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何かおかしい

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:何かおかしい


俺は彼女とよくビデオ電話をしていた。


「はぁ〜しくったなぁ。まさかあんなに取られるとは…」

俺はついこの前、携帯電話を変えたばかり。


最新の機種に変えたら、

170,000円もとられてしまった。


その上になおさら、何々プラン、何々プラン…

なんて延々にありやがって、

自宅ワークで生計を立てていた俺には

もうそんなカネの余裕などどこにもない。


結局、携帯カバーすら変えず、

機種を買うので精一杯だった。


その携帯を使って、

また彼女とLINEでビデオ電話を楽しんでいた。


「はは♪そうなのか〜」

「そうなのよ〜♪」

いつもの様に他愛ない会話が続く。


まぁそんなふうに彼女と

喋っている時だけは

現実の辛さもなんとなく忘れて、

ちょっとした幸せに浸ろうとはする。


でも現実のシビアな方にふと目が行き、

また少し落ち込んでしまう俺。


そんなこんなをして居る時だった。

ある日から、ぴたっと

彼女からの連絡がやんだのだ。


「ん?どしたんだろ」


なんとなく疑問に思いつつ、

俺の方から彼女に何度か電話をしてみた。

でもやっぱり出ない。


彼女の友達に聞くと

どうも彼女は今忙しそうにしてるとの事。

「まぁ元気で居るんならそれでイイや」

なんて思いつつも、

ちょっと連絡が無いのはやっぱり寂しい。


とのことで、これまでは

彼女の方から連絡を

よくしてくれてたんだけど、

最近は俺の方から

連絡する頻度が増えていた。

でもやっぱり出ないけど。


そんな日々を過ごすうち、

「…もしかしてあいつ、浮気なんかしてるんじゃ…?」

なんてあらぬ事を考え始める。

こう言う事は男も女も一緒。


俺はふと彼女の家の方へ

向かって歩いて行った。

何度か来たことのある

その彼女のアパート。


アパート前まで来ると、

「あ」

彼女が忙しそうに部屋から出てきて、

ゴミ出しなんかしていた。

ずっと小走りで、

確かに忙しそうにしている。


それを見た時、俺はなんとなく

嫉妬の様なものを覚えてしまい、

彼女のもとへ素直に

行くことができないでいた。


でもここまで来たからと、

会わずに帰るのも何だと思い、

とりあえずいつもの様に

LINEの電話をかけてみた。


「電話に出れるんなら出ろよ」

そんなことも思いながら。


すると…

「あ、はいもしもし〜!」

「おっ、出た。キヨミ!」

数日ぶりに彼女が電話に出たのだ。


「あ、ごめんね〜!最近ちょっと忙しくしててさぁ〜」


「そうなんかよ〜、でも電話に出るぐらいできるだろ?」


「ごめんごめん!その内ちゃんと時間作って会えるようにするから」


「そのうちに時間て、なんだよお前、そんなに今忙しいの?」


喋りながら変に思っていた。

彼女の後ろがぜんぶ暗闇。

今、昼過ぎなのになんで暗闇?

そう思いながら

とりあえずしゃべっていた。


いつもの様に彼女が

機関銃の様にしゃべってくるけど

そのことばかりが気になった。


そして「なんでそんなに暗いの?」

「カーテンでも閉めきってんの?」

と聞こうとした時、

彼女の背後がうっすら

どこかから漏れた様な明かりで

見えたのだ。


彼女の部屋に

観葉植物があるのは知っていた。

その観葉植物が

天井から下へ、

逆さに見えていたのだ。


「………」


彼女の喋り声を聞きながら

ずっと黙って聞いてた俺は、

電話に耳をつけながら

通りの影からまた

彼女のアパートを見上げた。


すると彼女の部屋から一瞬

暗雲の様なものが漏れ出て

それが空気に溶けて行き、

さっきまで人の生活感が

その部屋内になんとなく

感じられていたのだが

それがピタリと

全く感じられなくなった…?


よくわからなかったけど

そんな感じ。


俺はそれを見ながら

なんとなくの疑問と、

恐怖みたいなのを感じた。


「…じゃあね、ちょっとごめんね。また会いにイクカラ…」

最後は妙な声色になり

彼女は電話を切った。


すると間髪入れずに次の電話が。


友達「あ、もしもし??お前、知ってっか!?キヨミがさ昨日、車の事故で…!」



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=hy9GsMaU544

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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