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恐らく、私の理論を話ししたとしても、師匠もエルフ先生も、理解出来ないと感じている。


師匠から見れば「自分よりも意識の上」なのだろうけど。


私からすると1を百回割ることが出来れば0.01で、もし相手が十回しか割り算出来なければ私が勝てる。


それは、私にとっての道理だと思う。


先生も、それ以上深く聞かなかった。


「いやー、それにしても、ここまでズタボロになるとは…」


私が地面を蹴って走った後や、軌道修正した時に擦った地面が抉れていた。


後は先生が生み出した巨木を道すがら手で弾いたので、森の方の見通しは少し良いかもしれない。


やり過ぎたかも知れないと思いかけた頃、先生が魔法と魂力を駆使して、元通りにしてくれた。


「これが応用魔法だね。

服の裏に幾つかルーンを刻んでいて、それと掛け合わせて効果を発動しているんだよ。

これも初めて(見たの)かい?」


「す、すごい。

初めてです。」


「はは、君おかしいね。」


全くその通りだったので、少し落ち込んだ。


産まれた時は、常識に沿って生きるって決めた筈だったのに…

いつの間にこんな事に…


「そう言うところも含めて、君は面白いよ。

まぁ、変に道を踏み外して(悪道に堕ちて)、死ななければ大往生さ。」


流石エルフ先生、生きてる年季が違う。

ちょっと元気が出た。


「そうですね…道だけは踏み外さないようにします。

師匠もその辺り、気にしてたみたいですから。」


「勇者やら魔王やら呼ばれた存在は、大変だよね。

好きに生きたら良いと思うけど。」


勇者や魔王が居るのか…どんな存在なんだろう?


「師匠に、同じことを言われたような気がします。」


「気のせいだよ。

慣れない戦いで疲れてるんだろう。


早くおやすみ。」


確かに、今日は初体験がいっぱいだった!


帰ったら、早く寝よう。


「先生、今日は色々と、ありがとうございました。


おやすみなさい。」



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