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師匠の動きが出来るようになった次の日、師匠の技を真似して見せた。


その力は、古い口伝に残された、光力という名の働きらしい。


魂力を消費して、自分自身の力以上の力を発揮出来る、いわばドーピングの方法。


因みに、魂力は使った分、寝ればある程度まで回復するらしい。


師匠は目を光らせて「よし、次の段階に行きましょうか。」と、宣った。


師匠の考える稽古は、大体「ぼくのかんがえた最強のトレーニング法」と言うに相応しい内容であることが多い。


師匠の魂力によって導き出されるトレーニングは、私にとっていつも最適であり、想像を凌駕するほどキツい物である。


魂力が無くなる限界(尚、魂力が無くなると人は死ぬらしい)まで、光力を酷使し、師匠の妙薬によって(門外不出の)奇跡の魂力回復を促され、光力の感覚を最短最速で身に付けるに至った。


その過程で、言語チートが使えなくなった。

師匠の脳筋が移ったか!?と失礼な事を考えたが、魂力が最適化されると、不必要な能力は閉ざされるらしい。


師匠も元々、傷を癒すという魂力も持っていたが、妙薬で癒す事を覚えると、無くなったと言っていた。


7歳になった頃、師匠から戒名をいただく。


私の名前はセ・ヒカリとなった。



ーーーーーー


姉ミドリは命名で、私のヒカリは戒名らしい。


戒名は命名よりも厳密で、師匠以外に名前を教えてはならないのだとか。


親に名前を教えられないのは、寂しく思ったが、教えたら教えた本人と、教えられた人物は國から殺されるらしい。


その事を親に伝えると、産まれた時からその覚悟をしていたらしいが、少し寂しそうな顔が見えた。


私の名は対外的に「セの者」と、戒名を持った人物の特殊な呼び方になる。


また、家族に対しても同様になる。


戒名を授かってから、親の名前を聞かされた。


そして、この世界で戒名を授かるという事は、一人前と認められるという事だ。


母がアオで、父がアカらしい。

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