運命に導かれて~第6話~
~百合注意~
(閉鎖空間脱出物)
~運命に導かれて~
~第6話~
私達は、1って書かれている数字の扉の中に入ると無事に次の部屋に入る事ができてー
「やっぱり1の扉が正解の扉だったんだね」
自分の考えが正解だったのが嬉しくてしみじみと呟いてー
「さすがは、紫乃お姉ちゃんです。
紫乃お姉ちゃんだったら勇者になれるかもしれませんね」
アンちゃんは、私の周りを飛び回りながら尊敬した様に私を見つめー
「しのりんは、何故答えが解ったの?」
紅葉ちゃんは、感心した様に私を見つめー
「そんなの簡単だよ。
仲間を集めて次の部屋に進めって言うのは、同じ物を2つ揃えろって意味だよ。
18と-を合わせると18の真ん中に-合わせると
10
-=1って事で
10
1になるって訳だよ」
右手の人差し指を立てて目を瞑り自分の考えを知らせてー
「さすがは、私の紫乃先輩です。
頼りになります」
瑠璃ちゃんは、尊敬の眼差しで私を見つめ
私を瑠璃ちゃんの物呼びをしてー
「さすがは、私のお姉ちゃんだよ。
頼りになるね」
茉白ちゃんも私を尊敬な眼差しで見つめ
私を茉白ちゃんの物呼びをして
茉白ちゃんと瑠璃ちゃんは、互いに見つめ合い火花をバチバチと散らしていてー
「本当に茉白ちゃんも瑠璃ちゃんも仲良しなんだね」
自分から見て茉白ちゃんと瑠璃ちゃんが互いが信頼しあってじゃれながら喧嘩している様に見えて
なんだか猫がじゃれあっているように見えて優しく2人を見つめー
「ところでこのは壁に着いている金庫は、何かな?」
正面の壁に右から順番に金庫が六個並べていて
壁には、『(りたひ+2+"+←)+い=』って書かれていてー
「『(りたひ+2+"+←)+い=』……?
どういう意味なのかな。
さっぱり意味が解らないよ~~!」
紅葉ちゃんは、方程式の意味が解らなくて?マークをたくさん出して混乱する様に悩んでいてー
「あれ、こんなところに手紙が落ちています。
えっと、手紙の内容は……
『このダンジョンをチャレンジしている勇者に手紙を残す。
先に進むのは、良いことだと思う。
でもまわり道をしたり着た道を戻ったり後ろに歩くのも悪くないだと思う。
たまには、整理整頓したら順番に1つづつ片付けたり1つづつ色んな物を数えるのも大切な事だと思う。
悩んだ時は、難しく考えなくて簡単に考えるのも大切な事だと思う。
勇者達に祝福があることを願う。
ダンジョンマスター:ミキ・ジョンポール』
どういう意味なんでしょうか……?」
瑠璃ちゃんは、手紙を読むとまったく意味が解らなくて考え込んでいてー
「まわり道をしたり着た道を戻ったり後ろに歩くかぁーー
でも後ろから歩くだなんて危ないよね。
整理整頓したら順番に1つづつ片付けたり1つづつ色んな物を数えるのってなんだか嫌だなぁーー
だってお金を数えるみたいで意地汚いもん!」
紅葉ちゃんは、手紙に書かれていた内容が嫌だと思って
頬っぺたを膨らませて不満を表してー
「後ろ……?
数える……?
あっ、もしかしてこの金庫がきっと正解の金庫だよ!」
紅葉ちゃんの言った言葉を繰り返すとある事に気がついて壁に着いているお目当ての金庫を開けて
そしたらー……
ーto be continuedー