変わりゆく関係 友人
俺には仲の良い友達がいた。
その友達は、いつも村の外の森にいて、俺が行くと一緒に遊んでくれる。
幼くて物を知らなかった俺は、毎日その友達と遊んだ。
その友達が何なのか知らずに。
楽しい日々はあっという間にすぎさった。
やがて、遠くへ引っ越した俺は、その友達の正体を知った。
友達は人間の敵である生き物、魔物だった。
やがて大きくなった俺は、他の人より体力があったから兵士になっていた。
かつての日々、ボールをもって魔物に会いに行っていた俺は、剣と盾を持って魔物へ向かっていく日々を過ごしていた。