『俺の生きる意味』
俺の生きてる理由ってなんだろう。
ただ同じような毎日を過ごして、変わりもしない人に囲まれて。
そんな空虚な世界を生きている。
でも、それが当たり前。世の常。
今日も仕事が終わり、俺は彼女の所へ向かった。
彼女は、いつもと変わらずそこにいた。
いつか、彼女がこんな事を言っていた。
『あなたは、いつも笑っていてね。それだけで、私は幸せだから。』
でも、最近は彼女に笑顔を見せていない。
それどころか、会話すらしていない。
話し掛けるが、返事すらしてくれないんだ。
それでも俺は、彼女に話し掛ける。
「今日は、すごく気持ちのいい天気だったな。」
いつものように、彼女は無言で聞いていた。
いや、聞いているかさえ分からない。
「小春日和ってやつかな。」
それでも俺は続けた。だが、やはり返事すらない。
これも含め、俺の当たり前。
「じゃあ、今日はもう帰るな。仕事がたまってるんだ。」
そう言って、俺は部屋を出た。
誰だってこんな状況が、1年続けば慣れるもんだ。
でも俺は、彼女とは別れない。
きっとまた、笑顔で会話できる日が来ると信じているから。
俺は毎日、彼女の部屋へ行った。だが、彼女は相変わらず返事すらくれない。
その代わりに、『帰れ』とも『来るな』とも言わなかった。
そんなある日。
「ねぇ。起きてよ。」
俺は、誰かに揺さ振られていた。
気づかぬ間に、彼女の部屋で寝てしまったようだ。
目を開けると、そこには彼女がいた。
「お……お前、起きたのか?!」
「何、言ってるのよ。寝てたのは君でしょ。」
彼女は返事をしてくれた。
「そ……そうか。っていや、違う!!……どうでもいいや!!」
そう言って、俺は彼女に抱きついた。
「どうしたのよ急に。」
彼女は、困惑した顔をしていた。
「もういいんだ。なあ、今の俺は笑顔か??」
俺は泣いた顔をして、彼女に訴えた。
「いや、しっかり泣き顔よ。」
「あはは。そうだよな。俺!!笑顔になれ!!」
俺は、自分に言い聞かせる様に言った。
「どうしたの??今日の君は、少しおかしいよ??」
「あはは。おかしいよな。でも……涙が止まらないんだ。」
俺は、涙を拭いながら言った。
「あはは。変なの。でも、私幸せだよ。ありがとう。」
気がつけば、もう外は暗かった。
俺は、いつもの世界に戻っていた。
「夢……か。」
そう言って俺は、涙をぬぐった。
「でもな、もう俺……大丈夫だよ。俺は、生きる意味を見つけたよ。
お前に笑顔を見せて、お前を一生幸せにしてやるよ。
だから俺、待ってるよ。
お前が、目を覚ますその日まで。いつまでも。」
俺はそう言って、彼女の寝ている病室を後にした。
誤字脱字や、知識不足による、日本語の間違えなどもあるかと思います。
その点を先に、お詫び申し上げます。
ともて短い小説を、ちょっと書いてみたくなったので、書いてみました。
短い中に、どれだけのメッセージを入れれるかがむ難しかったです。
って、言えるほどメッセージは入ってないんですけどね。
暇つぶし程度になっていただけたのであれば、幸いです。