく互いに切磋琢磨し、将来をになう立派な探索者になることを願います。これをもって歓迎の挨拶とします。
ダンジョン探索者育成学園東京校校長 厳山隆夫』
「ダンジョン探索者育成学園」その言葉を聞いた瞬間、電流に似たようなものが脳を走り抜けた!
(そうだ! ゲームだ! 学園長のおっさんかあれは! 出てこないはずだわ~学園長のおっさんなんて入学式のスチル絵1枚だけだったし)
周りが拍手している中思わずゲーム名をつぶやく。
「「DRD」」
本来なら決して被るはずの無い言葉に弾かれたように右を見る。
先ほどと同じように目が合うが、それはさっきの『なんだこいつ?』という顔ではなく『まさかお前も?』という驚きの顔だった。
■DRD:
正式名称はダイブイン・リアル・ダンジョン(Dive in the Real Dungeon)。世界初のフルダイブ型アクションRPGである。
プレイヤーは『なんちゃってヨーロッパファンタジー』よろしく剣や魔法でモンスターと戦う王道RPGだが、珍しいことに舞台は現代日本だ。
プレイヤー達はダンジョンと呼ばれる人を襲うモンスターがいる特殊世界に入り、時に協力、時に敵対しながらその最下層を目指すことが目標となる。
そのストーリーの舞台となるのがダンジョン探索者育成学園(通称:ダンジョン学園)だ、年齢的には高等学校に値する。
DRDの売りは何といってもフルダイブシステム(FDS)だ、従来のコントローラーを使っての操作では自由度は狭く特定の行動しか出来なかった。
しかし、自らの意識を仮想空間に飛ばし、直接体を動かす感覚で操作するFDSの自由度はまさに無限となる。
元々は軍事訓練のために開発された技術で1990年頃に基礎理論が確立し、1996年に第一世代FDSが完成、表向きはよりリアルな救助訓練のためにという名目で自衛隊が主導していた。
しかし事故により実験は中止、FDSは凍結されてしまった。世界で最もFDSの研究が進んでいた日本が凍結したことにより他も鎮火するはずだった……
だが、突如としてアメリカに本拠を置く多国籍企業ニュージェネレーションが安全なFDSを開発し、その商用利用を宣言する。
旧FDSの技術者や、関連企業を吸収したニュージェネレーションは、世界中の政府や研究機関が混乱する中、嘲笑うかのようにそれを無視し、瞬く間にFDSを世界中へと浸透させていった。
当然日本にも上陸し消防、医療、教育、仕事と分野を広げていき、2015年ついに娯楽へとその裾野を広げることが宣言されたのだった。
それから3年後の2018年夏、世界中の注目を集めながら第4世代FDS搭載ゲーム機バーチャルリンクと共に世界初のFDS対応ゲームとしてDRDは発売されたのだった。
同じゲーム名を同時に呟き、見つめあうこと数秒、スクリーンのあった教壇から声が聞こえる。
「それでは、出口に近いF組の方から教室に移動してください」
すでにスクリーンを占めていた校長の顔は無く、代わりに現在の位置と教室への経路が示された学内の地図が表示されていた。画面にはE組とF組と書かれている。
(多分俺はF組だろうな、ゲームでもプレイヤーはすべてF組だったし)
一応確認のため加藤は記章のある左側の肩部分を反対の手で引っ張りつつ覗き込み確認する。予想通り赤色で校章とその上に『F』という文字が確認できた。
色は2年が緑で3年が青となっている。この色はローテーションしているため来年は1年が青になる。
※記章:身分、所属を示す腕に縫い付けられている紋章。基本左腕に付ける。
教室に向かうべく歩き出すと先程の右隣の人が寄ってきた。
「なぁ、やっぱりおまえもプレイヤー?」
「まあね。異世界いや、ゲーム内転生ってやつかな?」
「ゲームにログインしたまま取り残されたって奴かもよ? だけど最後の記憶が曖昧なんだよな……おまえは覚えてる?」
「俺の方もさっぱりだ、ログインした記憶もないし、なんなら昨日なに食べたのかも覚えていない。そもそもDRDの現実解像度はもっと低かっただろ。俺は加藤だ」
「確かになDRDだったら匂いも味も感じないし、もっとつるっとした感じだったな。とするとやっぱりゲームの世界に転生したのか。俺は黒田竜司」
「加藤浩平。他にプレイヤーいると思う?」
「いると思うぞ」
「その心は?」
「まず俺と加藤がいる時点で単体転生はない。もし2人だけの転生ならテンプレ的に加藤は美少女のはずだ」
「なんだそのガバガバなメタ読みは。……俺、多分おまえのこと知ってるわ」
「奇遇だな、俺もだ。あと、しいて理由を上げればあの人かね」
黒田の目線を追うまでもなく一際大きな人が前を歩いている、2mはあるだろう体躯、さらに制服の上からでもわかる筋肉。
隣を歩く黒田も加藤に比べれば顔半分高いが前の人はさらにその上を行った。
(わかるよ。さっきから視界にちらちら映ってたし)(加藤)
「……第三次世界大戦の人かな?」(加藤)
「俺はスパルタン思い出した」(黒田)
「転生者だよな、多分」
「だろうな。あんなに目立つモブがいるわけない」
「どうやってコンタクト取るかだな……」
「そりゃ、これだろ」
黒田が腕を顔の前でクロスさせる
「これかー?……まぁ確かにDRDプレイヤーなら一発だな」
『これ』とはDRD公式挨拶のことである。当然ゲーム内のプレイヤーやNPCの挨拶もこれだ。
”ゆっくりと両腕を顔のの前でクロスさせる、そのままゆっくりとしゃがむ、そしてゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと腕を戻す”
これが正しい作法だ。はっきりいってすざまじくテンポが悪い、しかも笑えない方にシュールだ。
当然プレイヤーからも熱い評価が運営に飛んだ。……しかしその要望は受け入れられなかった。何故これにゴーサインが出たのか、DRD最大の謎である。
有名なエピソードでⅮ組襲来イベントというのがある、D組の嵐山悟という生徒がダンジョンでの雑用をさせようとF組に勝負を仕掛けてくるのだ。
授業が終わり生徒が帰り支度をしているときに、壊れそうな勢いで扉が開き嵐山と舎弟がずかずかと教室に入ってくる。
ざわめく生徒達、そして教壇を陣取った彼は……おもむろに手を顔の前でクロスさせ公式挨拶を行うのである。
これだけでもかなりシュールなのだが、なんとF組の生徒も同時に挨拶を行うのだ、引きでみれば怪しい宗教の集会にしか見えないシーンである。
その後何事もなく、俺達がおまえらを鍛えてやる(奴隷にしてやる)とシナリオが始まるのである。
現実では『DRD式あいさつ』はないようだ。なぜなら始業式の映像で先ほどの学園長がお辞儀をして壇上から下りていったからだ。
公式挨拶なのだから学園長が始業式という式典の場で行わないわけがない。
(安心したが少し残念なのは何故だろうか……? まぁ何を言われても絶対にやりたくないけど。いやこれからやるんだけどさ!)(加藤)
F組の教室は普通の学校とほぼ同じ作りだ、黒板の隣に時間割りが貼られており通常の科目に加えてダンジョン学、実技訓練という項目もある他、金曜は全時間がオリエンテーションと書かれている。
「お~、木曜にダンジョン学、実技訓練なんてあるぞ」(加藤)
「おお、まさにダンジョン学園って感じだな」(黒田)
席は自由なのかと思いつつ見ると、机の左上に紙がおかれていた。名前とフリガナ、生年月日、学籍番号とバーコードが印刷されている。
名前順のようで加藤が自分の席に座ると、黒田がその後ろに座った。男女で机は別れてないようだ。
「なぁ加藤、あの左前の奴って主人公ぽくないか?」(黒田)
「確かにそれっぽいな、といっても鏡の前でもいかないと、まともに顔とか見れなかったから自信ないけど」(加藤)
「公式設定集とかみてないのかよ、ディフォルト名なんだったけ?」
「知らん。隣にいるのはメインヒロインの織姫さんぽいな、苗字なんだっけ?」
「吉野だろ、ところであの近くにいる黒づくめはなんだ?」
「気にしないようにしてるんだから言うなよ……」
視界の先に映る人は黒いフードを全身に纏いゴーグルをしている。
もしこれがデスゲームならテレビ画面に現れて「さて、何人生き残れるかな?」とか言い出しそうだ。
当然そんなNPCはいなかった。あんなに目立つモブがいるわけない(再)。
(生放送かと思われたその映像は録画で正体は最初から隣にいたヒロインだった……とかありそうだな)(加藤)
「主人公やヒロインが転生者ってあるかな?」(加藤)
「可能性はゼロじゃないが……もし転生者ならDRD挨拶でなんか反応するんじゃね?」(黒田)
「よし、じゃぁやるか」(加藤)
「おう、見ていてやるぜ」(黒田)
「いや、おまえもやれよ、死なば諸共だ」
「ちっ、しょうがねぇな、これは貸しだからな」
「無言だと気づかれないだろうし、「D」「R」「D」も一緒に言う感じで。その貸しは踏み倒してやるよ」
「へいへい」
腕を顔の前でクロスさせて!
「「Ⅾ!」」
ざわついてたクラスが一瞬で静かになる。クラスのみんながぽかーんとした顔が腕の隙間から見える。そのまましゃがんで!
「「R!」」
そして立ち上がる!
「「「「Ⅾ~~!」」」」
おっ何人か反応してる。声をだしてないけど腕クロスさせてアピールしてくれてる人もいる。いち、にい、さん、しごーろくななはち……(ちょっ多い多い多い)
「……なんか思ったより多くね? いや多すぎね?」(加藤)
「……俺もこんなに反応するとは思わなかった」(黒田)
(思った以上に反応した人が多いな。前の席でもなんか抱き着かんばかりの勢いで話してるし、いや机に乗り上げて抱き着いてるし)(加藤)
ホームルーム終わった後どこかで話でもしたいな、と思っていたところに影がさした。
「え……っと、今の『DRD?』って何かな?」(???)
(むぅ、さすが主人公、他の人なら目をそむけることに自ら首を突っ込んでくる。それにこの反応を見るに多分転生者じゃないな)(加藤)
「何って、なぁ?」(黒田)
「えーっと、あれだよ、SNSみたいな」(加藤)
(おのれ黒田こっちに振るな!)(加藤)
どう誤魔化そうかと考えていたら、今度は後ろから声が掛けられた。
「説明しよ~DRDとはダンジョン・レア・ドロップの略なのだ。これを入学式から最初のホームルームが始まるまでの間にするとダンジョンで素晴らしいレアアイテムがドロップするのだよ」(???)
振り返るとさっきの黒フードがいた。思わず声を上げそうになる加藤。黒田は肩が跳ねた上に二度見していた。
ゲーム主人公側からは見えていたので、話掛けられたのは驚いたが加藤達程ではなかったようだ。
「……だんじょん、れあ、どろっぷ?」(ゲーム主人公)
(今の声もしかして白雪か?)(加藤)
「ドーモ。黒田=サン。ホワイトスノーこと花籠白雪です」(白雪)
「ど、ドーモ。花籠=サン。剣狼こと黒田竜司です」
「……やっぱり白雪だったのか、ユーシスこと加藤浩平だ。なんでそんな格好なんだ?」
「やぁやぁリアルでは初めまして~。ちょっとした事情があるのだよ~、ま~後で話すさ」
加藤はリリース直後からDRDをプレイしており、クライシスというクランのマスターである。白雪とはクラン立ち上げ時からの付き合いでサブマスターだった。
黒田も別のクランのマスターであり、クラン対抗戦を共に主催したりする仲である。
ちなみに加藤はゲーム時代から白雪呼びである。ホワイトスノゥは呼びにくいのでスノゥでいいかと聞いたら白雪の方がよいと言われたからだ。
あとで「花籠さん」と呼んだ方が良いか聞いたところ「そのままでいいよ~私と君の仲じゃないか~」とのことだった。
「あ、僕は五十嵐……」
五十嵐が加藤達に名乗ろうとしたところで教室の扉が開いて、ワゴンに何か乗せた先生らしき人が入って来る。
「それじゃ席つけー。これから最初のホームルームを行う」
先生らしき人は、学校とその周辺の地図を黒板に張り付ける。何か印が付いた建物があり、学校からその建物までの経路が矢印で示されている。
「それじゃまず自己紹介するが、私は平岡昭義。これからF 組の担任を務めるからよろしく」
「今日の予定だが、これから探索者用のカードを配るので登録を行ってもらう。そのついでに自己紹介もしてもらおうか」
「学校でやることはこれで終わりだが、寮に荷物が届いているはずだ。さすがにみな覚えているとは思うが、寮までの地図を後ろに貼っておく。これから忙しくなるから今日の内に開封作業をするように」
五十嵐は担任の話を聞きつつ先ほどの3人のことを考えていた。
(それにしても変な人達だったな、SNSの繋がりか……僕もなにかやってればよかったかな?)(五十嵐)
(見た目軽戦、重戦、後衛って感じか、僕が軽戦だからバランス的に丁度いいかな? 織姫も誘えば前衛3人に後衛2人の5人か)(五十嵐)
とにかく高位の探索者になるためにはパーティメンバーが重要だ、なるべく早いうちに有能な人達と組めればレベルも早く上がるはずだと考える。
(とりあえずはパーティを組むまではいかなくとも友好的な関係を築ければいいな。情報を教えてくれるだけでもかなり助かるし)(五十嵐)
■パーティ(パーティメンバー):
基本的にパーティとは特定の目的のための集まりという意味がある。DRDにおけるパーティとはダンジョン探索のための集まりという意味を指す。
人数に制限はないが、人数が少ないほど危険は高くなるが分け前は増える、逆に多くなれば安全だが分け前は減る。安全と分配のバランスでこれを決めなければならない。
■クラン:
パーティよりもさらに大きな集まり。全員で一緒にダンジョンを攻略するのではなく、互助会のようなものでメンバーを融通したり、育成に協力したりする。
元々は家族等同じ血統の人々の集まりを指したもの、スラングとして特定のグループやコミュニティを指す言葉からきたもの。
(これから学園が始まる……じいちゃんと、ばぁちゃんのためにも早く一人前の探索者にならなくちゃな……それに父さんと母さんも僕のことを見ていてくれ)(五十嵐)
五十嵐はいつも持ち歩いている勾玉のお守りを握る。昔両親からもらった物だ、ペンダントにして首から下げている。
「……らし、おいっ! 五十嵐!」
「は、はいっ!」
思わず先生の声に反応して立ち上がる。
「何をぼーっとしている! 早く前にこいっ!」
(いけない、考え事に夢中で聞き逃していた。とにかく前にいかなくちゃ)
「机に置いてある紙を一緒に持って来いと言っただろ!」
「す、すみません!」
先生は端末にバーコードリーダーを取付け、五十嵐が持ってきた紙を見て、書かれている内容を確認したあと印刷されたバーコードを読み取らせた。
自動で起動した端末の画面にデータリンク中と表示されインジケータが回っている。
「何をぼさっとしている、自己紹介しろ」
「あ、はいっ! すみません」
慌てて生徒達の方を向いて自己紹介を始める。
(う~、こういうとき大抵一番最初なんだよな……父さんを恨むぜ)
「五十嵐優です。前衛希望で得意な武器は片手剣です。父さん母さんのようなすごい探索者になっておじい……家族を安心させたいです」
「そしていつか最強の探索者になりダンジョンの最下層に到達します!」
……自己紹介する五十嵐を覚めた目で見ている人間がいた。彼は『村田空馬』当たり前だがF組の生徒である。
(あいつ……なんか気に食わねぇな、それにさっきのおかしなポーズやってた奴もだ)
別に五十嵐と会ったことも話したこともない、顔も知り合いに似ているわけでもない、漠然とした感覚だが五十嵐とは仲良くできそうにないということだけは確信できた。
話的には異世界to異世界への転生です。FDSという現在よりも一歩進んだVR技術が発展した現代地球から、ダンジョンが存在する現代地球へ転生した話になります。
■華族:
日本での貴族の名称。1869年に始まり、1947年に廃止されている。華族制度が定められる前は公卿や諸侯となっていた(大納言とか右大臣とか)。
DRDでは普通に貴族と呼ばれていた。ちなみに加藤や黒田は思い出すのに手一杯で聞き流していた。
■メタ読み:
メタmetaとは「超」「包括的な」「上位の」を表すギリシア語由来の接頭辞を語源に持つ言葉、メタ読みとはいわゆる「あるある」的な「こんな話ならこういう展開がくるよな」というジャンルにありがちな展開から先を読むことを言う。
■モブキャラ:
ストーリー展開に関わらないキャラクター。 語源は英語の『mob』主張や意志のない群衆を指す。直訳すると『暴徒』。
お読みいただきありがとうございます。拙い文章ですが次話も楽しみにして頂ければ幸いです。よろしければ、ブックマーク、評価、感想なんかもお願いします。