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寮に来てくれた組合の職員から、中級の報酬を無事に受け取り、上級も受けられるようになった。


当初の目的から考えた時、二つの問題が浮上した。


一つ目が、上級の依頼は極端に少なく、流石の私でも一ヶ月掛けないと行けない場所にあったり。


超高難易度依頼しか残されていない。


また、依頼の失敗をしてしまうと、コインを没収されてしまうので、受けられるランクも下がってしまう。


二つ目が、お金があっても料理が作れないと言う、重大な問題にぶち当たった。


市場で野菜を見ても、どんな味がわからないものが腐るほどあった。


塩などの高い香辛料も、独特な物が多い。


この世界で美味しい料理が食べられるレシピが欲しい。

名前が知りたい。


名前さえ知れれば、アレとこれはどこですかと言って、まぁフィーリングで試行錯誤すれば美味しく作れる自信がある。


しかし、料理のレシピも大体は口伝だろう。


紙に書いてあると言うことは恐らく期待しない方がいい。


詰んだかも知れない…


と思った時、天啓が舞い降りた。


学校を卒業して、チートスキルを持った師匠に、美味い料理を作らせれば良いのでは?と。


魂力の謎を解き明かすような、そういった情報と美味しい料理のレシピをトレード出来ればwinwinだろう。


師匠はお金や権力には興味がないから…


そう考えると、学校で勉強する意味を見失った。


この学校に来て分かったことだが、私は魔法が向いてない。


確かに格好が良いしロマンはあるが、今までの人生で魔法を使う場面は一つもなかった。


ここまで来たのに、言ってて悲しくなるが。


師匠の言っていた通り、魂力でこと足りるのである。


戦闘シーンで魔力を使う場面があったのかも考えてみると、まぁ無い。


生活においても、火は魂力で強化した指パッチンで付けられるし、生活水も一時間走れば見つかる。


(前世の良識はあるので、環境に配慮してやらないが)

緊急事態になれば、水脈の位置も特定出来るので、掘り起こせば良い。


それを学ぶ中で気づいてしまったと言うのもある。


後、友達が出来ないのは俺のせいじゃない環境が悪い。


しかし、「学校に自分から入ったのに辞める」では外面がよろしくない。


少しエルフ先生に相談してみよう。


ーーーーーー


「いいよ、何とかしよう。」


五百年のコネ、権力濫用、バンザイ!


エルフ先生だいすき!!!


「代わりと言っては何だけど、お使いを頼まれてくれるかい?」


教國の国境に、高い山があるらしい。


そこに空を飛ぶ竜種の群生地があって、鉱石が数百年感覚で発生するのだそう。


ただ、その鉱石が曲者で、竜種が居ないと発生しない。


つまり、竜種を殺してしまうと、発生感覚が長くなったり、2度と湧かなくなるのだ。


その為ダメージを受けつけない特殊スキルの持ち主に依頼するしかないとのこと。


「私、そんなスキル持ってませんけど?」


「まぁ、君なら何となるでしょ。」


私のことを一体何だと思ってるのか、詳しく聞いてみたい。


「竜種と相対するのは初めてですから、失敗しても文句は言わないでくださいね!」


「ああ、良い報告を楽しみにしてるよ。」



ーーーーーー



学校の制度上、生徒から研究員という扱いになった。


レポートを出して他の研究員からそのレポートが認められれば、研究員から教師の資格を得られるのだそう。


鉱石を取って来てくれたら、共同者としてレポートを出してくれると言う戦略らしい。



まぁ、そんなに世の中甘くないよな。

と思ったけど、


「ただ自分の研究を早く進めたい(早く研究結果を知りたい)から、逃げられる口実を無くしたかったんだよ。

別にやらなくても、卒業資格は出せるけど。」


とエルフ先生は言ってた。


エルフは、魂が固いかもです(わるぐち)

奇しくも、作者と共通の見解に至りました(´・ω・`)

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