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【初心者作家向け】なろうで芽が出るために【短編のススメ】

 商業デビューなどを考えている方は全く参考にならないのでブラウザバックを。


 ドーモ。エッセイ読者さん。毛の生えた底辺作家デス!


 同じネタを何度も使うなって?忍殺語って妙にハマりますよね。ハマっているから仕方ないね。


 さて小説の投稿を初めて2ヶ月になりました。日間総合で3作ほどランキングに載ったので調子に乗った作者の戯言です。


 私はアンデルセン神父のセリフをパクって


「俺は読み専でよかった。これを書くことでそうなれるのであればそうしよう。そうあれかし。」


 と以前のエッセイで書きましたがその後の判明したなろうシステムでの注意点や芽の出し方をちょっと考察。面白い作品が大量にあれば自分は書かなくて楽ができるようになるとか思ってないよ(棒)




 自分の書いた作品を沢山の人に読んでもらいたいというのは素人作家である私にもある欲求で殆どの書き手が持つものだと思います。


 しかしながら良いものを書けば読んでもらえる。なんて単純な話にはなりません。良いもの面白いものであることは最低条件とさえ言えると思います。逆に言えば埋もれている面白い作品も山ほどあるということです。そういう作品や書き手に日の目を見てもらいたい。できれば読み専に戻りたい。


 読んでもらえている指標がPVですが最もかんたんにPVを稼ぐにはランキングに乗ることです。だからって不正はいけません。ツイッターに投稿するのは公式に認められているので友人に読んでとお願いするのは問題ないですが、実力がないのに下手に目立ってはこの作者の作品はもう読まないというアンチも増やすことになりますしね。ちなみには私はリアルで小説を書いていることを知っている人は親兄弟を含めて一人もいないのでそんな事はできませんが><


 ポイントがポイントを呼ぶまたはランキングに乗るから読んでもらえるということでもあるのでではどうするかということになります。



 私の書いた作品を例に出しましょう。これを書いている6月13日の15時時点で


 12作目『婚約破棄されそうな公爵令嬢は断罪される前に仕掛けることにしました』

 掲載2日と15時間でPV 18,671、総合評価1868、平均評価4です。日間総合最高61位です。


 一方で


 11作目『トラックに轢かれて死んだ後、神様にチートもらって復活させてもらったけど思っていたのと何か違う』

 掲載9日と15時間でPV 655、総合評価160、平均評価4.1です。


 もっというと12作目が投稿される前日までのPVは一週間で210、前日の6月10日のPVは3、平均評価は3.3、総合ポイントは30点台です。


 殆どが12作目からの流入であることがわかると思います。11作目はあまりの評価とPVの低さにあとがきで愚痴っていたため同情票もあるとは思いますが平均評価を考えると作品の質はそれほど変わっていないと思います。文字数は11作目が6000字超え、12作目は4000字なので労力は1.5倍です。労力に面白さは関係ないですけどね。


 ちなみに余波の影響で11作目もローファン45位に、10作目もコメディ7位になっています。



 ここまで差が出てくるのはいくつか理由があります。


 一つはカテゴリの人気の差です。


 11作目ローファンタジーの初日のPVは115ですが、12作目(異世界恋愛)の投稿後一時間のPVは400です。そして初日のPVが6050、一時間の数字を二度見したほどです。その後、日間ランキングの更新で異世界恋愛100位、日間総合で300位以内になったため爆発的に伸びました。


 総合ランキングに載った他2作品は平均評価が4.3と4.2と書き手としてもこちらのほうがうまくかけたと思っていますし感想のついた数も12作目1件に対して6件と14件と違いますが、異世界恋愛(異世界転移/転生)とコメディというカテゴリのためにここまで読まれなかったという面は大きいと思っています。



 なろうには『発掘者』とか『スコッパー』という妖精さんが住んでいます。個人的にはスコップちゃんと呼んでいる方々ですが、これらの方は評価のついていない投稿後数時間の間に読んで評価をくれたりする方々です。投稿後数時間、最長で一日経過して評価のつかない作品は原則時間をおいても評価されません。すなわち彼ら彼女らの目に止まらなければ作品は基本的に日の目を見ないのです。


 もちろん例外はあって、10作目や11作目のように他作品からマイページを経由して見に来てくれる方などもいますがランキング入りしている人の殆どはどこかでスコップちゃんのお世話になっていると思います。


 このスコップちゃんですが割と偏在していて、カテゴリやキーワードによって発生数が違います。恋愛カテで『婚約破棄』、ファンタジーの『もう遅い』などがあると集まってきますし、人気のないカテでキーワードも目を引かなかればスルーされます。妖精さんと言っても中身人間ですから興味のないものは読まないのは当然ですよね。


 なので芽が全く出ない、PVが伸びないという人は妖精さんの目に留まるにはどうしたらよいかを考えてください。読んでもらえなければ評価もないわけですから。短編は途中で読むのをやめてもPVに残るわけですから、『カテゴリ』『題名』『あらすじ』『キーワード』を工夫するしか有りません。


 私の場合にはネタ小説が多くあらすじを書きすぎるとネタバレになり読む価値が無くなる可能性が高いのでそれ以外のところでより気を使っています。


 キーワードなんかはランキング上位者を真似てみるのも一つの方法です。読まれているジャンルを把握してそれに沿った内容が読者が求めているものでもあるからです。だからといって工夫もない丸パクリでは面白くなりませんけどね。


 理由の二つ目はキーワードの差です。これまで書いてきたように現在のなろうにはいくつかのキラーワードがあります。『婚約破棄』や『ざまあ』、ちょっと流行が去った感じはありますが『もう遅い』などです。前回のエッセイで婚約破棄は取り上げましたがキーワードや題名に入っているだけでPVが爆上がりです。最近の日間総合上位の半数はこれと言っても過言では有りません。ただ一度やると抜け出せないほどの威力があるので用法用量はよく守って使いましょう^^;




 さて次に、読者を獲得していくと固定読者が発生してきます。これは最初から友だちがいる人などで評価してくれる方もそうですが、これらのコアな読者が最も大事な方々です。神棚に祀ってもいいレベルです。毎日感謝の祈りを捧げましょう。


 なろうのシステムで行くと逆お気に入りユーザーというやつですが、お気に入りに登録していなくてもブクマなどで気にしている方なんかも含まれます。この方々は割とコンスタントにポイントをくれます。投稿数時間で100ポイントも入っていればそれをめがけて他のスコップちゃんも見に来てくれます。日間2~300ポイントも入れば総合ランキングに乗るのでそこからは倍々ゲームです。


 100ポイントというと星4評価で12.5人、ブックマークの2点を合わせると10人強で達成します。友達100人どころか30人で毎回ランキング入りも夢ではありません。有名作家さんが毎回ランキングイリするのはこういうからくりだと思います。私にも物語の場合は5人位こういう方がいるみたいです。本当にありがとうございますm(__)m


 エッセイなど好みと違うジャンルでは当然読んではもらえませんからね。


 ここまで色々と書いてきましたがこれまでの話は基本的に短編や完結済の小説の話です。


 以前『連載の不遇』というエッセイでも書きましたが連載作品というのは基本的に読まれないし評価されない。理由はいくつかあります。


 1.読者の目に止まりにくい。

 2.8割程度の読者は星を入れるのに完結待ちである。

 3.つまらない作品やエタったりする可能性を考えて量の多いものに手を出しにくい。


 具体的な話をすると1に関しては読もうのトップをみればわかりやすいと思います。


『新着小説』『完結済み連載小説』『短編小説』とあります。


 新着小説は一日あたり2000件を超える投稿がされます。お気に入りユーザーやブクマをしているような待機待ちを除いて一日10件読むスコップちゃんがいたとしてここで読んでもらえるのは200件に1件(0.5%)です。しかも新着は1000件までなので半日で一定以上の評価を得て、最低でもカテゴリのランキングに載らなければほぼ読まれません。


 これに対し短編で100件、完結済は3~40件です。数日間は残ります。これが連載作品が日の目を見ない最大の理由です。なので新人さんが連載を書いてもそう簡単にはランキングに載らないのです。


 もちろん『カテゴリ』『題名』『あらすじ』『キーワード』の工夫は大事ですが、ここで外部からの読者の取り込みなど、すなわち宣伝を行う必要が出てきます。


 いくつかやり方はあると思います。一つは外部サイトを使うこと。公認されているツイッターなんかもそうでしょうしその他のSNSや他の投稿サイトでうまく目立つ方法があるのならそれもいいと思います。私は全くやっていないのでアドバイスはできませんがリアルを活用するのも手でしょう。極端な例を上げれば芸能人作家が宣伝するとベストセラーになったり有名な賞を受賞するのと同じ原理です。あれはあれで一般作家から見ればずるいと思うかもしれませんが宣伝費も浮いて業界も潤うのでwin-winの関係なのです。


 次に連続投稿すること。半日で物理的に目に止まらなくなり、普通に考えても3時間程度で『新着小説』からの読者の流入は止まります。なので一定の固定読者を獲得するまでできれば一日2~3話、可能であればそれ以上の投稿をすることでカテゴリのランクに載ることです。特に表紙圏内にすぐ乗れるようなカテゴリでは有用な方法です。


 最後に人気カテの短編などを書くことです。


 先程あげた12作目のPVが極端に多かった結果11作目のPVも3倍になりましたが、連載である


『召還聖女は旅に出たい』


 のPVは6月10>6月13で

 3034>5012

 ブクマは16>36になっています。

 12日に一話更新して7話から8話になっているとはいえそれでも一挙に倍増クラスです。

 一日のPVも最高394だったのが、6/12では1136まで上がっています。


 それでもユニークで1000強なのですが30000字かいた連載に対して4000字の短編のPVがおそらく3日で20000超えです。宣伝と割り切って書いても十分な数字だと思います。


 ちなみにブクマのうち未評価が25人なのでうまく完結させられればランキングに載ってくる可能性さえ出てくる数字です(ダラダラやっていくつもりなのでうまく完結させられる自信があまりありませんが^^;)。


 2.に関してはランキングに載らないポイントは無駄であるという方もいるくらいなので一長一短です。ポイントが増えてくれないと目に止まらないけど少しずつ増えたのではある意味無駄というのも本当のことです。とはいえ書き手のモチベーションの維持には繋がりますしポイントはスコップちゃんを呼びます。


 3.に関しては10万字でラノベ1冊と考えるとそれを超えるのはなかなか手を出しにくいというのはあります。文字数もですが100話でギリギリ。200話を超えるとちょっと手を出せないかなと思うこともあります。他の話を読んで気に入った作家さんならまた違いますけどね。そういう意味でも短編で作風を知らせるのは悪くない話だと思います。






 色々書いてきましたが。


「読まれない小説は、寂しいもんな」


 とどっかの杏子みたいなセリフを言いながら、少しでも読者を増やしたい方は人気カテゴリの短編を書いて試してみてはいかがでしょうか?と提案してみます。


 いくら名作を書いても営業努力が足りなければ埋もれますよ。

毛の生えない作家さんの発毛剤になれればいいなと思います。

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